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ビンラディン容疑者の書簡公開 米攻撃に固執5月21日 8時33分
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アメリカ政府は4年前に国際テロ組織アルカイダのオサマ・ビンラディン容疑者を殺害した際に潜伏先から押収した文書を公開し、ビンラディン容疑者がメンバーらに独自の国造りを目指すのではなく、アメリカへのテロ攻撃を呼びかけ続けていたことが明らかになりました。
アメリカの国家情報長官室は、20日、アメリカ軍の特殊部隊が2011年にパキスタンでアルカイダの指導者、ビンラディン容疑者を殺害した際に潜伏先から押収した機密文書など100点余りを議会の要請に基づいて公開しました。
ビンラディン容疑者がアルカイダのメンバーらに宛てた書簡も含まれていて、この中でビンラディン容疑者は、「イスラムの国を造ると主張することをやめ、アフリカの国々にあるアメリカ大使館を攻撃し、敵の力をくじくことに取り組むべきだ」などと呼びかけています。
また、ビンラディン容疑者がオバマ大統領の安全保障政策などについて書かれた英語の書籍や、アメリカの研究機関がアルカイダの脅威を分析した報告書などを保有していたことも明らかになりました。
公開された文書からはビンラディン容疑者が、今の過激派組織IS=イスラミックステートのように独自の国造りを目指すのではなく、最後までアメリカに打撃を与えることに固執していたことがうかがえます。
ビンラディン容疑者がアルカイダのメンバーらに宛てた書簡も含まれていて、この中でビンラディン容疑者は、「イスラムの国を造ると主張することをやめ、アフリカの国々にあるアメリカ大使館を攻撃し、敵の力をくじくことに取り組むべきだ」などと呼びかけています。
また、ビンラディン容疑者がオバマ大統領の安全保障政策などについて書かれた英語の書籍や、アメリカの研究機関がアルカイダの脅威を分析した報告書などを保有していたことも明らかになりました。
公開された文書からはビンラディン容疑者が、今の過激派組織IS=イスラミックステートのように独自の国造りを目指すのではなく、最後までアメリカに打撃を与えることに固執していたことがうかがえます。