ガイアの夜明け【今こそ、“植物”で人を呼ぶ!】 2015.05.19


「GAIA」…それは息づく大きな生命体。
混沌の時代にも希望を見いだし再生を果たして未来へ向かう。
そこにきっと夜明けがやってくる。
閉店後の館内に次々と植物が運び込まれていきます。
植物とファッションの融合をテーマにしたイベント。
1階のホールがみるみる植物で埋め尽くされていきます。
指揮を執るのが珍しい植物を求め世界中を旅する西畠さん。
時には命がけで入手した植物も使い全国各地でイベントを仕掛けています。
夜通しの作業を終えいよいよオープン。
中に入ってみると…。
デパートがジャングルに変わっていました。
客が次々と吸い込まれていきます。
実はこのイベント他の百貨店との差別化を図るため島屋が集客の目玉に据えたものでした。
植物を使った驚きの集客作戦。
その舞台裏を追いました。
移動距離は地球10周分以上。
プラントハンターの旅に密着。
ほれ込んだ植物とは。
花が売れないなか老舗の花屋が新ビジネスに乗り出した。
特別なバラを使ったスイーツが誕生。
さっぱり人が来なくなった屋上庭園。
1本の木が再び命を吹き込む。
今日は珍しい植物を集めて話題を呼んでいる施設があると聞いてここ代々木にやってきました。
こちらですね。
おおワイルドな木がたくさんありますね。
レストランやカフェやなかなかラフで気持いい施設ですね。
このへんからジャングルが。
うわすごいな。
はぁはぁ…。
どうもこんにちは。
どうもはじめまして。
西畠さんですか?そうです。
江口です。
どうもよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
これは西畠さんがここはプロデュース…。
そうですねはい。
例えばこれ…。
うわでっけ!いちばんひときわ…。
なんだこれはいはいはい。
これがですねボトルツリーっていって。
ボトルツリー?はい。
これこの形のままのボトルツリーということで?そうですそうですまさに。
オーストラリア。
はいなんですけど。
ちょっと触っていいですか?もちろんです。
触ろうが抱きつこうが…。
抱きつこうが。
あ〜。
あっなんかすごいなんかうわ〜すごい。
大型のボトルな感じがしますねこれ。
でしょ〜。
は〜。
この江口さんの後ろにあるこの…。
これまたはい。
長いね。
これはどちらの木ですか?太くならずにね。
これ刈ってるんじゃないんだ。
刈ってるんじゃないんですよこれ。
ナチュラルなんですよ。
ナチュラル…。
ナチュラルなんですよこれ。
将来は原宿辺りからこれが見えるように…。
かもしれないですよほんと。
へ〜。
これなんかまたすごい迫力ですね。
恐竜みたいですね。
ヘヘヘヘ。
は〜これどこの国のですか?100年に1回しか咲かない花って名前がついてるくらいなかなか花が咲かないっていう植物です。
ほとんどジャングルのような庭園ですけどこういった施設を造る狙いっていうのはどんなことなんでしょうか?人が癒やしを求めたり?とかね。
リラックス求めたりとかして。
この庭を造ったんです。
うんなるほど。
はい。
ここにプラントハンター西畠清順さんの拠点があります。
花と植木の卸問屋です。
全国の花宇の5代目として生まれた今年父親から会社を継ぎました。
おはようございます。
(一同)おはようございます。
温室には3,000種類もの植物が常時ストックされています。
だからもうまさにね色のない砂漠にこうバラが咲いたみたいなね。
ここにある植物の7割ほどは海外で見つけてきたもの。
西畠さんは卸だけでなくこうした珍しい植物を使って全国でイベントなどを行っています。
2年前には長崎のテーマパークハウステンボスでこんなイベントを仕掛けました。
夏以外は営業していなかったプールを植物で埋め尽くしたのです。
1か月のイベントで2万人が来場。
ハウステンボスの集客に大きく貢献しました。
実は植物を扱う業界は2000年以降低迷を続けています。
西畠さんは多くの人がもっと植物に触れられる場を作りたいと考えてきました。
三宮駅のそばにある商業施設です。
ショッピングエリアやレストランに加え2,000人収容のコンサートホールや映画館も併設。
地元のランドマークとして神戸市民から長く愛されてきました。
ところが近年周辺に競合施設が次々とオープンしたため…。
フロア作りを任されているのが集客に苦しむ国際会館のなかでも特にある場所をてこ入れしたいと考えていました。
それがこの15年が経っていました。
オープン当時は英国風ガーデンの先駆けとして市民の間でも人気となりました。
毎週のように結婚式も。
多い年で60組のカップルが式を挙げたそうです。
ところが今は庭に出てくる客はほぼゼロの状態だといいます。
庭に面したレストランの利用客は…。
パッと見。
エレベーターを降りるとすぐに庭の景色が広がりますが今や見向きもされていません。
南野さんはもっと魅力のある庭にしたいと考えていました。
神戸国際会館にプラントハンターの西畠さんがやってきました。
寂れた屋上庭園を改装してほしいと南野さんは西畠さんに依頼することにしたのです。
あ〜いいですね。
西畠さん次々とアイデアを提案していきます。
庭に人を呼び込むための明確なビジョンがありました。
外周に珍しい植物を並べることでまずは客の興味を引き庭へと誘い込みます。
そしてこの位置にある巨大な植物を置くことで庭に出てきた客を奥へ奥へと導こうというのです。
その巨大な植物とは…。
この間見せたこのクラスよりちょっと小さめくらいかなというイメージでいたんですけど。
存在感たっぷりのオリーブの巨木を置こうというのです。
地中海に浮かぶ今年2月この島に西畠さんがやってきました。
珍しい植物の買い付けにきたのです。
ここはさまざまな植物を育てている農場。
ヨーロッパでも有数の規模を誇ります。
早速驚きの出会いがありました。
今年2月プラントハンターの西畠さんが珍しい植物を探しにやってきました。
早速出会ったのは数十年に一度しか花が咲かないという変わった植物です。
ここまで巨大なものにはなかなかお目にかかれません。
即買い付けました。
これはたまらないなこれは。
こういうもの売れないけど…。
1年のうち3か月ほど植物を求めて海外を旅する西畠さん。
メキシコ原産のボーカルニア。
とっくりのような風貌から日本では形や状態がよいものを慎重に見極めます。
全部で15本購入しました。
次に訪れたのはオリーブ畑。
きれいな場所やな。
もしここに気に入ったオリーブがあれば神戸国際会館の屋上庭園に使いたいと考えていました。
探すこと1時間畑の奥に来たときでした。
見つけたのは推定樹齢300年の木。
買い付けることにしました。
ところが予想外の事態が。
この隣やねんて。
しかし諦めきれません。
すると所有者に連絡を取ってくれることになりました。
日本に運ぶ場合はコンテナに積むため枝を切らなければなりません。
西畠さん剪定の仕方を細かく伝え日本で返事を待つことにしました。
それから2か月が経ったようやくイタリアから返事がありました。
あのオリーブを売ってくれることになったものの屋上庭園のオープンまでには輸送が間に合わないというのです。
そういうと早速車を走らせます。
向かったのは近くの農場でした。
実はここ会社の温室には入らない大きな植物を育てている場所。
西畠さんが世界中から輸入したものばかりが置かれています。
ここにとっておきの木がありました。
8年前スペインで見つけた樹齢500年というオリーブ。
これまで手放さなかった特別な木です。
オリーブを搬入する日がやってきました。
いよいよ寂れた屋上庭園の大改装が始まります。
一方花が売れないなか老舗の花屋がまったく新しい分野に挑もうとしていました。
私たちの生活に彩りを与えてくれる花。
その市場は今どうなっているのでしょうか。
こちらは花や植木の販売額の推移です。
1980年代からバブル経済の波に乗って売り上げは伸びていきましたが1999年をピークに下降の一途をたどっています。
こうした状況の中花の業界は売り上げを伸ばそうとさまざまな手を打ってきました。
例えば2000年に青山フラワーマーケットが売り出したこのように花を小分けにし小さなブーケとして販売しました。
値段も350円からと安く学校や仕事の帰りに気軽に買えるということで人気となりました。
そして2011年には業界が手を組んでフラワーバレンタインというキャンペーンを始めました。
バレンタインデーというと日本では女性が男性にチョコレートを贈る日ですが海外では主に男性が女性に花を贈るんだそうです。
その習慣を日本に根づかせようという戦略でした。
更にここ数年業界が力を入れているのがこちら。
壁掛けタイプの観葉植物です。
土の代わりにスポンジ状の新素材を使っているため虫もつきにくく水やりも3日に一度で済むそうです。
このように壁に掛けるので場所も取らず人気となっています。
そして今老舗の花屋が特別なバラを使ってまったく新しい分野に挑戦を始めていました。
日比谷公園に本店を構える業界が低迷するなか日比谷花壇の売り上げは2011年を底に今では207億円にまで回復しました。
この日ある場所を訪ねました。
こんにちは。
ここはさまざまなサービスがついた高齢者向けのマンション。
暮らしのなかに花を多く取り入れているのがこのマンションの特徴です。
マンションを彩る花は入居者たちが自ら鉢植えを行います。
こちらはフラワー教室。
認知症の予防などを目的とした独自のプログラムだそうです。
実はこのマンション宮島さんはここ数年花を売るだけでなく新たな事業を次々と立ち上げてきました。
そして今日比谷花壇が力を入れているのが去年11月第二弾となる新たなスイーツの開発が始まっていました。
更にさリーダーの第一弾は高級なギフト用を想定して作ったため今回はより気軽に買ってもらえるものにしたいと考えていました。
持って行くことによって…。
この日内藤さんたちがある場所を訪ねました。
観賞用ではなく…。
こちらは通常のバラより2〜3倍大きな花びらをつけ極めて強い香りを放つことから…。
と呼ばれています。
「さ姫」の花びらを水につけます。
すると…。
お〜。
ワイン。
赤ワイン。
それを煮詰めて蒸留させると香りの強いエキスが抽出されます。
バラ100本からおよそ200グラムしかとれないという…。
あ〜すごい。
内藤さんこの「さ姫」のローズウォーターを使って新たなスイーツを作ろうとしていました。
日比谷花壇のスイーツ開発チームのメンバー小堀洋さん。
新たなスイーツを試作するためこの日あるケーキ工場を訪ねました。
この道38年のベテランパティシエです。
小堀さん会議で決まったスイーツのアイデアを大西さんに伝えます。
新たに作ることにしたのはさまざまな味にバラの香りを加えてみることにしました。
ポイントはそれぞれの早速取り出したのはあのバラ園で開発されたそれをカスタードクリームにたっぷり入れます。
ラズベリーをのせたエクレアはもっともバラの香りを強くしました。
次はリンゴのエクレア。
リンゴをローズウォーターにつけ「さ姫」の花びらも入れました。
リンゴが淡いピンクへと染まっていきます。
うまいですね。
でしょう?はい。
こうしてバラの香りに強弱をつけた5種類のエクレアが完成。
新たなスイーツの試食会が行われることになりました。
開発チームのリーダー発売を前に一般の人を集め意見を聞こうと考えたのです。
やってきたのは17人の女性たち。
まずは見た目をチェックしてもらいます。
ちょっと開けてみてください。
開けていいんですか?はい。
わぁすごい!かわいい。
きれいですね〜。
ありがとうございます。
すごいかわいいです。
色もすごいきれいですね。
いよいよ5種類のエクレアがテーブルに運ばれます。
すると内藤さん1枚のカードを取り出しました。
今回はカードに書かれていたのは5種類のエクレアの名前。
その横にはフォルテメゾフォルテメゾピアノと音の強弱を表す記号が記されていました。
バラの香りの強弱をわかりやすく表現することでより香りを意識して食べてもらおうと考えたのです。
果たして反応は…。
ピスタチオおいしい。
カードを見ながら食べ比べます。
おいしい。
内藤さんの狙いどおり香りの強弱を楽しんでもらえたようです。
新たなスイーツの発売が決まりました。
我々のフラワースイーツ一方寂れた屋上庭園の改装を任された…。
植物を搬入する日がやってきました。
用意されたのは160トンのクレーン車。
これで吊り上げます。
午前1時搬入開始。
庭園の目玉となるあの樹齢500年のオリーブ。
慎重に吊り上げていきます。
地上およそ40メートルクレーンが伸びるギリギリの高さです。
西畠さん急いで屋上へ。
クレーンの運転士からは見えないため自ら指示を出します。
オーライオーライちょい右旋回。
30分かけようやく予定していた場所にたどり着きました。
オーライオーライオーライオーライ…。
せ〜の。
もうちょい。
せ〜の。
これでええわOKOK。
はいじゃあこれでOKです。
すばらしい。
(拍手)抜群じゃないですか抜群やね。
だいたいね自分で木持ってきてこの木はええわって自分で褒めるんですよ。
世話ないでしょ。
他の植物も次々と運び込まれます。
庭園のオープンまであと10日。
翌日から庭造りが始まりました。
ここではこの曲がりくねったヤシの木は鹿児島の農家で見つけたもの。
レストランからよく見える場所に置きました。
庭全体をチェックしていた西畠さん。
出てきてね。
出てきた?出てきた。
突然植物を追加したいと言い出しました。
いったいどんなことを思いついたのでしょうか?オープン5日前。
大阪の港にシチリア島で買い付けた植物が到着しました。
ひと目惚れした巨大アガベ。
そして不思議な風貌の西畠さんが状態をチェックしにやってきました。
あっいけるやんいけるやん。
あ〜なるほど。
なるほどなるほど。
届いたばかりのこのトックリラン実は西畠さん屋上庭園に使うことを思いついたのです。
こっちにしようか…。
OK!早速現場へ。
(一同)せ〜の!よいしょ。
トックリランを置くのはテラス席が設けられるこのエリア。
植物がまったくない空間に違和感を覚えたのです。
できればね。
プロジェクトが立ち上がって8か月。
ようやく完成を迎えました。
お披露目当日。
プラントハンターの造った庭をひと目見ようとオープン前から長蛇の列が。
屋上庭園オープンの日。
プラントハンターが手がけた庭をひと目見ようとオープン前から長蛇の列が出来ていました。
お待たせしました。
いらっしゃいませありがとうございます。
どうぞ樹齢500年のオリーブの木には早速人だかりが出来ていました。
圧倒的な存在感に来場客が魅了されます。
感動しましたね。
西畠さんが思い描いたとおり次々と人が庭に誘い込まれていきます。
あのトックリランの周りにはテラス席が設けられ賑わっていました。
庭の名物として早速ファンもついたようです。
神戸国際会館の南野さん。
この日庭園には1,000人もの客が訪れました。
つらいこといっぱいあったんですけどね結果的に皆さん来ていただいてお客さんも喜んでいただいてる顔をね見させていただくとやっぱり嬉しいですよね。
よかったと思います。
はい。
その頃西畠さんの農場ではシチリアから届いたあの巨大アガベが植えられていました。
いいやんいいやん。
美しいね。
やっぱりね。
枯れた葉っぱすら美しいわ。
いつか来る出番をここで待ちます。
花や草木といった植物には人を引きつける力があります。
そうした植物の力を使って客を呼び込もうとしている商業施設が増えてることが今回わかりました。
魅力的な植物を集めることで施設そのものの価値を高め訪れた人たちに潤いを与える。
そんな取り組みが今後更に増えていきそうです。
2015/05/19(火) 22:00〜22:54
テレビ大阪1
ガイアの夜明け【今こそ、“植物”で人を呼ぶ!】[字]

百貨店がジャングルに!?お客が殺到!植物で人を魅了する…驚きの仕掛け人とは▽老舗花屋が絶品の“バラのスイーツ”を開発!さらに、花があふれるマンションも…

詳細情報
番組内容
国内の花卉園芸産業が苦境に立たされている。景気低迷による需要の大幅な減少や安い輸入物の増加によって、ピークの1998年と比べ、総産出額は約6割に減った。そんな中、独自の手法で植物の魅力をアピールし客を呼び込もうという動きが出てきた。世界各地で採取した希少な植物を使ってイベントのプロデュースなどを手掛けるプラントハンターや、花が売れない中、右肩上がりで売り上げを伸ばしているある老舗花屋の新戦略に迫る。
出演者
【案内人】江口洋介
【ナレーター】杉本哲太
音楽
【音楽】
新井誠志
【テーマ曲】
◆オープニング曲
 「鼓動〜ガイアの夜明け」(作曲/岸利至)
◆エンディング曲
 「夜空の花」(作曲/新井誠志)
「ガイア」とは
ギリシャ神話に登場する「大地の女神」を意味し、後にノーベル賞作家のウイリアム・ゴールディングが「地球」を指して“ガイア”と呼んだことから「ガイア=地球」という解釈が定着している。「ガイアの夜明け」という番組タイトルには、地球規模で経済事象を捉えることで21世紀の新たな日本像を模索すること、そして低迷する経済状況からの再生=「夜明け」を目指す現在の日本を描くという意味合いが込められている。
関連情報
◆ホームページ

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◆公式Twitter

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