周防原孝司
2015年4月10日03時00分
鹿屋市の高須海水浴場近くに、砂浜に産み落とされたウミガメの卵を保護して孵化(ふか)させるウミガメ保護施設「カメのゆりかご」が完成し、3月21日に完成披露式があった。
錦江湾に面する鹿屋市の高須海岸と浜田海岸では近年、産卵で上陸するウミガメの数が増えている。昨年は16匹が上陸、うち7匹が913個の卵を産み、626匹が孵化した。
しかし、両海岸の砂浜の面積は減る傾向にあり、満潮時に砂地の大部分が水没し、卵が死んでしまう恐れがあった。そこで鹿屋市は、孵化率の向上とともに、環境学習の推進や自然保護の啓発を図るため、新たに保護施設を設けた。
おすすめコンテンツ
PR比べてお得!