(cache) サーチナ|「韓国の『軟弱ぶり』、日本の『「強硬ぶり』」? ・・・韓国の「独島防御演習」はひっそりと、「日本の顔色」をうかがって=日韓両メディアの論調を紹介する中国メディア  



「韓国の『軟弱ぶり』、日本の『「強硬ぶり』」? ・・・韓国の「独島防御演習」はひっそりと、「日本の顔色」をうかがって=日韓両メディアの論調を紹介する中国メディア


 中国メディア・環球時報は16日、韓国軍が14日から15日にかけて非公開の「独島(日本名:竹島)防御演習」を実施したと15日に発表したことを報じるとともに、日韓両国のメディアから「日本の顔色をうかがいながらコッソリと実施した可能性がある」との論調が出ているとする記事を掲載した。  記事は、韓国・聯合ニュースが今回の訓練について「日本の中学校教科書検定問題、外交青書発表、日米防衛協力指針見直し後に韓国が初めて実施した独島防御演習」であり、海軍の巡視船、駆逐艦、対潜ヘリ、海洋警備巡視船などが参加したと伝える一方、気象条件が悪かったために上陸訓練は中止となったと報じたことを紹介。  そのうえで、韓国・国民日報が「従来は公開されていた防御演習が今年はひっそりと行われたことについて、日本政府の顔色をうかがった可能性がある」との分析が出ているとしたことを伝えた。一方、韓国メディアのニューシスは日米防衛協力指針見直しや、自衛隊が竹島に進軍する可能性があるとの見方が出ているような状況で、演習を公開して韓国世論の領土問題に対する注目を高めるには及ばないと韓国政府が判断したとの分析を示したとした。  また、日本メディアからは「昨年11月の演習時には、開始後すぐに韓国側が情報を発表するとともに映像も公開したにもかかわらず、今回は終わってからの発表で、動画も公開されていない」、「韓国国内で外交的孤立を案じる声があるなかで、日本側を過度に刺激することを避けた可能性がある」とする評論が出たことを伝えた。  記事はさらに、韓国側の「軟弱ぶり」が指摘されると同時に、日本側の「強硬ぶり」が目立つとした。そして、韓国や中国が反対する「明治日本の産業革命遺産」のユネスコ世界文化遺産登録に向けて、日本政府が世界遺産委員会の議長国であるドイツをはじめとする15カ国に特使を派遣して登録への働きかけを進めているとの報道を紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)