あの事故から4年が過ぎた東京電力福島第一原子力発電所。
今事故を起こした原発を解体する廃炉が進められています。
(一同)はい。
先月10日ロボットによる格納容器内部の調査が初めて行われました。
廃炉における最大の壁が核燃料デブリです。
核燃料デブリとはメルトダウンによって溶け落ちた核燃料と原子炉の構造物などが混じり合い固まったもの。
廃炉のために取り出す必要がありますが極めて強い放射線を出し続け容易には近づけません。
そのため核燃料デブリがどこにどのくらい存在するのかはっきりと分かっていないのです。
廃炉への大きな壁となる核燃料デブリ。
人類が初めて直面したのは36年前。
スリーマイル島の原発事故でした。
事故のあとデブリの姿を捉えるまでに3年。
取り出すのに11年を費やしました。
そして1986年のチェルノブイリ原発事故。
溶け出した核燃料は放射線量が非常に高く30年近くたった今も取り出されていません。
福島第一原発の事故では3つの原子炉がメルトダウンしました。
スリーマイル島やチェルノブイリをはるかに超える核燃料が溶け600トンを超えるデブリになったと見られています。
そのデブリの調査に新たに投入されたのがこちらのロボットです。
前進。
前進。
はいそのまま前進。
前進前進。
狭い場所でも蛇のような形で進み更に変形して格納容器内部をカメラで撮影します。
ロボットは直径10センチほどの配管を抜けて目的の場所に到着。
内部の状況を調査していきます。
慎重に格納容器内部に押し込まれていくロボット。
OKOKOK。
そしてついにロボットが初めて格納容器内部の映像を捉えました。
辺り一面に立ちこめている白いもや。
核燃料デブリを冷やすための冷却水がデブリの熱で湯気を上げていると見られます。
人が死に至る高い放射線量も計測されました。
果たしてロボットはデブリを捉える事ができたのか。
そしてこの調査から分かった新たな事実とは。
更に番組ではデブリの正体を突き止めようとする研究の最前線を取材。
福島第一原発の模擬デブリ。
スリーマイル島やチェルノブイリとも違う独自の性質を持つ可能性が浮かび上がってきました。
40年に及ぶともいわれる廃炉への道。
その最大の壁である核燃料デブリの正体に迫ります。
2015/05/16(土) 09:55〜10:00
NHK総合1・神戸
Nスペ5min. 廃炉への道 2015「“核燃料デブリ”未知なる闘い」[字]
多忙な人向けにNHKスペシャルを5分に凝縮。未曽有の原発事故を起こした福島第一原発で進む、世界でも例のない「廃炉」の取り組みを記録する「シリーズ廃炉への道」。
詳細情報
番組内容
多くの視聴者から高い評価を得ているNHKスペシャルを多忙な人向けに番組の魅力を5分に凝縮。「シリーズ廃炉への道」、今回は廃炉の最大の難関“核燃料デブリ”との闘いに迫る。今なお位置さえ特定できていないデブリ。素粒子を使った“透視”や、ロボットカメラなど、最新の技術を使ってデブリの姿を捉えようという試みが急ピッチで進む。最新の研究ではデブリに潜むリスクも浮かび上がった。未知なる闘いの最前線をルポ。
ジャンル :
ニュース/報道 – その他
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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