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 ウミガメの産卵地として知られる屋久島の永田浜で17日、アカウミガメの産卵が確認された。全国の産卵状況を調べている日本ウミガメ協議会によると、アカウミガメ産卵の報告は国内で今季初という。

 白い砂浜が広がる永田浜には、早朝からNPO「屋久島うみがめ館」(大牟田一美代表)のスタッフが集まり、アカウミガメの足跡を確認。産卵場所を特定して穴を掘ると、深さ60センチほどの砂の中から、ピンポン球大の卵が姿を現した。

 軟らかい殻を割らないように、ゆっくり掘ること20分。約140個が掘り出され、荒波や人の来ない安全な場所へ移された。