(鑑純一郎)「YD」って知ってるか?えっ?ちが〜う!「やりたいことしかできない病」!それがこの俺鑑純一郎だ!
(あざ笑う声)
(ユー・レッドポンド)♪〜『アメイジング・グレイス』
(チャイム)
(ドアの開く音)うっあっ!はあ…。
はあ〜やっと終わったか。
(鑑純音)兄ぃ!ん?おうどうした妹よ…んっ?あまだ兄ぃは担任になったばっかりだったね。
たしかうちのクラスの娘だよな?うん紹介するね。
この娘は千波花音ちゃん。
物理でどうしてもわからないことがあるんでちょっと兄ぃに教えて欲しいんだって。
えええ!せっかく授業終わったばっかりなのにぃ!ウワーッ!ぐわ…。
何か文句ある?ありませんが…何か?まったく最初から素直にやるって言えばいいのに。
命と二択といわれればやるしかあるまい。
あのね花音ちゃんどうしても物理のテストで良い点とらないといけないんだって。
だから協力して。
なんでそんなことするんだ?別に良い点とらなくたって死にゃしないだろ?今度のテストで学年10位以内に入って歌手のユー・レッドポンドのコンサートに行きたいんだって。
ん?ユー?アメリカの超有名なアーティストだよ。
すっごい透明感のある声で花音ちゃんすっごいファンでどうしてもコンサートに行きたいって。
はあ?それこそ別に成績なんて…。
花音ちゃんの家厳しくってそのくらいのことしないとOK出ないんだって。
だからね?はあ〜まっ一応教師だから仕方ないか…。
でどこがわかんないんだ?ん?はやっ!
(携帯の着信音)ええと…。
「物理は昔から全体的に苦手で…」。
《な何かが根本的におかしいぃ!》あのさそのやりとりって…。
いいから今は質問に答えて!喋らない!?そ!花音ちゃんとは中学時代からクラスメートなんだけどあの娘絶対口をきこうとしないのよ。
中学の時声をからかわれたことがあってそれ以来ずっと会話はメールを使ってるの。
ふ〜ん…。
ほら彼女って見た目可愛いし喋らないことが有名になっちゃって…。
ふ〜ふ〜…うん!どんな声してるんだろうって何人もの猛者たちがあの手この手でチャレンジしてきたけど誰一人花音ちゃんの口を開かせることはできなかったって話よ。
誰一人ねえ…にしてもしょうもない理由でずいぶんしんどいルートを選んだなそりゃ。
そういうこと言わないの。
みんなにも内緒にしてるんだけど彼女の声ってさ…。
なにぃ〜っ!!そういうことなら話は別だ。
あの娘には何としても喋ってもらわなくちゃな!へっ。
うえ〜。
(おしらせチャイム)千波花音さん千波花音さん至急理科準備室まで来て下さい。
繰り返します。
2年3組…。
(ノック)それじゃ本テスいってみようか。
妹に聞いたぞ。
お前すっげえアニメ声らしいじゃん。
だからよお前のためにアフレコをしてやろうと思ってな。
あそこか?いや〜どうしてもお前の声が聞きたくて理科準備室をアフレコスタジオに改造したんだ。
(ドアの開く音)いろいろ大変だったぞ〜。
音響まわりとか…。
(携帯の着信音)ん?ん?どうしてこんなことをするのかって?お前の声が聞きたいからに決まってるだろ!知ってるか?今プロの声優って呼ばれてる人数は2千人。
だがその中でも神に選ばれた声優の証生まれながらのアニメ声は10人もいねぇんだ。
そんな貴重な声を生で聞くチャンスなんて一生に何度あるかわからねぇだろ!生のアニメ声を耳元で囁かれたら死んでもいいぜ!何がいいかなぁ〜あっサンダース軍曹の口癖ばっきゅ〜ん!がいいなぁ。
でもって…。
(携帯の着信音)あ?だな…。
ぜ〜んぜんないぜ。
じゃお前の声がいかに貴重かレクチャーしたところで…。
超希少レア物の魔砲少女ぶら☆くら第1話アフレコ台本だ!さあアフレコを始めるぜ!ぐはっ…。
千波花音の声…やっぱりそう簡単には聞けないな。
(携帯の着信音)だがこれでようやく準備は整った。
授業を始めるぜ!兄ぃ昨日花音ちゃんに何かした?朝っぱらから何なんだ純音?昨日からず〜っと花音ちゃんにメールしてるんだけど無言なのよ。
無言?ずいぶんとシュールなメールだな。
兄ぃあの娘は繊細なんだから声のことしつこく言ったりしたらダメだからね!
(アナウンサー)本日未明民家が…。
本当にそう思うか?えっ?本当にこのままでいいとお前は思うのか?それは…違うかもしれないけど…。
よし!今回はお前にも協力してもらう。
えっ?《なんたって希少価値のアニメ声だ。
このまま放っとくわけにはいかないもんなぁ》なんか騙されてるような気がするんですけど…。
(アナウンサー)それでは次のニュースです。
天使の歌声と呼ばれる世界の歌姫ユー・レッドポンドの世界ツアーが始まりました。
ユー・レッドポンドさんは現在130ヶ国を回るワールドツアー中で日本での公演…。
だいぶ苦戦してるようだな。
テストまであと1週間。
自力でどこまでやれるのか…。
その様子だとお前の目標にはほど遠い状況に見えるが?返事もなしか…つれないねえ。
(ドア音声)アイコトバヲニュウリョクシテクダサイ。
あ言い忘れてたかな。
図書室のドアを改造させてもらったから。
その扉は音声入力方式になっていてもし外に出たかったらサンダース軍曹の…。
(ドシーン!)おぉ…ふっま一筋縄じゃいかねえよな。
いや〜お母さん若くていらっしゃる!
(母)まあオホホホ!よく言われちゃったりするんですよ。
ホホホ!アハハ!あ花音ちゃんお帰り!よう待ってたぞ!
(母)花音もほらいらっしゃい。
もう花音ったら先生がいらっしゃるんだったら先に言ってくれないとダメよ。
いやいやお母さん。
花音さんを責めないでください。
悪いのは私です。
なにせ学業に励もうという大事な生徒を放っておくわけにはいかなかったもので。
なんて熱心な先生でしょう。
これなら物理が苦手な花音でも学年10位以内に入れるかもしれないわ。
任せてください。
こう見えて物理の教師ですから。
(母)まあ先生ったら!アハハハ!アハハハ!帰れって言われてもねえ…。
まそう来ると思ったけどな。
おい純音。
うん。
ややこしいんでお前との会話に慣れてる純音を通訳に置く。
好きなだけ言いたいことを言うがいい。
「勉強の邪魔ですから帰ってもらえますか?私はあなたなんかと関わり合いになりたくありません」。
本当にそれでいいのか?「いいに決まってます。
そもそもなんで家にまで押しかけてきてるんですか!」。
そりゃあお前の物理の成績を学年10位以内に上げに来たんだよ。
「え?」。
なかなか燃えるシチュエーションじゃねえか。
1週間で物理音痴を学年10位以内まで押し上げるなんてよ。
報酬はお前の声ってことでいいよな?「全然よくありません!誰がなんと言おうと私は二度と人前でしゃべったりしません!」。
だ〜から〜本当にそれでいいのかって聞いてるんだよ。
お前どうしてもユーのコンサートに行きたいんだよな。
そのためには物理のテストで学年10位以内に入らなければならない。
つまり俺の力なしではユーのコンサートには行けない。
お前はすべて終わった後俺に声を聞かせればいいだけだ。
悪くない取引だろ?「本当に私1週間で10位以内に入れるんですか?」。
もちろんだ!その程度のことができねぇでYDなんて名乗れねぇよ。
いいだろう。
もしお前が10位以内に入れなかったら俺は教師をやめる。
それでどうだ?兄ぃそれは…。
どうなんだ?へっ。
よし交渉成立だ!これはお前の中1からの全教科の成績だ。
データを分析したがお前は数学の二次関数と乗数の概念が甘い。
これじゃ波動方程式どころか力学の初歩も理解できない。
成績があがらないのも当然だ。
でその対策にこれを用意した!千波花音専用ゲーム名付けてカナン・クエストだ!こいつはお前の弱点を算出して出題し理解度が深まれば出題レベルが上がるシステムになっている。
レベル8クリアで80点は取れるはずだ。
やれるか?♪〜♪〜♪〜まあ心配すんな。
この手の問題はひたすら反復あるのみだ。
大丈夫だよ。
こんな簡単な問題すぐ出来るようになるから。
(携帯の着信音)あ?「私には簡単じゃないんです…」。
そっか。
わかった。
(ドアの開閉音)
(鳥のさえずり)
(ノック)・入るぞ!・お前が難しいって言うんで徹夜で新しいシステム考えてきたぜ!♪〜千波花音専用ソフト名付けてカナンファンタジー2!お前の力をもっと引き出せるようデバッグ機能を追加した。
お前の弱点を分析しより分かりやすいように出題してくれる。
これでお前の点数アップ間違いなしだ!しかもフルポリゴン!2Dから3D視点に変更しより広い視野と高度な判断力思考能力も楽しみながら獲…得…。
ポカッ。
(ドッシーン!)
(携帯の着信音)寝ちまったのか…。
悪いなここ数日ちょっと寝不足でな。
ごめんなさい?何謝ってんだよ。
悪いのはお前じゃなくて俺…。
それはお前が10位以内に入ったらって約束だ。
価値あるモノには対価を払うってのがオタクの矜持なんでな。
気持ちだけ受け取っておくよ。
俺も最初の物理のテストは5点だった。
だって全然興味なかったしよ。
ただ俺どこでもドア欲しくなってさ。
それ作るには物理の知識が必要だっていうんでしゃ〜ないから勉強しただけさ。
やりたいことをやるってのは得意なことをやるのともできることをやるのとも違うんだぜ。
自分の願いを叶えるためなら苦手なことだってやる。
俺もお前も同じだよ。
回想
(男)「うおっ!何このアニメ声!!」
(男)「マジで地声か!?加工してんじゃねえの!?」
(男)「ある意味神!」
(男)「声が2.5次元!こらスゲエ!」
(女子生徒)うわぁ〜花音大人気じゃん。
どんどん書き込まれてる!
(女子生徒)前から思ってたんだけど花音ってやっぱりアニメ声だったんだね。
(女子生徒達)アハハハ!
(女子生徒)あれ新しい書き込みがなくなったね。
どうしたんだろう?
(女子生徒)さっきまでコメントの嵐だったのにね。
♪〜『アメイジング・グレイス』
(女子生徒)これよこれ!♪〜『アメイジング・グレイス』
(女子生徒)ユーのライブ生で配信してる!みんなこっちに流れたんだよきっと。
(女子生徒達)わぁ!♪〜『アメイジング・グレイス』現在それで?今日はテスト当日なんですけど。
結局花音ちゃんはどうなったの?ふっふ〜ん。
何よそれ!これを見ろ〜!!ふ〜んどれどれ?レベル…10!?これってスゴイじゃない!まさかあいつレベル9までクリアするとはな…。
それじゃあテストは安心ってことね。
まそういうことだ。
(携帯の着信音)ん?なんだ?こんな朝っぱらから。
俺に話さなきゃいけないこと!?それで話ってのは何なんだ?
(携帯の着信音)え〜なになに…。
「先生私自分の声が大嫌いなんです」。
自分の声が嫌いか…。
知ってるよ。
大方その反動でユーの声が好きになったってところだろ?「彼女は私を救ってくれたんです。
それ以来彼女の歌声を聞いていると嫌なこと全てを忘れられた」。
救いねぇ。
俺には詳しいことはわからないからな。
(携帯の着信音)「本当に私の声と違ってすごくキレイで透明な声なんです」。
まあ俺から言わせりゃそんなのどうだっていいことだけどな。
へ。
♪〜Amazinggrace♪〜howsweetthesound♪〜Thatsavedawretch♪〜likemeどうだ?俺の歌声。
ユーとは全く違うだろう?ま〜だ分かんないか?それでね〜。
それでね〜。
それでね〜。
それでね〜。
それでね〜。
どの声だったらお前は満足なんだ?俺はあんな歌声だが鼻歌だって歌うしカラオケだって行く。
不思議なもんであんな歌でも楽しんでくれる連中はいるんでね。
わかるだろ?何が好きで何がうれしいかなんて人それぞれなんだよ。
好きな人間もいれば嫌いな人間もいる。
それって当然のことなんじゃないか?まっいろんな理屈をこねてみたけど俺が言いたいことはたった1つだ。
俺はお前の声を聞いてみたい。
今日の授業はここまで。
期待してるぜ。
なんたってお前がテストできっちりいい点とらないと…。
(花音)ばっきゅ〜ん・おっ!
(ピヨピヨピヨ…)おっ…おっ…おっ…。
あ!!あいつ俺をピヨらせるとは!テストがんばれよっ!アニメっ娘!!エヘ!エヘヘヘ!あっ!しまった〜!!録音すんの忘れたぁ〜!アハハ!2015/05/16(土) 17:30〜18:00
読売テレビ1
電波教師「美少女のヒミツ」[字][デ]
鑑は一切喋らない生徒の花音に苦手な物理を教える事に。純音から花音がどんな声をしているか聞いた鑑は俄然やる気になり、あの手この手を使って花音に喋らせようとするが…
詳細情報
声の出演
鑑純一郎:神谷浩史
鑑純音:松井玲奈
千波花音:日高里菜ほか
番組内容
鑑は妹の純音から苦手な物理を教えて欲しいというクラスメイトの花音を紹介される。花音の家は厳しく、テストで学年10位以内に入らないと大好きな歌手のコンサートに行かせてもらえないという。この時、花音は全ての会話をメールでやりとりして一切喋らない。実は花音は中学時代に声をからかわれ、それ以来、一言も喋らなくなったという。純音から花音がどんな声をしているか聞いた鑑は俄然やる気に…。
制作
【原作】
「電波教師」東毅
【監督】
佐藤真人
【シリーズ構成】
前川淳
【キャラクターデザイン】
杉本功
【音楽】
高田龍一(MONACA)
【制作】
ytv
A−1 Pictures
番組ホームページ
http://www.ytv.co.jp/denpa/
音楽
【オープニング曲】
「Youthful Dreamer」TrySail(アニプレックス)
【エンディング曲】
「DREAMIN’」東京パフォーマンスドール(EPICレコードジャパン)
おしらせ
【ytvアニメ情報】
劇場最新作、名探偵コナン「業火の向日葵」
大ヒット公開中!! http://www.conan−movie.jp/
毎週土曜日よる6時「名探偵コナン」好評放送中!!
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アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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