安保関連法案　閣議決定　水戸中心街で反対デモ

　集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案が閣議決定されたことに抗議するため、「憲法フェスティバル実行委員会」など県内の護憲派の市民グループが十五日、水戸市中心街をデモ行進した。

　参加者は「戦争ＮＯ！」「憲法九条破壊の『戦争立法』を許すな！」などのメッセージを掲げて安保関連法案を批判。「政府は戦争に巻き込まれることはないと言うが、ごまかしだ」「力を合わせて廃案に追い込もう」と訴えた。

　また、「県九条の会」（呼び掛け人・田村武夫元茨城大副学長）は同日、声明を発表した。法案の狙いを「平和憲法を無視して『どこでも、いつでも、どんな戦争でも』派兵できるようにすること」と指摘。法案の成立で「外交交渉による平和的解決は遠のき、アジアでの孤立を招く」と訴え、「戦争法案を廃案にするため幅広い県民と力を合わせ、あらん限りの活動を実施する決意を表明する」とした。