ネットの情報をコピペしてるブロガーは、そろそろ退場する頃合いだと思う
ブログを書いて2年になるんですが、そろそろネットの情報ばかりシェアしてるブロガーは生き残れなくなるんじゃないか?という予感がしてます。
こんにちは。ブログで収入を得てるまえちゃん@Maechan0502です。
さてぼくはこの「あしたはもっと遠くへいこう」を運営して2年経つんですが、今月は今のところ26万PVあります。
PVがすべてじゃないし、今月は2つの記事が読まれまくったおかげの数字なんですが、ぼくは2年間でブログを大きくしようと思っていろんな方法を試してみました。
特に先輩のブロガーが言ってる方法論を試してみたんですが、2012年頃からブログを大きくした人間から見ると、「キュレーション」などもう無理だと思われる手法がありました。
ぼくの体感としては、もうネットの情報をシェアする方法だと、これから始めるブロガーは生き残れない気がしてます。不可能だとは言えないんですが、情報が年々爆発的に増える中で、リアルな体験に基づくブログは求められている気がします。
今回は簡単ですが、ぼくなりのブログ運営論を書いてみたいと思います。きわめて個人的な意見で参考になるかわからないんですが、ぼくが初心者からアドバイスを求められたら、こんな感じで言っているのでよかったら1個人の意見を聞いてみてください。
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ライター的な記事と、ブロガー的な記事とは何か?
ブログを2年運営しているとわかってきましたが、ブロガーが書く記事にはライター的な記事と、ブロガー的な記事の2種類があります。そして2年間やって感じましたが、これから生き残っていくには「自分自身がメインのブロガー的な記事」を書くべきだと思ってます。
この言い方はぼくが勝手に考えたモノなので、ブロガーは反論があるかもしれないんですが、こういう言い方してるのはワケがあります。ぼくがわける基準だと思っているのは「情報がメインなのがライター的な記事」、「自分自身がメインなのがブロガー的な記事」です。
ライター的な記事は情報がメイン
ライター的な記事は情報がメインなので、テレビやネットの情報を参考にして、自分なりの考察記事を書きます。
たとえばアップル製品の新しい情報、コンビニの新製品のコーヒーレビュー、自分のお気に入りのアーティストのリリース情報、テレビ番組でやってたダイエット情報を書くなどになります。
これらをぼくはライター的な記事だと思ってます。つまり自分のブログ以外に掲載されても全然違和感のない記事のことです。なぜなら情報がメインなので、それっぽい別のブログやメディアであれば、違和感のなく載せられます。
もちろんライター的な記事が悪いとは思ってません。ただネットのニュースや情報を引用してきて考察する方法は、本当に大手メディアがマネしたら個人は負けるので消耗戦だとおもってます。
だからなるべく自分の足で稼いだ情報を載せるべきだと思っているんですが、それでも限界が見える時があります。
コーラ1本400円!?涙目なオーストラリアの物価43品を紹介します – あしたはもっと遠くへいこう
たとえばぼくが自分のブログに「オーストラリアの物価情報」をまとめた記事を作っても、ワーホリエージェントのサイトに同じ記事が転載されたら、ぼくの努力は一瞬にしてコピーされます。これがデジタル社会のネットの怖いところです。
ぼくもブログでライター的な記事は書きますが、これだけでは限界があると思うんです。ブロガーなら「自分自身がメインなのがブロガー的な記事」も時々書いたほうがいいと思います。
ブロガー的な記事は自分自身がメイン
一方でブロガー的な記事は自分自身にメインに当ててます。
たとえばオーストラリアのシドニーに行ったら「オペラハウス」について書くんではなく、「自分の1日に何があったか」を書きます。自分の誕生日に「29歳になりました!」という日記のような記事も書くし、どっかの誰かのように「台湾人の女の子に失恋しちゃいました」という赤っ恥なプライベートをブログにさらします。
つまり日記を書くんですが、ブログ界ではこれはアクセスを集めるためにタブーだと言われてました。だって素人の日記なんて、誰も読みたがる人はいないんですから。
それはぼくでさえもそう思ってたし、ブログを始める初心者にも勧めてはいません。それは今でもそうです。
大手メディアや他の人が書いてない生の情報は書くべきだし、ぼくがいう「ライター的なブログ記事」はニーズがあります。
でもぼくは自分が誰で、どういう人間で、その時に何を考えていたか、成し遂げたことだけでなく、弱さも情けなさも書くことで、自分のブログに説得力が出ることがわかりました。
コピーされないブログになるためには、内容じゃなくて場所が重要になる
5月3日。ぼくは29歳の誕生日の翌日に台湾に引っ越すことを宣言した記事を書きました。「おカネがないからやりたいことができないと言い訳していたのは、29歳のぼくだった」という記事だったんですが、これが予想以上に読まれました。
おカネがないからやりたいことができないと言い訳してたのは、29歳のぼくだった – あしたはもっと遠くへいこう
はてなブックマーク、Facebook、Twitterでそれぞれ200以上の人たちに反応をもらい、普段はブログ書いてもFacebookいいね!が20くらいだったので、とても嬉しかったです。
そして予想外だったことに、この記事は関連記事も思った以上に読まれました。途中に27歳の誕生日に書いた海外に旅立つ記事や、台湾人女性のリリーに失恋した話などを差し込んだんですが、数字を追いかけるととても読まれてるんです。
結果的にぼくのブログをその時から増え、ぼくのブログの流入は1日5000PVだったのに、今は1日6,500から7,000PVくらいまで増えました。いろんな人に読まれると、1記事だけしか読まずに帰る人も現れる (情報中心の記事によくあるパターンです)のですが、こちらを示すページセッション率も1.7から1.6に下がったくらい。
つまりぼく自身のことを書いた記事を面白いと思ってもらって、複数の記事をさかのぼって読んでくれる人が新規の読者さんにもいたということです。
もしあの記事が他のブログやメディアで転載されていたら、そこまで読まれなかったことでしょう。ぼくのことに興味を持たない人には、日記なんて振り向いてもらえません。しかしぼくのブログでは26歳の時から書き溜めていた記事と、ブログの厚みで説得力が生まれました。
ぼくのブログをさかのぼれば、27歳の誕生日にどう考えていたかわかるし、オーストラリアでワーホリしてた時から台湾に行きたいことを書き綴っていたのもわかります。
ぼくのブログを読み続けてくれた人はぼくの人生のストーリーを理解してくれるし、新しく読んでくれた人もさかのぼれば、ぼくのことを理解してもらえます。
無名の人間が誰であるかを証明するため、ブログでぼくは記録 (ログ)をとってきて本当によかったと思うし、ぼく自身に興味を持ってもらえたら、このブログに来てもらうことでしかぼくの書く記事は読めません。
記事の内容もやり方もコピーできるけど、ぼくがやってるブログ「あしたはもっと遠くへいこう」という場所やそこに綴られるぼくの人生をコピーすることまではできません。
これぼくが自分のブログで書き続けながら、他人からコピーできないようにされるために出した今の結論です。
まとめ ブログの語源はウェブ上の記録であり、読まれ続ける記録がこの先も生き残る
Blog (ブログ)という言葉は元々、Web Log (ウェブログ)という「ウェブ上の記録」という言葉を縮めたのが語源です。
だからブログを書くなら重要なのは、年月が過ぎても保存される古びない記録なんじゃないかと思ってます。
その時に自分のその瞬間に考えたことはずっと変わらないことだし、意見を言うにしてもなるべく古びない本質が書けるブログが生き残っていけいると思う。
ぼくは「フリーランスでブログを書くより、大企業は安定してるから辞めないほうがいい」なんて浅くてうすっぺらい意見より、「皆の時間は限られているから、誰か他の人の人生を生きることで時間を無駄にしてはいけない。自分の心と直感に従うべきだ」というスティーブ・ジョブズのような意見のほうが本質を突いてると思います。
自分がやりたければ、大企業辞めてもブログで稼ぐ人生にチャレンジすべきだし、それは他のことにも当てはまります。人生で大切なことを書けるブログは、数年、いや数十年経っても生き残れる。だってネットの世界では半永久的に残るんですから。
その本質を自分がパソコンから離れて身を以て味わい、時には痛い目を見て痛感し、それを自分の言葉で表現できたブログが読まれ続けるのではないかと思ってます。
未だにパソコンの前でネットの情報をコピペしてるブロガーは、そろそろ退場する頃合いなんじゃないでしょうか?
ぼくも本当にそうならないように、2015年の6月から台湾に行ってリアルなドラマのような日常を綴っていきたいと思います。
ではまた!
[関連記事]
この記事では触れませんでしたが、自分の体験を元に書いたら、Facebookで5,800いいね!がつきました。やっぱり何を言うかでなく、誰が何を説得力もたせて言うかだと思います
日本人すごい!と痛い日本人のぼくが外国人に自慢したら残念すぎる結果になった
おカネがないからやりたいことができないと言い訳してたのは、29歳のぼくだった
【台湾移住準備日記】台湾で住むところってどんな感じなの?住むところを紹介します
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