『賢く「言い返す」技術』
こちらの『賢く「言い返す」技術』は、『他人を攻撃せずにはいられない人』の片田珠美氏の著書です。
『他人を攻撃せずにはいられない人』は、攻撃してくる人がいるということが書かれています。 タイプなどが紹介されているのですが、その対処法については、あまり書かれていません。
この『賢く「言い返す」技術』では、そんな攻撃してくる人に対して、どんなふうに言い返すと良いのか、ということが書かれています。攻撃的な人への対処方法がわかる本です。
別の話題に誘導する
「カチンとくる侮辱の一言、挑発的な言葉、不毛な悪口・・・・・・こうしたイヤな会話から逃れる最善の方法は、まともに取り合うのではなく、「別の話題」に誘導してしまうこと。」(p.80)
攻撃してくる人は、仕返しをしてしまうと、言い合いになってしまうこともあるでしょう。
そうならないように、別の話題に誘導してしまう。
「そう言えば、今朝のニュースで・・・」といった具合に。
攻撃してくる人は、他人をコントロールしたい
本書では、タイプ別の対応法なども紹介されています。
要は、攻撃してくる人は、他人を思い通りにコントロールしたいのでしょう。
思いどおりに行かないから、怒ったり、言葉でなんとかしようとしたりする。
そんな相手に正面からぶつかると、何かと面倒でしょう。そこは、話題を変えるなど、ずらしていくと良いのでしょうね。
もちろん、どうしてもこれは許容できないという場合は、理路整然と対処すると良いでしょうけれども、いちいち相手にしていると、時間もエネルギーも割くのは大変です。
攻撃は防御のため
攻撃してくるのは、防御のためということもあるようです。
怖いから、攻撃してくる。そういうこともあるのでしょうね。怖いから、自分の思い通りにしたい、コントロールしたいというのもあるのだろうと思います。
ひどい侮辱→明るくはね返すと立つ瀬がなくなる
「「幸福こそ最大の復讐である」という言葉があるが、まさに真実だ。
わけのわからない侮辱や暴言をはね返すには、幸せに輝いている自分の姿を見せるのが一番。
「あなたがいくら攻撃しても何のダメージも受けなかったし、そんなの気にもしないほど幸せだから、もう忘れたわ」という姿勢を見せるのだ。
こんな切り返しができたら、カッコイイと思いませんか。」(p.156―157)
他人の家族、親しい友人などを侮辱する、バカにする。
そういう人はいますよね。
そんな侮辱や攻撃も、自分は幸せだから気にしない。そんなふうに言い返せると、言ったほうがみじめな感じになるのではないでしょうか。
同じ土俵に立たない
攻撃してきたり、侮辱する人たち、こういう人たちとは関わらないというのもありでしょう。
そうもいかないとしたら、 同じ土俵に立たないというのがいいでしょうね。
他人を自分の思い通りにしたい。そういう人と話し合っても、有益な時間を作ることはむずかしいでしょう。
スルーするなり、明るく言い返す。そんな方法を取ると良さそうですね。
『賢く「言い返す」技術: 人に強くなるコミュニケーション』片田 珠美
というように、本書では、賢く「言い返す」技術について、他にもいろいろと書かれています。攻撃してくる人へのコミュニケーション術を知りたい方が読まれると参考になる一冊です。読んでみてください。
『賢く「言い返す」技術』
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