松川敦志、ワシントン=佐藤武嗣、山岸一生
2015年5月21日05時28分
沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は20日、東京の日本記者クラブと日本外国特派員協会で記者会見した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設計画を強行する安倍政権の姿勢を、「自国民の自由、平等、人権、民主主義を守れない」と強く批判。今月下旬からの訪米を踏まえ、沖縄に大きな負担を強いる安全保障体制の現状にも疑問を投げかけた。
翁長氏は会見で、アジアとの交易で栄える独立国だった琉球王朝時代からの説明に時間を割いた。「(日本に組み入れられた)琉球処分後は、日本国に操を尽くしてきたが、戦後は日本の独立と引き換えに米軍の施政権下に置かれた」と、基地問題の歴史的な経緯を説明した。
普天間の移設問題については、「沖縄の名護市辺野古への移設が唯一の解決策」とする安倍政権を念頭に、「『(辺野古移設が)嫌なら代替案を出せ、安全保障をどう考えているんだ』というのは、日本の政治の堕落ではないか」と厳しく批判した。
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