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日韓「直接対話で解決策」に期待…米国務長官

読売新聞 5月18日(月)13時52分配信

 【ソウル=白川義和、豊浦潤一】ケリー米国務長官は18日、訪問先のソウルで、韓国の朴槿恵(パククネ)大統領、尹炳世(ユンビョンセ)外相とそれぞれ会談し、対北朝鮮政策や日米韓の連携強化などについて協議した。

 ケリー氏は尹氏に対し、北東アジア域内での「二国間関係の改善が米国のアジア政策と合致する」と述べ、日韓関係の改善を促した。

 ケリー氏は会談後の記者会見で、日韓が歴史問題を巡り、「直接対話」で「相互が受け入れられる解決策」に達することへの期待を示した。韓国側がいわゆる従軍慰安婦問題を理由に日本との首脳会談を拒んでいることについて「日本が謝罪を繰り返してきたことに留意している」と述べた。安倍首相が村山談話や河野談話を継承する姿勢を示していることも指摘する一方、日本に近隣国との関係改善も促した。

最終更新:5月18日(月)13時52分

読売新聞