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民放キー局5社、TBS除き増収 広告収入が回復、最終益はテレ朝だけ減益
在京民放キー局5社の2015年3月期連結決算が14日、出そろった。景気回復でテレビ広告収入が増加。不動産など放送以外の事業も健闘して4社が増収となった。TBSホールディングス(HD)は消費税増税の影響による通販事業の不振などで減収だった。
最終利益は、番組制作費がかさんだテレビ朝日HD以外の4社が増益を確保した。
フジ・メディアHDは、売上高が前期比0・2%増の6433億円、最終利益が15・2%増の199億円だった。放送事業は視聴率が伸び悩むなどして苦戦したが、不動産の賃料収入や住宅販売が収益を押し上げた。
日本テレビHDは、サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会の特番効果などでテレビ広告が伸び、最終利益は9・5%増の304億円だった。他社の最終利益は、テレビ東京HDが10・4%増の30億円。TBSHDは32・8%増の128億円。テレビ朝日HDは5・9%減の109億円だった。