現地の人のバイタリティーにびっくりでした。
回想・はい雨宮漬物店です。
はい。
どうぞ。
・社長?サトウさんという方から電話ありました。
・
(御倉)広報官に話があります。
(三上)何だ?報道協定の締結を要請して下さい。
誘拐事件が発生しました。
・娘を預かっている。
生きて返してほしければ明日の昼までに現金2,000万円を用意しろ。
(秋川)特捜本部は14年前の翔子ちゃん事件との関連についてどう考えていますか?
(落合)え?脅迫電話の文言がそっくりでしょう。
2つの事件に関連があると見ているのかないと見ているのかどっちです?指揮車出動。
・自宅に入電!入電入電!逆探要請!もしもし?三上だ。
目崎の家に3度目の脅迫電話が入った。
着信番号目崎歌澄の携帯です!え〜今新しい情報が入りました。
・金は用意できたか?被害者の自宅に3回目の脅迫電話が入電。
はい。
できました。
用意してあります。
(無線)「今すぐ金と携帯を持って家を出ろ」。
(落合)ヘリウム声で内容は「金と携帯を持って家を出ろ」。
(無線)「11時50分までに葵町の喫茶あおいに持ってこい」。
・我々もあおいに向かう。
了解!回想追1から本部。
現在県道1号線を葵町方向に進行中。
(テレビ)「新しい元号は『平成』であります」。
(松岡)昭和64年は終わってない。
必ずホシを引きずり戻す!はい!至急至急!追1から指揮車!マル父Uターンしました!指揮車了解。
ロクヨンのルートから外れたぞ。
娘は助けて下さい。
お願いします!歌澄を返して下さい!歌澄…歌澄を…お願いします!
(無線・目崎)「お願いします!お願いします!お願いします!」。
(笑い声)回想
(雨宮)翔子を助けて下さい!お願いします!翔子を助けて下さい!お願いします!翔子を助けて下さい!お願いします!助けて下さい!お願いします!お願いします!お願いします!翔子〜!
(水に落ちる音)
(無線・目崎)「このまま環状線に入ればいいんですね?」。
(無線)「そうだ。
さっきの3丁目交差点を左折だ」。
こちら指揮車。
現在通話中の…。
待て!待て!発信場所さっきと同じです。
湯浅アンテナ基地局。
エリアは玄武市湯浅町および旭町周辺。
ホシは移動していない…。
県道の全アオは解除。
旭町は大型店舗が立ち並ぶ街道沿いの町だ。
左折したか?環状線に入ったか?
(無線)「マル害車両今片山町3丁目交差点を左折」。
曲がりました!このまままっすぐでいいんですか?どこへ行けばいいんですか!
(無線)「追1から指揮車。
マル父環状線を北上中。
500メートルで国道とクロスします」。
指揮車了解。
右左折どちらにも即応できるポジションをとれ。
(無線)「追1了解」。
(無線)「国道はまだか?」。
(目崎)もうすぐです。
まっすぐですか?曲がるんですか?右折だ。
やはりロクヨンのルートをなぞる気だ。
曲がりました!どうすればいいんです?このまま走ればいいんですか?この辺りには詳しいか?いえ。
この辺りは全然…。
直進しろ。
追って指示する。
(無線・目崎)「行き先を教えて下さい!」。
(無線)「飛ばせ。
あまり時間はないぞ」。
はい。
追1から指揮車!マル父また速度を上げました!80…85…。
飛ばし過ぎだ!
(無線)「90…」。
歌澄を返して下さい!何でもしますから!娘は返して下さい!
(無線)「生きて返してほしいなら指示に従え。
従わなければ娘を殺すぞ」。
ヘリウムが切れたんだ!
(無線)「鬼頭今だ。
スピードを落とさせろ!ただし頭は上げるな!」。
了解!科捜研に声を分析させろ!はい!ホシの声を聞きましたね。
(無線)「こちら科捜研。
至急音声分析にかけます。
結果が出次第報告します」。
うう…。
マル父の携帯に入電!来たか!番号目崎歌澄の携帯!
(無線・男)「そのまま…直進しろ」。
声を変えたぞ。
喉を潰してるのか?
(無線・男)「石田町の…交差点から…1キロ…。
1キロ先の…左手にある…純喫茶チェリーに行け」。
純喫茶チェリー。
ロクヨンでは4番目の場所だ!回想追1から本部。
間もなく喫茶チェリーに到着。
・あああ…雨宮です。
(無線・目崎)「信号を過ぎて1キロ先ですね?純喫茶チェリーですね?見つけます!」。
(男)急げ!生きた娘に会いたければ…飛ばせ!
(目崎の叫び声)
(無線)「追1より本部。
マル父更にスピードを上げました。
かなり危険な状態です」。
あっ玄武署より入電!目崎歌澄を保護!目崎歌澄を玄武市内で保護!詳細が入りました!保護ではなく補導です!目崎歌澄は玄武市旭町のディスカウントストア「ストライク」にて化粧品数点を万引き。
君名前は?君。
聞こえないもうちょい大きい声で。
目崎歌澄。
旭町西小島から本部。
同店の通報により旭町西交番の巡査長が補導!事情聴取の結果目崎歌澄と判明した!「携帯電話は昨日の未明に無くした。
恐らく盗まれた。
ライブハウスのシャッターの前で眠り込み目が覚めたら無くなっていた」。
そう供述しています!ホシが携帯を盗んだというのか?ホシが娘を人質にとったふりをしていただけなのか。
どこにかけるんだ?報道協定を解除します!それはお前が決める事か?事件は終わりました。
終わってない。
ホシは目崎歌澄を人質にとっていません。
(松岡)ホシは目崎歌澄を尾行し見張ってたんだ。
家に帰らない娘のその不在を人質とした。
一緒に交番行こう。
分かったよ。
早く!行ってらっしゃ〜い!いつもの所にいるよ!は〜い。
(松岡)ホシは万引きするところも見ているはずだ。
それで急に身代金の受け渡し時間が前倒しになった。
それならホシは補導された事も知ってるっていうんですか?それなのにどうしてホシは中止しないんですか?これはホシにとって初めから外道だからだ。
外道…?行くところまで行く気だ。
(無線)「マル父石田町交差点を通過。
間もなくチェリーに到着します」。
参事官!どうしてホシをパクらないんですか!ディスカウントストアの近くに捜査員を送り込んだんですか!三上さん!お前ら!もう娘がやられる心配はないんだぞ!
(目崎)着きました。
純喫茶チェリーですよね?どうすればいいんですか?中に入るんですか?
(男)発進しろ。
(目崎)え?
(男)すぐ発進しろ。
娘が…死ぬ。
峰岸!鬼頭に電話しろ!娘は無事だと父親に教えてやれ!早くこの地獄から出してやれ!どこに行けばいいんです?まっすぐ3キロ進め。
(無線・目崎)「まっすぐ?まっすぐでいいんですか?」。
回想
(クラクション)
(男)まっすぐ行くと川沿いにカットサロン愛々という美容院がある。
(無線・男)「10分以内に来なければ娘が死ぬ」。
そんな!お願いします!三上さん!三上邪魔をするな!追1から指揮車。
マル父指示なく右折しました!錯乱しています!教えてやれよ!分からないのか!娘がいない時間がどれだけ長いか!1分1秒がどれだけ長いか!救えない自分を責め続けているんだ!そんな事も分からないのか!三上さん!
(松岡)これは狂言誘拐の捜査ではない。
この車は今ロクヨンの捜査指揮を執っている。
え?14年前に言ったはずだ。
「昭和64年は終わってない。
必ずホシを引きずり戻す」と。
追1から指揮車。
マル父間もなく到着します!
(無線)「指揮車了解。
本部より各移動。
マル父を決して見逃すな!つぶさに注意せよ!」。
(無線)「了解」。
(無線)「了解」。
(無線)「了解」。
(クラクション)着きました!今着きました!どうすればいいんです?
(男)スーツケースを降ろせ。
分かりました。
(無線)「マル父スーツケースを降ろしてます!」。
ここで…。
目崎も同じように思ったはずだ。
ロクヨンをなぞるなら純喫茶チェリーの次はカットサロン愛々。
そしてそこから北上し山に向かうはずだと。
目崎は知ってたんだ。
錯乱して十字路を右折した訳ではない。
その方が早くカットサロンに着くと知っていた。
だから今度のホシはわざと直進を指示した。
目崎をはめたんだ。
ハッ!どうすればいいんです?
(男)店の前に橋がある。
橋?ああ!見えます!そこに持っていけばいいんですか?
(男)渡れ!早く急げ!吉川状況を知らせよ。
マル父はスーツケースを持って店の前の橋を渡っています。
どいて〜!どいて〜!渡りました!橋を渡りました!どうすればいいんです?
(男)土手を下りろ。
ドラム缶があるだろ。
(無線・目崎)「ああはい。
あります!ありました!」。
(無線)「マル父スーツケースを河川敷に投げ落としました!土手に下りていきます!河川敷ですが古タイヤとか電化製品とかの廃品が雑然と置かれています」。
(目崎)どうすればいいんですか?
(男)スーツケースから金を出して中に入れろ。
ここにですか?ドラム缶の中でいいんですか?
(男)早くやれ。
質問している時間はないぞ。
(松岡)ホシはもう声を変えるのもやめたな。
(無線・目崎)「歌澄は返してくれるんですね?」。
この声に…聞き覚えはないか?
(無線・男)「早くやれ!」。
(無線・目崎)「入れました!金入れました!全部ドラム缶に入れました!」。
(無線・男)「足元を見ろ」。
(無線・目崎)「え?」。
(無線・男)「一斗缶があるだろ」。
幸田…。
幸田一樹!
(目崎)はい。
ありますが…。
(幸田)中に油とマッチが入ってる。
それで火をつけろ。
(目崎)お金を燃やすんですか?やれ。
(無線・目崎)「そんな事をして…歌澄はどうなるんですか?」。
本当に返してくれるんですか?死なせたいのか?
(無線・目崎)「いえ…やります。
やります。
燃やしますから!」。
燃やしますから…。
うう〜!
(無線)「マル父火をつけました!炎があがってます!」。
間もなく現場到着。
ちゃんとやりました!歌澄はどこですか!歌澄を返して下さい!どこにいるんですか!お願いします!助けて下さい!カメラを切り替えろ!了解!
(無線・目崎)「歌澄を返して下さい!」。
(目崎)どこにいるんですか!歌澄〜。
歌澄…お願いします〜!
(目崎)助けて下さい!歌澄を助けて下さい!歌澄〜!缶の下だ。
・
(サイレン)
(泣き叫ぶ声)
(泣き声)
(泣き叫ぶ声)
(電話を切る音)
(泣き叫ぶ声)マル父の携帯に入電!相手番号マル母の携帯。
モニターに切り替えます。
もしもしあなた?やっとつながった!あのねみーちゃん無事だったの。
本当なのよ!誘拐なんてされてなかったの!もしもし?あなた聞こえてる?どうしたの?もしもし?あなた?吉川何が見える?
(無線・吉川)「マル父紙を見たまま動きません」。
紙?ズームしろ!了解!何をやってんだ?破いてる。
ちぎってるぞ。
あっ食いやがった!紙を食ったんだこいつ!見ろ半分だけだ!半分だけちぎって食ったんだ!くそ〜!目崎を確保だ!はい!
(松岡)目崎正人を確保しろ!
(無線)「了解」。
(無線)「了解」。
吉川!
(無線)「本部より各局。
目崎を確保!繰り返す。
目崎を確保!」。
確保!確保!
(無線)「本部より各移動。
見物人の中に不審者がいないか注視しろ。
見物人の中から不審者の発見に努めよ。
繰り返す。
見物人の中から不審者の発見に努めよ」。
目崎さん先ほどの紙を…。
お預かりします。
早く歩いて!目崎歌澄を無事保護した。
(諏訪)えっ?直ちに報道協定を解除しろ。
はい。
報道協定を解除。
え〜ただいまをもって申し入れに基づき報道協定は解除とさせて頂きたいと思います。
(井沢)保護された場所はどこですか?ええっと…玄武市内のディスカウントストアです。
ストライクというお店です。
え〜事件の概要はまだ解明されておりません。
え〜情報の扱いには十分お気を付け下さい!回想
(雨宮)翔子…翔子〜!翔子!翔子!翔子〜!回想
(雨宮)翔子〜!
(雨宮)翔子〜!ただいま。
(美那子)お帰りなさい。
お前も行ってくれたんだってな。
ご苦労さまでした。
(ため息)どこにいた?え?松岡参事官から聞いてない?「特命だからお前から聞け」と言われた。
私はあの空き地に行きました。
身代金を燃やした空き地か?やじ馬の中に混じって…。
「そこにある男の人がいるかどうか調べてほしい」って言われて。
回想
(目崎)歌澄を返して下さい!どこにいるんですか!14年前にね一度それもほんの短い間見ただけだったけどすぐに雨宮さんだって分かった。
回想
(泣き叫ぶ声)ねえ。
雨宮さんが今度の誘拐事件の犯人なの?実行犯は幸田一樹だ。
幸田…?ロクヨンの自宅班にいた元刑事だ。
ああ…。
しかし雨宮さんが首謀者である事は間違いない。
参事官はそう確信していた。
回想発端はお前がもたらした情報だ。
え?無言電話だ。
ん?無言電話?俺が無言電話の事を参事官の奥さんに話した事からだ。
回想しばらく前に電話がありました。
無言電話でしたけど。
無言電話…?いつごろ?ひとつきほど前です。
ひとつき前…?村串みずきにも無言電話があった話をしたろ。
回想
(村串)うちにもあったのよ無言電話。
え!?3週間ぐらい前だったかな。
昼間に私が出たらすぐに切れて夜旦那が帰ったらまたあって今度は旦那が出てね「うちには警察関係者がいるんだぞ」とか言ってたら切れたのよ。
イタズラだっていうのか…?美雲さんの実家にも無言電話があったんだって。
ひとつきぐらい前に。
美雲ってうちの美雲か?参事官の実家にも無言電話があったそうだ。
うちよりも前にだ。
警察官は電話帳に番号を載せないだろ。
うちも今は載せていないがおやじが生きていた14年前まではここの番号を載せていたんだ。
分からないか?「マツオカミカミミクモムラクシ」。
マ…ミ…。
あっ!マミ…これってアイウエオ順?アイウエオ順に誰かが無言電話をかけてた…。
今度の被害者である目崎の家にも10日前に無言電話があった。
14年前雨宮さんは「もう一度犯人の声を聞けば絶対に分かる」と言っていた。
回想・
(漆原)日吉!どうした!?もしもし?雨宮です!もしもし?はい。
雨宮です。
もしもし?雨宮です。
はい…。
(小声で)もしもし?サトウさん!サトウさん!あああ…雨宮です。
えっ…直売所野菜…。
翔子を助けて下さい!お願いします!じゃあ雨宮さんが…無言電話かけてたの?回想・ねえパパ。
早く帰ろう。
昭和63年当時の電話帳をめくって…アから順番に番号を押し続ける。
気の遠くなる話だ。
回想・
(呼び出し音)いつから始めたのかは分からない。
奥さんを亡くしたあとか…それ以前か…。
回想・
(呼び出し音)雨宮さんにとって犯人の声を探す事が生きる希望だったんだろ…。
回想・
(呼び出し音)俺たち警察がとり逃がした犯人の声を…。
私も…雨宮さんの無言を聞いたのね。
ああ。
俺もだ。
回想
(電話のボタンを押す音)・
(呼び出し音)・…あゆみか?あゆみ。
あゆみなんだろ?どこにいる?あゆみ帰ってこい。
何も心配するな。
今すぐ帰ってこい。
帰ってきてくれ!あゆみ!あゆみ!
(電話を切る音)雨宮さんはその事を…俺の声と三上という名を覚えていてくれたんだ。
回想警察庁長官がお宅を訪ねたとなれば新聞は大きく記事にしてくれます。
テレビもニュースで流し多くの人がまたこの事件を目にします。
新たな情報が寄せられる可能性があるんです。
(すすり泣き)申し訳ございません!出直してまいります!
(雨宮)大丈夫ですか?あなたは大丈夫ですか?悪い事ばかりじゃありませんよ。
きっといい事だってあります。
雨宮さん…ついにその声聞いたのね。
回想
(電話のボタンを押す音)・
(呼び出し音)・
(目崎)はいもしもし?もしもし?目崎ですが。
もしもし?歌澄か?おい!歌澄なんだろ。
もしもし?もしも〜し?もしも〜し?もしも〜し?ハッ!目崎…。
目崎…。
ああ…ああ…。
(すすり泣き)
(目崎の泣き叫ぶ声)雨宮さんじ〜っとこう空見上げてた。
誰かにこう何か報告するみたいにじ〜っと空見上げてた。
いい事は…あったのね…。
分からない。
何がいい事なのかも。
おなか…すいたでしょ?ああ。
ちょっと待ってて。
うん。
うん!うまい!おいしい?おい。
ん?大丈夫か?何が?無言電話はあゆみからじゃなかったんだ。
そうね。
でも俺はあゆみが元気だと信じてる。
あゆみはね生きるために出ていったんだと思うの。
私そう思う。
きっとどこかにいるんだと思うの。
ああなってほしいとかこうなってほしいとか望まずにありのままのあの子を受け入れてくれる人が…。
あゆみにとって本当に必要なのはね私たちじゃないほかの誰かなのかもしれない。
ここじゃなかった…。
私たちじゃなかった…。
それだけの事。
俺にはお前しかいない。
そういう誰かは…お前しかいないんだ。
俺と結婚した事…後悔しないでくれ。
やだ。
よかった。
え?だってあなたの方が後悔してると思ったから。
ばか言え。
(すすり泣き)
(すすり泣き)
(すすり泣き)あなた。
会いたい。
あゆみに会いたい…。
(すすり泣き)言っちゃ駄目。
すまん…。
大丈夫…大丈夫だから。
(すすり泣き)ねえ。
食べ終わったら少し横になったら?疲れてるのよ。
ほら。
(すすり泣き)すまん…。
はい松岡です。
もしもし?三上です。
どこから電話してんだ?たまたま通りかかった公衆電話です。
目崎はどうです?何かしゃべりましたか?・
(松岡)「早く犯人を捕まえてほしい」と言ってる。
手ごわいですね。
・
(松岡)ハッ…。
まあそのうち弱くなる。
目崎は外車セールスをしていた頃暴力団とのトラブルで1,600万の借金を抱え込んだが返済してる。
それが動機ですか?・
(松岡)うむ…。
あいつが半分だけ握っていた紙には「娘は小さな棺に入っている」と書かれてあった。
目崎は自分の娘の事だと思ったんだろうが小さな棺というのは雨宮翔子ちゃんの事だ。
それも追及するんですね。
・
(松岡)やつも人の親だ。
マスコミには何も言うなよ。
分かっています。
人間言える事と言えない事がある。
目崎が逮捕されれば妻と娘は犯人の家族になる。
だから実名は言えない…。
そういう事でしたか。
参事官。
雨宮さんと幸田は生きてるでしょうか?・
(松岡)生きてる。
命懸けで事を起こした人間は結果を見るまでは死んだりしない。
目崎を落とせば必ず出頭してくる。
しかし参事官。
たとえロクヨンを挙げても捜査一課は祝福されません。
(松岡)幸田メモの中身か?そうです。
・
(松岡)気に病むな。
俺たちは狩りの事だけ考えていればいい。
楽だろうデカは。
三上。
また一緒にやるか?その時が来たらお供させて頂きます。
・
(松岡)ああ。
参事官見えました。
ハハハッ!こっち。
先生見て見て。
見て見て見て。
何かぶってんの?やっぱりお前が騒動師だったのか。
(二渡)騒動師?祭りを盛り上げるためにわざと騒ぎを起こす道化だ。
お前は刑事部を脅すと見せかけその危機感をあおった。
記者クラブが会見をボイコットすると知ってからはわざと俺の目の前をちらついて俺を挑発した。
半分刑事の皮をかぶった俺にボイコットを中止させないためにだ。
お前は本当は県警の刑事部長ポストを守りたかった。
ついでにうちからロクヨンの膿も出してしまいたかったか?
(二渡)マスコミ対策っていうのはそうやって物語を作る事なのか?とぼけるならとぼけるでいい。
最後まで聞け。
「確かに誤算はあった」と言ったな?「結果オーライだ」とも。
よく覚えてるな。
結果的に今回の事件がお前の願いをかなえてくれた。
犯罪が刑事部を救ったって事か?皮肉もいいところだな。
本当の皮肉はこれから始まるんだ。
二渡。
借りを返せ。
お前に借りなどない。
借りがないなら貸しでいい。
(ため息)何をしろというんだ?俺を広報室から異動させるな。
参事官が会見に臨む時広報官としてお供したいんだ。
協定が解除されても警察が事件の全貌を明らかにするのは義務じゃないんですか?何の騒ぎだ?広報官。
目崎一家がどこにもいないんですよ。
目崎正人はまだ警察の監視下にあるんですか?その妻と娘まで隠すのはなぜですか?警察が隠してる訳じゃない。
家族がマスコミ被害を恐れてるだけだろ。
雨宮さんもいないんですよ。
雨宮…?
(秋川)それは何か関連があるんですか?知らん!何の話?
(秋川)中央署に雨宮漬物の従業員だった女性が呼ばれたそうなんですけどね?ほう?従業員?
(秋川)今更また耳実験でもしてるんですかね?分かりました。
それじゃこっちで徹底的に調べます。
楽しみにしてて下さい。
ちょっちょっちょっ待って待って待って!教えなさいよ秋川!秋川!みんなに話しておく事がある。
刑事部が…14年間そんな隠蔽を…。
恐らく…というか確実に…目崎逮捕を機にマスコミとの関係は死ぬ。
一度死んだ関係をどうやって再構築していくかおのおので考えてもらいたい。
分かりました。
(蔵前)私はそれでも…雨宮さんには無事に出頭してほしいと思います。
それは警察の人間として当然の事だ。
(美雲)私はマスコミとの関係が死んでたとえ背中を向けられてしまっても諦めずに背中でもいいからノックし続ける事が大切だと思います。
たゆまずにです。
たゆまずにか…。
それは広報の人間として当然の事だ。
よし。
蔵前。
はい。
・
(諏訪)おっ秋川ちゃん。
広報ですよ!どうした?ハッ!ああやだ。
びっくりした。
おはよう。
おはよう。
何かずっと手入れしてなかったらお花全部枯れちゃって。
だけどね…見て見て。
ほら。
おお!フフフッ。
何て花だ?クリスマスローズ。
ふ〜ん。
あゆみと一緒に植えたんだ。
何年も咲かなかったのにず〜っと生きててくれたんだね。
本当だな。
つぼみだ。
フフフフ。
ねえ。
このお花咲くの楽しみだね。
もっと植えたらどうだ?ほら仲間を。
仲間?うん。
買いに行こう。
望月のところに行けばいい。
・おはようございます。
・おい!朝早くから悪いな。
あんまり時間がなくてな。
(望月)分かってるよ。
新聞ぐらい読むからな。
ご無沙汰してます。
いらっしゃい。
こっちですよ。
はいどうぞ。
きれい!ああ…わあきれい!こっちこっち。
足元気を付けて。
はい。
はい三上です。
分かりました。
・はい三上です。
もしもし?もしもし?もしもし?2015/05/16(土) 22:00〜23:00
NHK総合1・神戸
土曜ドラマ 64(ロクヨン)(5)[終]「指」[解][字]
三上(ピエール瀧)は、松岡(柴田恭兵)が指揮する捜査車両に乗り込んでいた。新たな誘拐犯が指示する身代金の受け渡しルートは、14年前のロクヨンと全く同じだった
詳細情報
番組内容
記者クラブとの報道協定を守るため、三上(ピエール瀧)は、松岡(柴田恭兵)が指揮する捜査車両に乗り込んでいた。三上は再び、被害者の父が身代金を運ぶ車を追うことになる。新たな誘拐犯が父・目崎(尾美としのり)に指示する受け渡しルートは、14年前のロクヨンと全く同じだった。一方、松岡は美那子(木村佳乃)にも捜査への協力を依頼していた。そして、美那子が現場で目撃したものは…。さらに、三上の娘のゆくえは…。
出演者
【出演】ピエール瀧,木村佳乃,新井浩文,永山絢斗,山本美月,萩原聖人,村上淳,吉田栄作,尾美としのり,段田安則,柴田恭兵
原作・脚本
【原作】横山秀夫,【脚本】大森寿美男
音楽
【音楽】大友良英
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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日本語
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2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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