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野球で遊ぼう。2015
 

今日のダーリン

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・先日、伊藤まさこさんと話していたとき、
 伊藤さん、うれしそうな顔してぼくに告げ口してくれた。
 「この間、松本(あやや)さんが、
  『イトイは、じぶんのことをふつうだって、
   本気で思ってるんですよ!ぷぷぷ』って言ってました」
 なにを言っておるのか、と、ぼくは反論するわけで。
 「そう言ってる松本が、いちばんふつうじゃないです」。
 そのへんからは、そこにいた伊藤さんを含めての全員で、
 うちの会社のなかで、「ふつう」と言える人は誰なのか、
 ひとりひとりの顔を思い浮かべては考えてみた。
 
 いない、どう考えても、どの人もふつうじゃない。
 あの人この人、それぞれに、
 じぶんのことを「ふつう」だと思っている。
 しかし、じぶん以外の人たちからは、
 「あんたはふつうとは言えない」と思われている。
 ドラマのなかには、「ものすごくふつう」
 という設定の人物が、いくらでも登場している。
 しかし、現実には、どうやらそういう人はいない。
 
 「ふつう」という人がいるかのように考えたほうが、
 ものごとを管理しやすいということは言えそうだ。
 あの人もこの人も「個別に変わってる」と思うと、
 そのぜんぶに個別に対応しなきゃならないということで、
 ものすごくめんどくさいことになるだろう。
 だから、「ふつう」というのがあることにして、
 ものごとを進めて行くというわけだ。
 つまり、「ふつう」というのは、
 いることにする、あることにしているものだ。
 
 そんなことを考えたあげくに、
 人は、いや、ぼくらはまだ言い張る。
 「おれこそが、やっぱりふつうだ」と。
 どうしても、そう思えてしまうのだからしょうがない。
 ぼくが変わっているように見えることがあるとしたら、
 それは、あまりにも「ふつう」であることが、
 人並外れているから、そんなふうに見えるのだろう。
 ぼくに比べたら、ぼくの知っているすべての人は、
 ずいぶんと「ふつう」じゃないな。
 ‥‥まったくもう。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
「おれはふつうじゃない」と言いたがる人もいるんだよね。
 

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