/横浜家系らーめん五十三家(いそみや)@江古田にてらーめん/中華そばBEAST@上井草にて中華そば/
寝坊したので朝カレーは食べられず、自宅で朝食を食べてお弁当を詰めてから出勤。
もう紫陽花が咲く季節なんだなぁ、紫陽花の写真を撮って公開していると大好きな夏になるのか。
都内勤務であっても23区のラーメン屋さんを平均的に回れているわけではなく、今日はあまり行かれていない練馬区の気になるラーメン屋さんへ。
ラーメン屋さんの最寄り駅である桜台駅には色々な行き方がありますが、今日は大江戸線の新江古田駅から歩くことにします。
桜台駅から歩いて三分の横浜家系らーめん五十三家(いそみや)@江古田(練馬区栄町)(ホームページ)、「直系店より遥かに美味しい」との噂を聞きついて、食べに来ました。
系譜は本牧家→たかさご家→新中野武蔵家、屋号は店主さんの名前である「五十嵐恵三」から付けたとのこと。
営業時間は12時間以上、席はカウンターのみ、と私的家系ラーメン必要三条件の内、二つを満たしています。
店内に入って右手の券売機へ、メニューは醤油ラーメン、汁なし香味麺、五十三家特製つけ麺の三種類を基本に、のり、ほうれん草、キャベツ、味玉などのトッピングになります。
食券を店員さんに渡すと、お好みに続いて「ライスをサービスしていますが」と勧められ、他のお客さんをみているとお代わり自由のようで、新中野武蔵家譲りといったところでしょうか。
11席のカウンターの空いていた席に座り、卓上のカスターセットを見渡すと、ふりかけ二種類、白胡麻。酢、BP、白胡麻、醤油、豆板醤、おろしニンニクと揃っていて、生姜は温度管理されているため、店員さんに声を掛ける必要があります。
厨房内でスープを炊いているとは思えないほど床の滑りは無く、厨房のコンクリート地、スープ寸胴の回りもとても綺麗です。
店内の豚骨臭もほとんど感じないほど抑えられていて、家系ラーメンに不慣れな人だと、「炊いてない系だな」と思っても不思議ではありません。
少し待ってらーめん(並)650円、好みは柔らめでお願いしたので少しどころではなくたっぷり待たされたいところです。
随分とスッキリとした麺相で、レンゲは卓上に用意されていますが、先ずは丼から直接飲んでみます。
日本酒に例えるなら精米歩合50%の純米大吟醸、そんなイメージの豚骨スープ、鶏油もかなり上品で、家系ラーメンのスープがここまで美味しくていいのかと思うほどの美味しさ、噂どおりでした。
ただ、豚骨スープは日本酒と違って、臭み、苦味や雑味と言う「隠し味」があった方が味に深みや広さを感じると思っています。
このあたりは食べ手の好みですから、この味が好きな人は五十三家さんに通えば良いし、好みと外れる人は好みの店に通えば良いと思います。
平ざるでしっかり湯切りされた酒井製麺の中太麺、食べてみると分かりますが一本目の熱さと最後の一本の熱さが殆ど変りません。
麺に対して敬意を払い、平ザルが入るだけの大きさのずん胴に付きっ切りで麺茹でしている心意気が麺を通して伝わってきます。
チャーシューはスープに浸さずに食べたいほど肉質だけで美味しく、茹でほうれん草は香りが残っていて一体どうやって茹でているのか想像できないほど、そして板海苔三枚。
味変する必要性を感じませんが、念のため、豆板醤とおろしにんにくを合わせてみましたが、スープがより美味しくなっただけでした。
スルッと食べてしまってご馳走様でした、つけ麺も気になるけど、再訪できるのはいつになることか。
桜台駅周辺も気になるラーメン屋さんが多いのですが、何事も優先順位というのがあって。
上井草駅まで歩くことにして、道順はほぼまっすぐ真西なのですが、一時間以上かかりました。
中華そばBEAST@上井草(練馬区下石神井)(ホームページ)、ラーメン食べ歩き大先輩が足繁く通うお店ですので、ひょっとしていらっしゃるかと思いましたが、まだ、時間が早かったようです。
最初の店も二軒目も、未訪問のまま今年の5/9リューアルして現店舗になり、やっと訪問できました(遅くなって済みません)。
屋号からは全く想像できない物静かな店内、BGMはライトジャズ、引き戸を開ける音にかき消されるほどの声で「いらっしゃいませー」と挨拶されました。
※こう書くと、「この店は挨拶の声が小さくてダメだ」と感じる人もいますが、何事もバランスが大切ですし、挨拶が無くてもラーメンが美味しいお店もたくさんあります。
入って左手の券売機を見ると、中華そば、つけ麺、油そば、気まぐれ油そばのみ、何種類かのトッピングにビール各種ですかね。
食券を買って店内を振り向くと9席カウンターのみ、席は十分空いていましたが特に案内はありませんでしたので、中央あたりの席へ座りながら食券をカウンター台に置きます。
数名の先客さんがラーメンを食べていましたが終始無言、お客さんは何度かいらっしゃっている佇まいでしたが特に店主さんに話しかけることもなく。
私語厳禁というわけでも無いけど、ここまで静かだと「すみませーん、○○さんに勧められて・・・」のキッカケもつかめません。
と、静寂を打ち破るようなオレンジ色の丈の高い丼で中華そば750円、片手でカウンター台に置く所作がカッコいいですね。
後味すっきりな雑味や苦味を極力排除した(それでいて隠し味程度には残して)豚骨スープ、豚骨スープに醤油ダレだけでも十分美味しいと思われますが、さらに魚介出汁を合わせてあってさらに美味しいです。
中細麺は三河屋製麺、スープの相性は少し合っていないようでしたが、もうしばらくしたらピッタリになるのではないでしょうか。
分厚いチャーシューが二枚、穂先メンマが三本、大きな板海苔、薬味ねぎ。
スルッと食べてしまってご馳走様でした、ああ、美味しかった。
下井草駅から西武新宿駅へ、途中で「西武新宿駅へお急ぎの方は急行にお乗り換え下さい」のアナウンスを何度か聞きましたが、急いでいないので。
新宿駅からは小田急線で、ぐっすり寝て帰宅。
2015年05月19日
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