おかあさんの木:「平和って?」鈴木京香さん読み聞かせ
毎日新聞 2015年05月20日 18時44分(最終更新 05月20日 18時50分)
戦争で息子たちを次々と亡くした母親の悲しみを描いた映画「おかあさんの木」の公開(6月6日)を前に、主演の鈴木京香さんが20日、鹿児島市立西田小学校で原作を5年生89人に読み聞かせた。
原作は小学校教科書に掲載された児童文学者、大川悦生(えっせい)さん(98年死去)の名作。日中戦争や太平洋戦争で7人の息子を兵隊にとられ、そのたびに桐(きり)の木を植えて息子たちの無事を祈った母親の愛情を描いている。
鈴木さんは、表情豊かに抑揚をつけて作品を読み上げ、児童と保護者らの間からすすり泣く声が漏れた。児童が「平和ってどういうこと?」と質問すると、鈴木さんは「平和は、毎日友達と遊んだり、当たり前のことを当たり前にできること。戦争と平和を深く考えるために、多くの人にこの物語を知ってもらいたい」と答えていた。【津島史人】