めざせ!2020年のオリンピアン「陸上100mの原石を磨け!」 2015.05.19


東京オリンピックを夢みるアジアの若きアスリートに日本の元オリンピック選手が本気になってぶつかるドキュメント。
今回の舞台はヒマラヤの一角にある王国ブータン。
これまで一度もオリンピックの陸上競技に選手を送り出した事がない。
だが5年後にアジアでオリンピックが開かれる。
合言葉は…ならば開催国のオリンピアンとしてその力になりたいとやって来たのが…体格差をはね返し世界選手権のトラック種目で日本男子初のメダルを獲得。
その経験を伝える3日間のトレーニングが始まった。
そこで出会ったのが無限の可能性を秘めた17歳の少年。
めざすはオリンピックの花形男子100m。
手付かずの原石に走りの基本を叩き込む。
飛躍のきっかけを与えるオリンピアンの教えとは?さあ始まりました。
今回の舞台はなんと海外なんですよね。
このブータンという国なんですけど幸せな国という印象があるんですけど…。
でもちょっとスポーツっていうイメージがなかなかないですよね。
テニス界にブータンの選手っていらっしゃるんですか?もしかしたら小さい大会には出てるのかもしれないですけども。
テニスもどれだけ人口いるのかなというふうに思いますね。
やっぱりアジアのいろんな国々が今までオリンピックで話題になってなかった国もどんどんと盛り上がっていくっていう事なんでしょうね。
ところで為末さんはオリンピック3回出られてるという事なんですけどちょうど杉山さんとかぶってますよね?そうですね。
私も仲いいです。
どんな方ですか?まあとにかく走る事を追求して追求して…。
すごく哲学がある選手で。
やはり体も海外の選手に比べると恵まれてなかったですから大ちゃん…。
あっ大ちゃん…ごめんなさい。
大ちゃんでいいんじゃないですか今日は。
険しい山々に囲まれ伝統的な暮らしを重んじてきたブータン。
しかしグローバル化によってライフスタイルは今大きく変わろうとしている。
学校教育では2000年から体育の授業が導入された。
その結果若者たちの間でスポーツ熱が急速に高まっている。
3年前に完成した国内で唯一の陸上競技場。
へえ〜!唯一!ブータンではさまざまなスポーツの土台となる陸上競技から選手の強化を図る事になった。
楽しそう。
集められたのは中学生や高校生の選手30人。
定期的に合宿を行い基本的なトレーニング方法を学んでいる。
その夢の実現のためブータンオリンピック委員会から招かれたのが同じアジアのオリンピアン…為末は中学時代100mと200mで日本一。
400mハードルに転向したあとはコーチをつけず自ら練習メニューを考え力を磨いた。
そして2001年の世界選手権で見事銅メダル。
現役を引退した今オリンピック開催国の一人の元アスリートとして独自の活動を続けている。
今回参加するのは3日間のトレーニング。
ブータンの選手を見るのはこの日が初めて。
ブータンの子どもたちにとってもオリンピック選手を生で見るのは生まれて初めての経験だ。
世界のメダリストの登場で途端にソワソワ。
ざわついてますね何か。
そうですね。
(為末)ハロー。
トレーニング初日はまず練習を見学。
選手の多くは100mや200mを志している。
だがブータンには短距離種目が専門のコーチはいない。
この日は観察だけの予定だったが…。
早速為末流のトレーニング開始。
オリンピアンみんな黙ってられないんですよね何か。
見学だけってもう無理ですよねいつも。
為末が最もこだわったのは…。
正しいフォームを身につけるためのさまざまな練習方法を教えていく。
前のめりで聞いてますよね。
初日は午前中だけの予定だったがトレーニングは午後まで続いた。
すごい選手たちの目がキラキラしてましたね。
「何だ何だ」ってこうね聞きたいっていう気持ちが。
こっちが見ててもう早速うれしくなってしまいましたね。
為末さん本当はねちょっと初め様子見てって初日は言っていたのにもう早速教えたくなっちゃうこのウズウズ感。
我慢できませんみたいな。
面白い。
おっと!おっいきなり。
こういうの好きだと思いますよ為末さん。
両方ですよね。
実際に教えるのと頭で理解させるという…。
教えがいがあると思うんですよね。
そうなんですよね。
5年間でオリンピックレベルに達する選手は果たしているのか?為末の目に留まった一人の少年がいた。
初日の最後に行われた100mのタイム測定。
体のバランスがいいですよね何かね。
しかしタイムは11秒68。
日本の中学生と比べても決して速くない。
なのになぜ将来性を感じ取ったのか?ビョンビョンビョンって。
地面にトンと着いていかに弾むかみたいな能力なんですけど…。
(2人)へえ〜!為末が指名した今回のネクストエイジ…早速カメラを向けてみると…。
映らないようにみたいな。
かわいい。
かわいい。
おとなしくてシャイな性格。
ところが休憩時間に遊び始めると…。
実はもともと走り幅跳びの選手。
下半身のバネは抜群だ。
練習後タシ選手の家を訪ねてみた。
市街地から1時間ほどの山あいの村に住んでいる。
西洋化が進んでるっていってもまだまだ昔ながらの…。
お母さん若いですね。
お母さん若いですね。
似てるなみんな。
タシ選手は高校2年生。
家に帰ると毎日2時間勉強する。
偉い!ちゃんとスポーツもやりながら。
授業は国語以外全て英語で行われている。
急速な発展を遂げるブータンでは何よりも学歴が重視されている。
すごくすてきですね。
何かこう胸が熱くなりますね。
タシ君も自分の人生を切り開いていくちょうどジャンクションに立っているというかどこなんだろうってまだ明確ではないところあるのかもしれないですけども今のようなねやはり為末さんのような偉大なレジェンドから指導を受ける事によって本当にいいきっかけになると思うんですよね。
いや〜面白い化学反応起こすんじゃないですかね。
おっ何かまた情報が来てます。
へえ〜。
民族衣装みたいな感じですか。
これが高校の制服になるんですかね。
だってもうお顔に出てますもんね。
あっ何かはじけたタシ君初めて見ましたね。
でも表情ははじけきれてないですよね。
全然表情はじけてないですね。
トレーニング2日目。
全体練習が終わるとタシ選手だけを残しいよいよ為末のマンツーマン指導が始まる。
タシ選手はこれまでテレビで見た海外の選手を手本に練習を重ねてきた。
自分の走りを映像でチェックするのは初めてだ。
問題点とは上半身の姿勢。
背中が僅かに後ろに反り返っている。
本当だ。
走る時地面を蹴る力が最も強くなるのは脚の真上に体が来た時。
ところがタシ選手は体が後ろに傾いているため地面に十分力を伝えきれず推進力が弱まってしまう。
初めて触れる専門的なアドバイス。
早速フォームの修正を図るがすぐには直らない。
映像で見ると変わらないんですよね。
自分で意識はしてても。
歩幅を広げるため脚を大きく前に出そうとして背中が後ろに反ってしまうのではないか。
そう考えた為末は…。
今度は上半身ではなく脚を速く回す事に意識を向けて走ってみる。
ちょっと前傾になってる。
なりましたね。
背中は…まっすぐになっている。
すごい変わった。
為末も感心する吸収力の速さ。
ならばとオリンピアンの教えは次の段階へ。
指摘したのは首の角度。
前に倒れている。
倒れてますね。
だがあごは前に出たまま。
一見簡単そうに思えるのだが…。
難しいですよね。
しかし為末はあえて口を出さず本人に考えさせる。
挑む事8本目。
(為末)ストレートストレート。
ストレート。
よくなってると気付いてるか?続いてもう一本。
確かに足先から頭までが一直線になっている。
本当だ。
前より出てないですね。
教えをただ受け入れるのではなく…それこそがコーチに頼らず世界で戦ってきた為末が一番伝えたい事だった。
何かうれしくなりましたね。
教えられた事をただ反復するだけじゃなくてそこに自分なりのアイデアを加えた。
こういった事が一番アスリートとして必要な事なんですよね。
やっぱりこれから伸びるなっていうのを感じさせてくれますね。
翌日。
トレーニングの最後に練習の成果を確認。
為末と共にフォーム改善に取り組んだタシ選手。
さあ。
あ〜怖い!緊張する!さあどうなってる。
(ホイッスル)さあどうだ!やった〜!緊張した何か知らないけど。
緊張しましたね。
あ〜うれしそう。
よかった。
お〜やったやった。
うわ〜よかった。
いい笑顔だね。
すばらしい!こういうのもいいね。
うれしいっすね。
うわ〜すごい。
あっうれしそう。
それがないとやっぱりそもそも信じられないと思うので。
そういうのの僕も繰り返しだったんで。
いい笑顔。
いいVだな。
いや〜よかった。
あの笑顔が全てを物語ってましたけれども…。
やればできるんだ。
こういう少しずつの積み重ねがオリンピックの道につながるという事が実感できるって大きいんじゃないかな。
これタシ君楽しみですね。
そうですね。
何か今日見て思ったのはやっぱり2020年我々のこの日本がホスト国としてオリンピックを開いていく上で何かその勝ち負けだけではない人の絆だったり人の成長だったり感動だったりって生み出していくっていう事はすごく大切な事じゃないかなって思いましたね。
本当ですね。
ついついメダルの数というところに目が行きがちですけどその舞台裏というか裏側にはたくさんあるのかもしれませんよね。
もしかしたらでもこのタシ君が日本の強敵になって現れるかもしれないですからね。
そういうのも面白いですけどね。
最終日。
全体練習が終わったあとも2人の時間は続いた。
腕の使い方。
スタートの姿勢。
教えたい事は山ほどある。
サンキューベリーマッチ。
サンキューベリーマッチ。
東京までの道ははるかに長く険しい。
それでも未来に向かって飛び出せ!2015/05/19(火) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
めざせ!2020年のオリンピアン「陸上100mの原石を磨け!」[解][字]

五輪の陸上競技への初出場をめざすブータンに招かれた為末大は、100mの才能を秘めた少年に出会う。フォーム改善に悪戦苦闘した2人は合宿最終日に記録会に挑んだが…

詳細情報
番組内容
五輪の陸上競技に初出場をめざすブータンから東京五輪に向けた選手育成を依頼された為末大。山岳地帯に作られた国内唯一の競技場で行われた合宿で、100mランナーとして無限の可能性を秘めた17歳の少年と出会う。独力で世界でメダルを取った経験を生かし理想のフォームを伝授しようとするが、悪戦苦闘。だが少年のある発想によって見違えるような変化が…!逆境の中で夢を追うアジアの新星に、最後に為末が贈った言葉とは?
出演者
【司会】北川悠仁,【出演】為末大,杉山愛,陸上競技選手(ブータン)…タシ・デンドゥップ,【語り】山上智

ジャンル :
スポーツ – オリンピック・国際大会
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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