Surface3のWi-Fiモデルは日本では一般販売なし。ワイモバイルのLTE版のみ
Surface3は当座はWi-Fi版を売らないようです。ワイモバイルもといソフトバンクがSIMフリーのLTE版を発表しましたが価格は88,344円。Surface3を考えていた人はもう一度検討しなおし。
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Surface3のLTEモデルをワイモバイルが発表
Surface3はアメリカでは499ドルという激安価格で白熱しているWindowsタブレットPC。安いのに高性能、Windows10への無償アップグレードも確定、と言うことなし。
ちょうどワイモバイルが会見をやっておりLTEモデルが発表されました。海外では発売されておらず現時点では日本のみの製品だそうです。が…
一般売りはLTE版のみ! pic.twitter.com/jkcMkZdWZ4
— 石川 温 (@iskw226) 2015, 5月 19
逆にWi-Fi版は一般向けには売らず。アメリカで売られている499ドルのWi-Fi版が日本ではいくらになるかという点に関心があったのですが、フタを開けてみると法人向けのみという結果に。ズコー。
Wi-Fi版が欲しい人は海外旅行のついでに買ってくる・海外経由のネットショップで買うといった形になりそうです。
Surface3のスペック・発売日・端末代金
機種代金は64GBストレージで2GBメモリのモデルが88,344円、128GBストレージで4GBメモリの方が99,144円。税込みにしてあります。
Surface3のスペック | ||
---|---|---|
Surface3 | ||
OS | Windows 8.1 (Windows10アップグレード対応) |
|
CPU | Atom x7-Z8700 2.4GHz |
|
メモリ(RAM) | 2GB/4GB | |
ディスプレイ | 10.8インチ 1920×1080 |
|
容量(ROM) | 64GB/128GB | |
カメラ | 800万画素 350万画素インカメラ |
|
外部接続 | USB3.0 Micro USB Mini DisplayPort Micro SD |
|
バッテリー | 10時間 | |
重量 | 641g | |
サイズ | 横267mm 縦187mm 厚さ8.7mm |
|
色 | ブラック シアン ブルー レッド ブライトレッドレッド |
|
SIMカード | Nano SIM | |
価格 | 88,344円/99,144円 |
今日の0時から予約開始、発売日は6月19日(金)となりました。
ワイモバイルの月額料金
端末代はさきほど記載しましたが、ワイモバイルで使う場合の月額料金は3,991円との事。キャンペーンにより3ヶ月間は無料で使えタッチペンもついてくるそうです。
さらにワイモバイルユーザであれば契約しているスマホの月間7GBの通信量をSurface3とシェアする事によって月額料金が無料で使えるそうです。つまり端末代だけでOK。これはいい仕組みですね。
またワイモバイルで使う場合は3日間で1GBの規制はないそうです。
SIMフリーでLTE対応、でもネットワークは良くはない
キャリアのネットワークで使えるLTE版はそれ自体は悪くないと思います。SIMフリーのタブレットPCならなしではないでしょう(税込みで8万円は切って欲しかったですが)。
しかしネットワークが良くありません。LTEの対応周波数は2GHz帯のBand1・1.8GHz帯のBand3・900MHz帯のBand8の3つ。これはソフトバンクの持っているLTE周波数とピッタリ一致しており、要はソフトバンクに最適化された端末なわけです。
Surface 3のLTEバンドは1、3、8(ソフトバンクのバンド)以外は使えない。検証していないというよりもTELEC申請していないので、ハードウェアそのものが対応していないという答になる。それ以外のバンドでつなぐと違法になる可能性がある。
— 本田雅一(本人未確認) (@rokuzouhonda) 2015, 5月 19
SIMフリーとはいえドコモの電波資産であるBand1/3/19/28のうち合致するのは2つだけ。他社のSIMでは使えるLTEの帯域が減る形となりますし、本田氏のツイートによると違法の可能性もあるとの事。酷い。
そもそもワイモバイルのネットワークが信頼できるか、他社のSIMを入れて使っていいのか、使えるとしたらLTEの繋がり具合はどうなのか、など考える必要は出てくるでしょう。
19:45追記:対応バンド自体はもっとあるそうで、海外で使えるLTEの周波数は上記にプラス800MHzと2.6GHzのようです。おそらくBand20とBand7?
囲みで確認したら、対応してるものの中で日本のバンドに合ってるのがそれだけ、あとは海外で使えるとのこと。対応バンド自体はSBMのリリースにありました。 RT @rokuzouhonda: エリックガン氏の「バンド1、3、8以外の電波で繋がったら違法になるかも」発言は脅しにも聞こえる
— Junya ISHINO/石野純也 (@june_ya) 2015, 5月 19
参考:世界初、LTE対応版「Surface 3」をソフトバンクグループで販売開始
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Wi-Fi版がないのは残念至極
やはり販路がワイモバイル経由のみでWi-Fi版がないというのは購入予定だった方にはバッドなニュースとなりそう。SIMの契約なしでも購入可能とはいえ機種代は88,344円。
海外でWi-Fi版が499ドルで売られている事を考えると日本で64,800円程度で売り出すと思っていたのですが、出て来たものはSIMフリーがつく代わりに8万円越え。
両ラインナップが選べるなら理想だったのですが、SIMを入れて使うというスタイルはタブレットとして考えていたかPCとして考えていたかによって利点にも欠点にもなりそうですね。
私はソフトバンク・ワイモバイルのネットワークをあまり信頼しておらず、SIMを入れて使う事を想定していなかったので単純に価格が高くてガッカリという感想です。
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