8東北発☆未来塾 ドリアンさんと行く!言葉探しの旅「気仙沼から石巻へ!」 2015.05.16


どうも「サンドウィッチマン」です。
おっ!今回はついに「ハードロックのチカラ」。
やりませんやりません。
違うんですか?前回からですね「叫ぶ詩人」のドリアン助川さんを講師に迎えまして「言葉のチカラ」やってますから。
あ〜そうか。
「ドリアンさん」と言えば深夜ラジオのパーソナリティーとしても有名だよね。
そうですね「人生相談の達人」としましてラジオを通じてですね「言葉のチカラ」で若者たちを励まし続けております。
そんなドリアンさんだけにですね言葉にはやっぱり厳しい訳ですよ。
俺が一番疑ってるのは「伊達」と「みきお」と「正宗」だね。
何で疑ったんですか?この関係性。
疑わなくていいです…。
さあ前回ですね岩手の釜石を出発した「言葉探しの旅」宮城へ入ります。
塾生たち何書くんだろうな?えっ「血の匂い」?物騒な旅になりそうじゃないの?それを見たドリアンさん「叫ぶ詩人」の血が騒ぎます。
「東京までいろいろあったとしても無事に着きますように」。
何だよそれお前!家で待ってるおふくろかよ。
まあねえ…書きそうですけどおふくろがね。
えっ!まあまあでも安全第一大事ですからね。
でも旅の内容は波乱万丈です。
いろんな方と出会いますね。
早速出発進行です!6泊7日の言葉探しの旅。
2日目バスは気仙沼市に入りました。
東日本大震災で1,000人以上の命が失われた気仙沼市。
漁業で栄えていた鹿折地区は壊滅的な被害を受けました。
講師のドリアン助川さんは6人の塾生を鹿折地区が見渡せる高台に案内しました。
新たに住宅を作るため現在3.2メートルのかさ上げ工事が進んでいます。
これを見る限りではとてつもなく早い気が私の中ではします。
この地区出身の塾生小野里海さん。
震災が起きた時はアメリカに留学中でした。
震災から1か月後帰国した小野さんは目の前に広がる風景を受け入れる事ができませんでした。
つらかったんだと思うんですけど地震の揺れも感じてないし波も見てないので「何か違う土地に来た」と私は思っていてずっとなので本当につい最近くらいまで受け入れてないくらいだったので。
何か「つらい」とか全く思ってなくて。
ここにまた新しいおうちが建って新しい街になった時に波にぐちゃぐちゃにされたという事がみんなの記憶の中でまた薄まっていくのかね?どうなんだろう?でも…けど結構みんな明るくてだから何か新しくそこに重ねる訳じゃない…。
重ねて何か作り上げていくと思うんで。
うん。
重ねていくんだと思います。
今年3月小野さんは仲間と一緒にふるさとの記憶を1冊の本にしました。
震災前の風景を写した写真に地元の人々からインタビューをして集めた思い出を方言そのままでつづり添えました。
インターネットで資金を集め作ったこの本。
飲食店や集会所など地元の人々が集まる場所に無料で配りました。
ここです。
どうも。
いいですか?はい。
すみません。
こちらは小野さんの友達が働くカフェバー。
もちろんここにも小野さんの本。
目立つところに置いてあります。
結構みんな見てます。
みんな見て?昼間もコーヒー飲みながら必ずみんな目通しています。
それで「何だ」って言いながら?そうそれで「ここにあれあったね」とか「あ〜懐かしいね」とか。
さっき小野さんがね鹿折の今の復興に向かってるとこ見ながらね「忘れるんじゃなくて重ねていくんだ」という言い方をしたんです。
(佐々木)そのとおりですね。
その重ねていく土台になる?もう既に「チカラ」をお持ちなんじゃないですか?「忘れる」ではなく「重ねる」。
「言葉のチカラ」頂きました。
気仙沼から2時間半。
バスは石巻へ。
3年前ドリアンさんはこの街で今も頭から離れない風景と出会ったと言います。
震災から1年が過ぎた頃ドリアンさんは東北を肌で知るため自転車の旅に出ました。
東京を出発し原発事故に悩む福島県を経て津波の被害が大きかった宮城県石巻市へ。
300年前歌人の松尾芭蕉が新しい表現を求めて歩いた奥の細道をたどりました。
旅で感じた事を発表していたドリアンさんある風景と出会い大きな迷いを抱えました。
あそこに小学校があるんですよ。
門脇小学校っていう小学校があって。
自転車で旅した時はあの小学校の前で野球をしてる子供たちの姿がすごく胸にしみたんですよ。
震災から1年半たっててね。
もちろん優先順位ってのはたくさんあるんだと思うんですけども。
「何でこの子たちは1年半も焼け焦げた校舎の前で野球やってんだろう?」という思いが自分の胸の中に起きたのね。
この場所で野球やって一生懸命生きてる人たちに対して何か自分が分かったような事を言うのがねすごくおこがましく感じちゃったの。
ものすごい葛藤が始まっちゃった場所でもあるんですよ。
何だかいろんな矛盾が自分の中にもこの日本列島の中にももう矛盾がこう渦巻いてるような感じで「もうこんな旅はやめようかな」って一回は思ったのはこの場所ですね。
自分のやっている事に迷い立ち止まってしまったドリアンさん。
ある人の姿を見て再び進み出す勇気をもらいました。
その人と出会ったのは石巻市郊外にある「道の駅」です。
おっ聴こえてきた聴こえてきた。
聴こえてきた。
何の音色でしょう?「手回しオルガン」です。
とっても優しい音色ですね。
演奏するのは石川明さん。
この場所で7年間手回しオルガンを奏で続けています。
ドリアンさんは石川さんのひたむきな姿に自分の信じる事をやり続けていいんだという勇気をもらったと言います。
(拍手)本当に…本当に久しぶりで。
いえいえ久しぶり。
ありがとう。
3年ぶりですよね。
どうもありがとうございます。
私は大崎市の鹿島台出身でしてよくここに来てたんですね。
石川さんの演奏をお聞きした事覚えています。
どうもありがとうございます。
すみません記憶になくて。
震災の日石川さんはオルガンだけを抱え津波から逃げました。
半年後にはこの場所で演奏を再開。
現在も仮設住宅から通っています。
雨の日も雪の日も奏で続ける石川さんの原動力。
それはある人から贈られた「言葉のチカラ」です。
道の駅の駅長太田実さん。
7年前生活に困っていた石川さんに太田さんは演奏するこの場所と食事を無料で提供しました。
「とにかく奏で続けなさい」って。
その人の言葉っていうのが僕の根底にあってやっぱり常に奏で続けるっていうのはもう…その人に言われてからやっぱり奏で続けてますね。
ここでこう演奏してるといろいろな方との出会いとかあると思うんですけど何かこう…印象に残ってる人だったり出来事ってありますか。
やっぱりあの…「これほど人って泣くのか」って号泣される方に何人か会ったっていう事と特に震災後は足踏みオルガンで「故郷」を。
いわゆる「家を失ってこれから東京に行くので『故郷』を弾いて下さい」とか。
やっぱり「故郷」っていうリクエストっていうのお客様に多いですね。
何でそんなにこう…今まで頑張ってこれたのかな…?自分は音楽好きでとにかくやっぱり一日でも長くっていうか。
何年したとか何年するとかじゃなくてやっぱり今日終わったら「また明日も奏でたい」。
その連続って言うんでしょうか。
自分の人生を懸けるものがあってそして幸福な時間が毎日あって必ずしも理解者ばかりじゃないと思いますが。
そうです。
でも号泣してくれる人もいる。
間違いなく幸せの一つの姿がここにあるんだって今日思いました。
どうもありがとうございます。
ありがとうございます。
何かとても元気もらいました。
ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
ホントにありがとうございます。
言葉を通じた一期一会の出会い。
ドリアンさんには塾生にもう一人紹介したい人がいます。
その人がいると聞いて市内の結婚式場を訪ねました。
熊谷さん。
どうもどうも。
ご無沙汰をしております。
熊谷祥徳さん。
「3年前のドリアンさんとの出会いが大きな救いになった」と言います。
「似顔絵アーティスト」と言っていいんでしょうか?いやいや…「街の似顔絵描き屋」です。
「街の似顔絵描き屋」。
そうですね。
結婚式場やイベントで似顔絵を描く熊谷さん。
キャリア30年です。
最初はグージャンケンポン。
嶺岸さんが。
お客さんと言葉を交わしながら魅力ある表情を引き出すのが熊谷さんのスタイルです。
あの…
(笑い)なるほど。
基本ボーダーラインが7分。
7分?7分?速い。
7分以下の方はまあご想像に…。
(笑い)これまで描いてきた笑顔は7万人を超します。
(拍手)ありがとうございます。
ありがとうございます。
どうですか?「おめでとうございます」って言いたくなるね。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
震災で家を流された熊谷さんが似顔絵描きを再開できたのは5か月後。
最初のお客さんは言葉を交わしながら描く熊谷さんのスタイルが通用しない1枚の写真でした。
あの…これくらいの女の子なんです。
これくらいの女の子。
「この写真しか残ってないんです」って言われまして。
最初分かんなかったんです。
それは亡くなった…。
そうです。
お子さんの写真だった訳ですね。
結局…本当に思考がついていかなかったんですね。
感情移入するタイプなので。
もう…座られて泣かれてるんですよお客様が。
…描いてる間。
私も泣いてましたけども。
それが延々と続くんですね。
ええ…。
1日大体40〜50人描きますけどそのうちの半分とか1/3がそういったお客様だったんですね。
子供の思い出を語り続ける人。
写真を手にただただ泣き続ける人。
熊谷さんは遺族のリクエストに応じて生き生きとした姿を描き続けました。
描いてるうちにもう本当に精神的におかしくなっちゃったんですね。
で…帰りの車の中でも突然叫んだり何だりして。
あと涙がば〜っとこう出てきたりして。
「これ続けられねえんじゃねえかな?」みたいなとこまで追い詰められたんですね。
で…まあそういう事あってその…ドリアンさんとの出会いがあったんですね。
初めて会ったドリアンさんに聞いて頂いてほんでが〜っと落ちてた気持ちが止まったんですねそこで。
初めてお会いしてあんなにリアルな事を話せたっていうのはどういう事なんですか…よく分かんないんですけど。
何ですかね?俺が自転車で来たのが良かったんじゃないですかね。
「この人東京から自転車で来た」。
もう本当に……のもありますね。
熊谷さんは仕事に関する迷いや出会った人々への思いなどを話し続けました。
ドリアンさんはひたすら耳を傾けました。
…リアルの事は。
もう本当に立ち直れる…本当にきっかけでしたんで。
本当にもう…もう少しで描けなくなる状態でしたので。
そう言って頂けると。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ホントに感謝してます。
似顔絵を描き続ける熊谷さん。
手回しオルガンを奏で続ける石川さん。
この2人からドリアンさんは「言葉のチカラ」の奥深さを感じてほしいと言います。
石川さんも熊谷さんももちろん音楽をやる事それから絵を描く事っていうのが自分のためでもあるんだけどやはりお客さんが石川さん号泣する方いらっしゃるんです。
「故郷」を奏でると。
それから熊谷さんも目の前で泣かれて「それ受け止めながら描いた」って。
「自分も泣きながら描いた」っていう。
私たちは1人では生きていけないのでやはりつながって生きていくんだと思うんです。
たくさんの人と。
「じゃつながるって何だろうか?」って言うと…。
…という事はイコール我々も聞くという事がものすごく大事で。
「相手の言葉を聞く」「共有する」っていう…。
そうじゃなくて…大きな耳で相手の言葉を聞く共有するっていう事だと思います。
いや〜一言を胸に一生生きたり表現するんではなくてですね聞く事が重要だったり非常に言葉の世界の奥深さを学ばせてもらいましたね。
そうですね。
あれ?塾生寝てんじゃん!あっ起きてるのは講師のドリアンさんだけじゃん。
あらら…。
まずくない?まずいですねこれね。
バスの旅も3日目だとはいえこれ良くないですね。
そこで「叫ぶ詩人」はバスを止めたんです。
皆さんとここ3日ほどバスで旅をしてまして食べたあと眠ってしまうのはしかたないにしても…。
…というのはちょっと不安なんだよね。
今からでも遅くないんで今日からそれをやってください。
OK?はい。
はい。
次回からは旅の後半戦です。
バスは福島県そして栃木県へ。
しっかり起きてメモが取れるか?原発事故の被害に苦しむ人々から話を伺って言葉探しの旅が続きます。
しっかり起きてメモが取れるか?ゴールの東京秋葉原で待つのは東北で感じ取った言葉の発表会。
塾生たちにプレッシャーが襲いかかります。
あ〜寝ててメモが取れてなかったからだ。
次回しっかり起きてメモが取れるのかお見逃しなく。
2015/05/16(土) 11:20〜11:40
NHKEテレ1大阪
東北発☆未来塾 ドリアンさんと行く!言葉探しの旅「気仙沼から石巻へ!」[解][字][再]

叫ぶ詩人ドリアン助川さんを講師にホンモノの言葉を探す旅。宮城・石巻では「伝える」より大きな言葉のチカラを感じさせる二人の被災者に出会う…。MCサンドウィッチマン

詳細情報
番組内容
作家・ドリアン助川さんは、3年前、被災した東北を肌で感じようと折りたたみ自転車で東北を旅した。旅も終盤、宮城・石巻で「自分のやっていることにすごく迷った」と思わせる光景と出会う。今回一緒に旅する6人の塾生に見せるその光景とは?!さらに、迷い立ち止まったドリアンさんに再び歩き出す勇気をくれた人と再会する。そこには優しい音色が!MCのサンドウィッチマンも「言葉の奥深さ」を学ぶ。【語り】吉本実憂
出演者
【出演】作家・朗読者・俳優・ボーカリスト…ドリアン助川,【キャスター】サンドウィッチマン,【語り】吉本実憂

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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