「背景がボケた写真を自分でも撮ってみたい!!」と一眼レフカメラを買ったものの、「あれ、思ったよりボケた写真が撮れない・・・。」と思った人に是非読んでいただきたいです。
不定期で開催しているワークショップでも、「もっと背景がボケた写真を撮りたいですがどうすればよいでしょうか?」とよく聞かれます。
今回は一眼レフ初心者向けにボケを強くする4つの方法を伝えたいと思います。
F値を一番小さくして撮る
F値を小さくすればするほど、周りがボケた写真を撮ることが出来ます。F値とは別名「絞り値」とも呼ばれ、レンズの絞り状態を操作する値となります。F値はF1.4、F3.5と表され、装着しているレンズによって設定できるF値が変わります。気になる人は自分のレンズの表記を確認してみてください。
例えばF3.5-6.3と記載があった場合、そのレンズではF3.5までF値を小さく設定できるということです。ズーム状態ではF6.3が設定できる一番小さい値となります。(F3.5からF6.3の間でしかF値を設定できないという意味ではありません。)
ズームして撮る
ズームレンズ限定の方法ですが、望遠機能を最大限に使うと背景のボケが強くなります。最近売られているカメラはレンズセットのものが多く、そのほとんどがズームレンズ付きのセットです。そのため、ほとんどの一眼レフ初心者の方がズームレンズをお持ちだと思います。
ズームして撮る=焦点距離を長くするということです。カメラ本体からレンズの先端までが長ければ長いほど、ボケると覚えておくとよいでしょう。(正確には少し違うかもしれませんが)
近くの被写体を撮影したい場合は、レンズのズームを最大限まで伸ばしてください。「ズームを使うのは遠いものを撮影するときだけ!」という固定概念は捨てましょう。ズーム機能を最大限に使った結果、撮りたい被写体が画面に収まりきらないという時は、画面に収まるまで後ろに下がるとよいでしょう。
被写体にできるだけ近づく
被写体に”できるだけ”近づいて撮ります。 レンズ毎に近づける距離(最短撮影距離)が決まっていて、近づきすぎてもピントを合わせることができず思い通りの撮影ができないからです。
近くにいる人やご飯を撮影しようとして、ピントが合わずシャッターがおりなかったことはありませんか?設定によってはシャッターを押すことはできますが、全くピントがあっていないという、あの現象です。
自分のレンズの近づける限界の距離は、レンズを調べて確認するという方法があります。しかし、実際に自分で試してどこまで近づいて撮れるのかを感覚的にカラダに染み込ませておくのがよいでしょう。
ボカしたい背景と被写体との距離をとる
ボカしたいものを被写体から遠ざけておくとボケが強くなります。先に述べた3つの方法は自分のカメラの設定、撮影位置など自分で決めることができました。しかし、この方法は環境によって可能な場合とそうではない場合があります。
建物や固定された像を撮影する場合は被写体と背景がそれぞれ固定されているため、もちろんどちらも動かせません。人物や小物といった移動可能なモノを撮影するときに使えるテクニックです。
建物の前にいる人物を撮りたい場合、建物側ではなく、建物から離れた場所に移動してもらい撮影するとよいでしょう。小物撮影のときも同様です。
まとめ
今回は一眼レフ初心者向けに4つの背景のボケを強くする方法を紹介させていただきました。
- F値を最小にする
- ズームできる最大までズームする
- ピントが合う範囲でできるだけ近づく
- 背景と被写体との距離をとる
是非、実践して自分の思い通りのボケた写真を撮れるようになってください。ただし、何でもかんでもボカした写真がいい写真という訳ではなく、ボカすことは数ある写真表現技術の中でのひとつなので、色々な撮り方にもチャレンジしてみてください。
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