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米国務長官 日韓双方に歩み寄り求める5月18日 17時53分
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韓国を訪問しているアメリカのケリー国務長官は冷え込んでいる日韓関係について、日本側の姿勢に一定の理解を示すとともに改善に向けて、双方に歩み寄りを求めました。
中国に続いて韓国を訪問しているケリー長官は韓国のユン・ビョンセ(尹炳世)外相と18日、ソウルで会談しました。
会談後の共同記者会見でケリー長官は、いわゆる従軍慰安婦を巡る問題について、「日本軍による性的目的での女性の人身売買は恐るべき人権侵害だと何度も述べてきた」としたうえで、「村山総理大臣と河野官房長官が行った謝罪は非常に重要な一歩だった」と述べて過去に発表された談話の意義を高く評価しました。
そのうえで「アメリカは、安倍政権が河野談話と村山談話を踏襲する立場を取っていることに注目している」と述べて、日本の姿勢に一定の理解を示しました。
そして、「日韓両国が自制心を持って対話し、未来志向の解決策を見いだすように願う」と述べて双方に歩み寄りを求めました。
一方、ユン外相は「安倍総理大臣の訪米の際には韓国国民の期待を満たさない発言があったが、残された機会に明確な歴史認識を表明することを期待する」と述べ、安倍総理大臣が戦後70年のことし発表する談話に韓国への謝罪が含まれるべきだという立場を改めて強調しました。
韓国国内では対日政策の転換を求める声が上がり始めていますが、日本への反発も根強く、韓国政府の判断が焦点となっています。
会談後の共同記者会見でケリー長官は、いわゆる従軍慰安婦を巡る問題について、「日本軍による性的目的での女性の人身売買は恐るべき人権侵害だと何度も述べてきた」としたうえで、「村山総理大臣と河野官房長官が行った謝罪は非常に重要な一歩だった」と述べて過去に発表された談話の意義を高く評価しました。
そのうえで「アメリカは、安倍政権が河野談話と村山談話を踏襲する立場を取っていることに注目している」と述べて、日本の姿勢に一定の理解を示しました。
そして、「日韓両国が自制心を持って対話し、未来志向の解決策を見いだすように願う」と述べて双方に歩み寄りを求めました。
一方、ユン外相は「安倍総理大臣の訪米の際には韓国国民の期待を満たさない発言があったが、残された機会に明確な歴史認識を表明することを期待する」と述べ、安倍総理大臣が戦後70年のことし発表する談話に韓国への謝罪が含まれるべきだという立場を改めて強調しました。
韓国国内では対日政策の転換を求める声が上がり始めていますが、日本への反発も根強く、韓国政府の判断が焦点となっています。