今週月曜日から火曜日にかけて、日本列島に接近した台風6号。
各地で風が吹き荒れました。
鹿児島県徳之島の伊仙町では、住宅の屋根が飛ばされるなどの被害が相次ぎました。
こちらは東京・渋谷。
温帯低気圧に変わったあとも、激しい雨をもたらしました。
小野さん、この日は?ー私ははやばやと、実は寝てたんですけど、風で家が揺れて、びっくりして飛び起きました。
怖かったです。
しかし、翌日水曜日には、天気が一転。
そうそう、暑くなりましたよね。
今度は各地で気温がぐんぐん上昇し、30度以上の真夏日となった所も。
子どもたちも。
大はしゃぎですね。
ハトもこのとおりです。
もう真夏の風景ですよね。
そうですね。
小野さんね、30度を超える場所がある一方で、同じ日の北海道では。
えっ?3度?同じ日で?
雪も降ったんですか?
そうなんです。
5月の中旬ですが、雪も降りました。
オホーツク海側を中心に、気温が平年と比べて10度ほど低くなったということです。
もう一体、何がどうなっているのやら。
というわけで、南さんとお送りいたします。
そうだ、週刊ニュース深読みです。
よろしくお願いします。
海水温の影響で、台風もたくさん発生しているんですよね。
これ、5月の上旬の太平洋の海水温なんですけれども、ここの海域が30度なんですよね。
このピンク色の部分が。
海水温高いということなんですね。
フィリピンの東の、日本の南東海上ぐらいの所で、よく台風発生するんですけれども、この海域が例年に比べて海水温が高いため、いつもに比べても、台風が多くなっているんですね。
台風が多い?
その台風の個数なんですが、この5月の中頃までで、7号まで、今、発生してて。
こんなにたくさん?
黄色い線は?
この前の台風がやって来たんですけど。
こんなにたくさん台風発生してたんですね?
5月中頃の7号っていうのは、昭和26年からの観測で最も多いという、そういう台風の個数なんですね。
海水温が上昇してって、毎年聞いてる気がしますけど、その中でもことしは特に?
多いということなんですね。
ことしという過去の5月の、先ほど、台風がやって来ましたけれども、台風がやって来るっていうことで、いろんな現象が起きたということなんですね。
台風のせいなんですね。
そうですね。
これは遠軽町で3度まで下がったときの天気。
雪が降った日?
そうですね、台風、低気圧に変わって、北海道の東の海上にあって、強烈なやっぱり台風から変わった低気圧がありますので、ここで西高東低になって、寒気を引っ張りこんで、かなり気温が低くなって。
冬型のような形ですね。
そうですね、所もあれば、台風が暖かい空気を運んできたのと、南の海上には太平洋高気圧がありますので、ここから暖かい空気が流れ込んで気温が上がったとこなど、いろんな現象が起きたっていうことなんですね。
これから先はどうなりますか。
そうですね。
向こう1か月の予報見ると、平均気温は高い所は、平年と比べると高い確率が50%以上という所で、高くなるだろうと。
だから向こう1か月、気温高くて、なおかつ東日本や西日本は雨が多くなりますので、蒸し暑いと。
じゃあ、日照時間も、日照量も心配される?
そういうことですね。
今回、急に暑くなって、蚊が出たんですよ。
退治して、気になり始めたんですが、ことしはデング熱、大丈夫なんでしょうか。
去年の夏、感染が相次ぎましたが、専門家によりますと、ことしもすでに、デング熱のウイルスを媒介するおそれのある蚊というのは、飛び始めているということなんですね。
ただ、去年のように、流行するおそれはあるのか、取材をしてきました。
訪ねたのは、国立感染症研究所の高崎智彦室長です。
これは去年の様子です。
去年は海外旅行をした人などを通じて、ウイルスが持ち込まれたと見られています。
ウイルスを媒介するのは蚊です。
感染者を刺した蚊は、体内にウイルスを取り込んで、別の人を刺すことで感染します。
東京の代々木公園を訪れた人を中心に、感染者は160人以上に上りました。
この番組のスタッフも、代々木公園を訪れたあとに発症しました。
これ、当時の様子です。
蚊に刺されたおよそ1週間後から、40度近くの高熱が出て、入院しました。
以来、虫よけスプレーをしたり、長袖や丈の長い服を着たりと、対策を取るようになったといいます。
代々木公園などでは、すでに先月から、東京都が対策を行っています。
ウイルスを持つ蚊がいないか調べたり、薬剤をまいたりして蚊の発生を抑えようとしているんです。
国立感染症研究所の高崎さんは、私たちにもデング熱の流行を抑えるために、で着ることがあると話していました。
高崎さんにこの取り組み、どれぐらい効果があるんですかと聞きましたら、実際にハワイで住民一丸となって取り組んだことがあって、感染拡大を抑え込むことができた例があるので、日本でも効果が見込めるんじゃないかということです。
アメリカ東部のフィラデルフィアで急行列車が脱線し、これまでに8人が死亡、200人以上がけがをしました。
事故当時、列車は制限速度の2倍以上のスピードで走行していました。
2倍以上?
大きく折れ曲がるように脱線した列車。
こちらの車両は、横転して、めちゃめちゃに壊れています。
事故直後の映像には、車内から脱出しようとする乗客の姿が記録されていました。
暗闇の中、救出作業が進められました。
事故が起きたのは、今週12日。
アムトラック・全米鉄道旅客公社の急行列車が脱線し、乗客・乗員243人のうち8人が死亡、200人以上がけがをしました。
列車はワシントンを現地時間の午後7時10分に出発。
ニューヨークに向かっていました。
出発からおよそ2時間後の午後9時20分過ぎ、フィラデルフィア駅からおよそ15キロの地点にあるカーブで脱線したんです。
事故の影響で、ニューヨークでは長距離バスで移動しようと、ターミナルに長い列が出来ました。
オバマ大統領は。
運輸当局が、原因調査に乗り出しています。
列車は脱線したカーブに入る直前まで、加速を続けていました。
制限速度の2倍以上で走行していたということです。
カーブに入る直前に、非常用のブレーキがかけられたんですが、時速およそ170キロから6キロ減速した時点で、脱線した可能性が高いと見られています。
そこでそんなスピードが出ていたのかですよね。
運転士の弁護士、メディアの取材に対して。
安全システムを巡る問題も指摘されています。
アメリカの運輸当局は、脱線した区間に、制限速度を超えたときに自動的に速度を抑える安全システムが導入されていなかったことを明らかにしたんです。
ここからは取材に当たっている、横川記者と中継をつなぎます。
聞きたいこと、たくさんあるんですが、横川さん、まずですね、制限速度の2倍以上のスピードが出ていたというのが驚きなんですが、これ、なんでそんなことになったのか、調査はどこまで進んでいるんでしょうか。
先ほど、日本時間の午前6時半から、調査に当たっているNTSB・国家運輸安全委員会が会見を行いました。
それによりますと、15日、列車の運転士や乗員3人に聞き取り調査を行ったということです。
この中で運転士は、手前の通過駅で警笛を鳴らして過ぎた辺りから、記憶がないというふうに話しているということで、列車が制限速度の倍以上の速度でカーブに進入した原因は、依然、分かっていません。
また、別の乗員の話などから、事故の前に、列車と何かが衝突した可能性もあるということで、NTSBは列車を詳しく調べるとともに、引き続き、運転士などから話を聞いて、原因究明に当たることにしています。
安全システムの導入うんぬんという話が出ていますが、アメリカの安全対策は、そもそもどうなっているんでしょうか。
アメリカでは、鉄道の安全対策の遅れが、以前から問題となってきました。
背景にあるのは、鉄道会社のぜい弱な財政状況です。
アメリカでは自動車や飛行機が主な移動手段で、多くの鉄道会社は赤字続きなんです。
政府や自治体の補助金なしでは立ち行かず、新たな設備投資をしたくても、できない状況にあります。
今回、問題になっている自動的に速度を抑える安全システムは、2008年に出来た法律で、ことし末までに全米の主要な路線で導入が義務づけられているんですが、まだ、4分の1で、導入が終わっていないとも指摘されています。
このため列車の事故は、これまでも相次いでいまして、こちら、ニューヨークの北部でも、おととし12月に、通勤列車が脱線し、4人が死亡する事故がありました。
そのときも安全システムが導入されていなかったんです。
今回、アメリカ東海岸の交通の大動脈ともいえる路線で脱線が起きたことで、国を挙げた鉄道の安全対策が求められそうです。
アメリカ総局の横川記者でした。
次です。
戦後日本の安全保障政策が大きな転換点を迎えました。
政府はおととい、臨時閣議を開き、集団的自衛権の行使を可能にすることなどを盛り込んだ安全保障法制の関連法案を閣議決定しました。
閣議決定された関連法案は2本。
安倍総理大臣が国会などで挙げたのは、次のようなケースです。
日本の近くで有事が起こり、アメリカの艦船が、公海上で武力攻撃を受け、日本も武力攻撃を受けかねない場合。
こうした中、取り残された日本人を乗せたアメリカの艦船が日本に向かっていて、武力攻撃を受ける危険があるケースです。
日本は直接攻撃されてはいませんが、存立危機事態に当たれば、自衛隊は武力を行使し、アメリカの艦船を守ることができるとしています。
次に、外国軍隊への後方支援。
そして国際社会の平和と安全を脅かす事態に対処する外国軍隊への後方支援。
武力攻撃に至らないグレーゾーン事態への対処では、日本の防衛のための活動を行う、アメリカ軍などの外国軍隊を、自衛隊が武器を使用して防護できるようにすることが盛り込まれています。
与野党は。
法案はきのう国会に提出され、安全保障法制を巡る論戦の舞台は国会に移りました。
政府・与党が、会期を延長してでも今の国会での成立を目指すとしているのに対し、野党側は徹底した審議などを求める構えです。
きのうの与野党の国会対策委員長らの会談では、与党側が、来週21日にも、衆議院本会議で審議に入るよう求めたのに対し、民主党などは、性急な審議には応じられないなどとしています。
安全保障法制の関連法案では、野党側が対決姿勢を強めていて、与野党の活発な駆け引きが繰り広げられる見通しです。
神奈川県箱根山に、火口周辺警報が発表されてきょうで10日です。
依然、活発な火山活動が続いていて、気象庁は大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があるとして、危険な地域に立ち入らないよう呼びかけています。
防護服に身を包み、盾を持った作業員たち。
向かったのは、立ち入りが規制されている、大涌谷の温泉供給施設です。
こちらの施設では、仙石原や強羅にある旅館や住宅など、400軒にお湯を供給しています。
硫黄など、温泉の成分が付着してしまうため、毎日のメンテナンスが欠かせませんが、9日からメンテナンスできない状態が続いていました。
箱根町は最も強く蒸気が噴き出ている井戸の、半径200メートルには立ち入らないことなどを条件に、立ち入りを特別に許可。
作業員たちは6日ぶりに配管の詰まりを取り除く作業などを行いました。
ただ、立ち入りできない場所にある供給能力が高い井戸の作業ができないため、仙石原と強羅への温泉の供給量は通常の8割程度に落ち込んでいるということです。
箱根町によりますと、大涌谷の施設から供給されている温泉の量は、町全体の9%で、ほかの温泉街には、全く影響は出ていないということです。
観光客を呼び込もうとする動きも。
今月6日以降、全線で運休している、箱根ロープウェイ。
20日から観光ルートを通る代行バスが運行されることになりました。
早雲山から芦ノ湖までのルートを確保すれば、回遊ルートが確保できれば、少しでも、来ていただけるのかなと、ちょっと思っています。
先月、大きな地震があったネパールで火曜日、再びマグニチュード7.3の大きな地震が発生。
演説が行われていた議会でも。
議場にいた人たちは一斉に避難します。
先月の大地震で亀裂が入った建物が相次いで倒壊しました。
警察当局によりますと、この地震でネパールでは117人が死亡しました。
現地では、余震を恐れて、再び屋外で過ごす人が増えていて、避難生活の長期化が懸念されています。
20世紀を代表するスペインの画家、パブロ・ピカソの作品、アルジェの女たち。
アメリカ・ニューヨークで11日、競売にかけられ、経費を含め1億7900万ドル余り、日本円でおよそ215億円で落札されました。
競売で落札された美術品としては、史上最高額だということです。
20世紀に活躍したスイスの彫刻家、アルベルト・ジャコメッティのブロンズ像も、日本円でおよそ169億円と、彫刻としては史上最高額で落札されました。
ものすごい額ですね。
続いて深読みのコーナーです。
きょうは子どものために考えます。
母親を支援する民間団体が発表したことしのベストマザー賞。
芸能やスポーツ、文芸などさまざまな分野で活躍するお母さんが受賞しました。
漫画家の高野優さんはシングルマザー。
育児体験を描いた作品で多くの人の共感を集めています。
毎日の家事に仕事に子育て…。
高野さんにとって励みになったのは子どもの成長ぶりでした。
しかし、今日本のひとり親の家庭その現実は…2人に1人が貧困。
母子世帯の場合働いて得られる収入は年間、およそ180万円。
生活は日々追い詰められています。
こうした状況に、国もこの4月から生活困窮者自立支援法といったさまざまな対策を進めていますが果たして…。
きょうはひとり親の家庭についてなぜ貧困に陥るのかなぜ抜け出せないのかどうしたらいいのかとことん深読みします。
きょうもメール、ツイートでのご参加、お待ちしています。
子どもの6人に1人が、貧困っていうのは、最近、よくいわれるんですが、ということはですよ、その子のお母さんも貧困ということじゃないですか。
そうですよね。
親が貧困だからっていうことですよね、それを受けちゃう。
でもその割に身近に、そういうお母さんは?
いや、あのね、そういう状況っていうの、分からないですよね。
分かんないよね。
なんか実感がないのは一体なぜなのか。
徳永アナウンサーが自分が分かるようにしてやるって言うんです。
本当ですか。
そんな強いことは申しません。
お願いしますよ。
よろしくお願いします。
ただ母子家庭って、今どれぐらいあるかっていうと、123万8000世帯ぐらい。
父子家庭が20万ちょっといらっしゃいますので、かなりの数、ひとり親家庭っていうのは、いらっしゃる。
その中に貧困の方も多いというお話ですが、なんとなく実感が湧かないというお便り、実は子どもの貧困を扱った回も多かったんです。
何が起きてるんだろうと。
ただ、私もいろいろ調べてみたんですが、感覚、実感がないっていうこと自体が、もしかしたら、当事者の方を追い詰めているのかなと自分は感じました。
ちょっと見てみましょう。
深読絵さんという、これ、国のデータとか、専門家の取材で、典型的なケースを模型にしてみました。
深読絵さん。
夫と1人の子どもをもうけていたんですが、事情があって離婚されました。
これはこれですごく大変なことではあるのですが、かといって、手を差し伸べてくれる所があるんじゃないのっていう人も、正直いるかもしれません。
例えばです。
夫、ないし元夫ですね。
養育費。
っていいますよね、よくね。
この話は、これもらってるんじゃないのって人、いるかもしれませんが、データを調べてみました。
実は今、こうなんだそうです。
えー!そんなに?
え?でしょう。
76.5%も。
ワイドショートか見てると、なんとなく養育費ってすぐ出てくるから、そういうイメージある人いるかもしれませんが。
どうして?
実は、いろいろありますが、元夫側も経済状態が厳しいという声もあるんだそうです。
若かったりとかするとね。
雇用が厳しかったりすることもある。
継続してもらっている人というと、もっと厳しくなるんだそうです。
途中で途切れちゃうことも多いというのを聞きました。
そこからまた仕事を探すのも大変ですもんね、途切れちゃったときに。
じゃあ、ここはどうなのっていう人、いるかもしれません。
実家。
頼りは実家。
実家、どうかというと、シングルマザーの方を対象に調べたデータで、こんなのを聞きます。
戻らない。
戻れない。
半分以上の方が実家に戻っていない、いや、戻れてない。
それは?
戻れていない?
実家も厳しい。
経済的に。
お父さん、お母さんも年取って仕事してなくてとかだと、大変ですよね。
あとスタッフが取材で聞いた声であったのは、世間体。
出戻りといわれるから、戻ってこないでって言われた方っていう話も聞いたそうです。
のもあって、実は同居している率、かなり低い、していない方が多いという。
ちょっと心細いでしょうね。
さあ、読絵さん、こうなったらこの手しかないんじゃないかという話になります。
そうです、自分で働くしかない。
でもお子さんがいるということは、当然、ここも必要になります。
これは聞きません?
そうそうそう。
これ、深読みでも何度もやってますが、保育所が足りない。
今、国が保育所いっぱい作りますといってるのは、裏を返せば足りないっていう、裏返しですよね。
この保育所、いろいろいるんですけども足りないという現実がある。
自治体、裁量に任されているんですが、優先順位で、まだまだ根強いのは、今働いている親御さんの子どもを、優先的に預かる。
これから就職活動しますといっても、あとになっちゃうケースは、まだまだあるとしています。
で、じゃあやっとの思いで読絵さん、高い所に認可外とかに預けたとします。
働こうとしたとしても、ひとり親の、特に女性を待っている厳しい現実、これです。
正社員はお断り。
なるほど。
派遣になっちゃうんだ。
なるほど。
あとパートとか、そういう感じですね。
そもそものベース、正規が増えてきているとはいえ、半分超えているというのは、全体からすると圧倒的にこの率は高いんだ。
正規雇用、難しい。
お迎え、子どもの保育園のお迎え行かなきゃいけなかったり、病気で子どもが病気になったら、休まなきゃいけなくなったりとか、いろいろ事情もありますよね。
当事者の声っていうのは、よく聞こえてきます。
日本の特にシングルマザーの方の厳しい現実を、一つ特徴があります。
これ、さっきもVTRでいってますが。
年収181万円。
これね、手当とかじゃなくて、働いて得られる1年間の収入の平均値です。
そこからいろいろな税金だったり、引かれるわけですもんね。
年間181万円。
最低賃金ぎりぎりの仕事にならざるをえないから、2つ、3つ、深夜、早朝掛け持ちも、ざらなんだそうです。
先進国で比べると、こんなにシングルマザーが働いている国はなかなかないし、こんなに手取りの低い国もなかなかないんです。
そうなんですか。
これが日本の特に大きな特徴だというのだそうです。
当然ですが、ぐちる相手などもなかなかいなくて、こういう仲間でよく公園でしゃべっている人、私も見ますが、そんな時間もない、言いづらい。
言いづらいよね。
という方にかぎって、疎遠にならざるをえない。
みんな幸せそうに見えるわけだから、自分のことも言えないよね。
物理的に距離があるわけじゃないのに、心理的に、どんどん広がっているのが現実。
落ちる、落ちる。
今の、昔の貧困って、焼け野原でみんな立ち上がったから、みんなで立ち上がった。
今は差が出てるので、言いづらい。
だから実感がないというのは、そういう理由。
実感がないって言えば言うほど、この人たちを追い込んでいるのかもしれないと、私が思ったのはこれです。
そうか。
お金だけじゃなくて、心の問題にもなって、それがまた、子どもにも反映されてきますからね。
そう、連鎖するというのがあるんですよね。
でもね、ここがいるじゃんって思った方、いませんか?
素直に考えたらそうですよね。
で、あの、なぜ役所がって、これ、じゃあ理由がちゃんとあって、何かと最近よくニュースになる憲法ですが、さっき9条のこと言っていましたが、25条にも注目です。
健康で文化的な最低限度の生活を営む権利は無条件にみんなにあるというのが保障されているのが、日本国憲法ですから、困った方がいるたびに、役所はさまざまなメニューを作らなきゃいけない。
実は数は多いんです。
メニューの数自体は多いんです。
たくさんあるんですが、主なものをちょっと整理、ざっくり整理すると、2つに分かれます。
お金を支援する経済支援、仕事に就くのを応援する就労支援。
具体的にいうと、特徴的なのは、児童扶養手当、所得が厳しいひとり親の方に、所得に応じてお金を給付するというもので、多い所には月4万円ぐらい。
福祉貸付金というのもあって、ひとり親家庭の方専用の借金ができる制度で、利子がなかったり、低い利子で済んだりというのを用意はしています。
だから、仕事に就くのを応援する仕組み。
もちろん相談窓口などもありますし。
紹介してくれるんだ。
というのもうたわれてるし、職業訓練といって、資格を取ったり、正社員になりやすいように資格を取ったりというのを、いろんな意味で応援してくれるというの、メニューはありますよといってるんですが、確かに本を読むとそうなのですが、ディレクターが現に話を聞くと、専門家の方からよく聞こえてくるのは、現場の声ですね。
例えば経済支援は、最低賃金ぎりぎりで働いている方が多いので、まだまだそれではやっぱり難しいと。
足りないと。
という声は多かったです。
それから利子が低いとはいえ、借金ですから、やっぱり使いにくいというのは正直な声があります。
国はどちらかというと、この就労支援のほうにシフトを強めようとしているんですが、元も子もない、こんな声も多かったです。
なんで?なんでたどりつかないの?
だって、きょう、あす、大変な人が、2年間、みんな学校にまず通えるかっていうのもありますし、思い出してください、郁恵さん、ここがどんなに頑張っても、ここ変わってないんですよ。
会社がね。
そう。
女性を取り巻く雇用環境が変わってないんだから、必ず正社員になれる保証なんてないわけですよ。
そうか、先のことを考えるよりも、今が大変なんだもんね。
来月、また暮らしていけるかも分からないという人もいますからね。
そうか。
となってくると、最後の最後があるよねっていう人もあるかもしれない。
生活保護。
そうです。
よく、最後のセーフティーネットといわれます。
ただ現実、最近特に多いそうです。
受けづらい。
受給率が14.4%?
これ、本来は、もっと上がってもいい。
つまりもらえる資格があるほど、厳しい方はもっといらっしゃるんですが、行ってない。
行きづらいという声。
なぜもらいにいかないんですか?
これはもう明快です。
バッシングです。
えっ?バッシング。
芸能人の方や政治家が登場して、雑誌やメディアなどでよくありましたよね。
芸能人の方のお母さんが、もらってるのはどうなのかって批判が集まって謝罪をせざるをえなかったりとか、今でもネットで検索すれば、山のように出てきますが、実は、それが相当響いていると。
えー、そうなの?
つまり、私もたたかれるんじゃない?って。
一般の、だってね、そういう。
一般の人なわけでしょう?芸能。
ぜひ専門の方にも詳しく伺っていきたいんですが。
こういうのが多かったのが事実なんです。
あと体裁も悪いとかそういうこともあるんですか?
でもそういうこといってる場合じゃないんじゃないですか。
そうなっていくとですね、メニューは多いのですが、やっぱり距離があると感じるのはしかたないと。
連鎖もしていきます。
大変な状況。
ひとり親の2人に1人が困っています。
これが女性が輝き活躍できる社会とうたった日本の今なんだそうです。
これ、僕自身もひとり親で、実は育ってるので、だから、ひと事ではないというか、今、なんとか家庭を持って、仕事もあってって、本当にいろんな人に恵まれたなとは思うんですけれども。
やっぱりなかなかその、チャンスっていうのが、気付きにくいとも思うんですよね。
実際、チャンスがあるということにですか?
チャンスが例えば、どこかにあったとしても、そこに走り出せない、なんか状況だったりというのがあるんだなって、これ今の見て、よく分かりましたね。
役所に行って相談してみるとか、なんかこういう制度があるなら使いたいという声を上げるみたいなことですか。
そのへんはやっぱり支援にずーっと携わってる方々。
お役所に行っても、制度っていうのは、要件があって、こういう人は受けられるけど、こういう人は無理ですとかいって、結構、難しいんですよね。
それでそういう説明を聞いて、ああ、もうだめだと思って、二度と行きたくないなと思ったりとか、そういう方もいらっしゃるんですよね。
でもそれは、なんか、それは頑張ろうよっていうことじゃないんですか?
でも、例えば母子家庭のお母さんが、まず手当をもらうには、所得制限がありますね。
それから親御さんと一緒に暮らしていると、扶養義務者の所得制限もありますね。
いろんなところで結構厳しい要件があるんです。
申請書いっぱい書かなくちゃいけないんですね。
それは生活保護も同じですね。
一定の財産があるとだめですとか、あと車持ってるとだめだとか、いろんなこと細かな制限がある。
地方に行けば行くほど、車がないと仕事もできない状況ってありますよね。
そういうなんか要件が厳しいのと、それから全体的に生活保護は今、どんどん膨らんでいるので、抑えようっていうのが基本的に、国の方針としてあるわけですよね。
そういう中で、役場に行っても、いろんな要件があって、なかなか出してもらえない。
本来だったら、プレゼンであったみたいに、受けるべき人たちの手に届いてないという現状があると思いますけど。
それは負けたらだめなんじゃないですか。
結局、そうやってバッシングしたりするのも含めて、受ける、受給を減らそうという大きななんか、見えざる社会の流れがあるんだとしたら、なんかそこに負けたら、本当に必要なところに届かないですよね。
だけどそこ、頑張れと言っていいものかどうかもちょっとためらうところありますが。
応援してもらえないんだって思ってしまうと、ちょっと絶望してしまうみたいなこともありますよね。
国の支援っていうことでね、ちょっと説明しますと、今も説明ありましたけども、ことしの4月から、本格的に始まったことも含めて、こういった支援策があるんですね。
簡単に言うと、子どもの貧困対策を、これはこれを通して、親を支援していこうということですね。
それから生活困窮者自立支援法というのは、生活保護に陥る一歩手前、そこで就労支援をして、なんとかそこにいかないようにしようということ。
一番下のは、これ、認定こども園というのを聞いたことあるかもしれませんが、例えば保育所と幼稚園を一緒にしたような組織を作って、子どもを預けやすくすると。
働きながら子育てをできるような環境を整えようということなんですが、こういうのいろいろあるんですけどね、こういうのが複雑で知られていないってのが一つあると思います。
支援策ってなってますけど、これがもうちゃんとあるっていうことですか?それともこういう方向に持っていきましょうという?
4月からこういうのが始まってるっていう、意外と何をやるの?知らない方が、まだ多いんですよね。
分からない。
具体的になんか来ないっていうか。
そうですね、ということやっぱり、十分に知らせてない、知られてない。
こういった問題もあると思います。
それからもう一つは、なかなか国のほうも、いろいろと縦割りってよく言いますよね。
学習支援をどうやろうかといったときに、生活保護世帯の学習支援、困っている子どもたちの学習支援は厚生労働省がやってる。
それで例えば、文部科学省はそれとは別に、家庭の中での勉強できる環境にない中学生とかの支援をやるとか。
それぞれの省庁が、同じようなことをいろいろやってるんですよね。
そういうのがなかなか分かりづらいというところもあると思いますね。
ツイートではこんなのが来ています。
こういう現状をよく聞くから、結婚や出産が怖い。
あー。
少子化で、ただでさえ少ない子どもたちが貧困だなんて、日本の未来は暗雲が立ちこめてきた。
ひとり親問題は母子家庭だけ出なく、父子家庭もあります。
支援が必要。
私は離婚の原因がDVだったので、間に入ってくださった弁護士さんから、今後の関わりを絶つためにも、養育費はもらわないほうが安全といわれました。
なるほど。
シングルマザーになるまでの、そういういろんないきさつというか、あるわけですよね。
支援を受けられないという。
そういう人もいるのか。
なんかちょっと、どこから考えていいか、分からなくなってくるんですけど。
ケースは一つじゃないしね。
例えばですよ、この方、仕事のある日に発熱すると、子どもの預け先がなく困る。
子どもが発熱するとですよね。
事前に診断書を
こっち41歳の女性。
土日とかってやってないですもんね、そういう役所って。
そういうときじゃないと、お仕事休めるときに、手続きできるような、そういうのはちょっとね、作ってもらいたいですよね。
また手続きとかも時間かかるんじゃないですか?そのへんも難しいところですよね。
1回で済めばいいんですけど、これはあっち、こっちはあっちって、何度も足を運ばなければなりませんし。
1か所でできることじゃないんですか?
じゃないです。
先ほど言ったように、手続きはそれぞれの窓口がありますので。
なんでそんなめんどくさいことに。
めんどくさいな。
ただでさえ時間とかないのに。
出したくないんじゃないの、お金とか、思っちゃいますよね。
本当ですよね。
いろんなこと聞いてくるしね、そこまで説明するのも、じゃあ、もういいですってなっちゃいますよね、きっとね。
それでもなんとか働こうとしていて、仕事していて、そこに行くために、今度は休みを取らなきゃならない。
今度は職場にも言わなきゃならないとなると、休みづらくなったりとか、そうすると、やっぱり手続きに行くだとか、いろんな資料をかき集めてという余裕は、なかなか生み出しにくいんじゃないかなと思います。
まずはやっぱり、役所の窓口の時間帯をまず、もう1回考え直してもらうのと、あとはやっぱり、そうやって仕事場もそういう人たちへの支援っていうか、理解をもう少し深めてもらうとか、いろんなところに問題があるんですね。
ありますね。
それと、一番私、はっとしたのが、就労支援と経済支援というところで、なんかどうしても、確かに私たち、なんかお金をただ渡すと、そのお金は1回で使い切ったら終わりじゃないですか。
でもその人が、仕事の技能を身につけたら、継続的にその人がおかねをかせげるようになるというふうに考えて、やっぱり就労支援がすごい大事って思う傾向にあると思うんです。
お母さんも、やっぱり日本のお母さん、先ほど説明ありましたように、世界一働いてるんです、シングルマザーのお母さんたちは。
ですから、働いてないわけではないんですが、こういった状況で、やはり低賃金であったり、子どものこと、生活のこと、自分のこと、いろいろなことをやっていくうちに、時間もないということがありますので、やっぱりそこが大きな問題で、手当がすべてではないんですけれども、その余裕と時間をどんなふうにみんなが一緒に考えられるかというのは、すごく大事なことじゃないかなと思うんですよね。
ひとり親になった場合、どういった仕事がいいとか、なんか具体的にあったりするんですか?
例えば、そこにある就業訓練ってありますよね。
あそこは例えば介護だったり、そういう形でケア労働が結構、支援メニューにあるんです。
介護福祉士とか、保育士とか、看護師の取得を、資格の取得を支援する、そういうのがあります。
悪くはないんですね。
例えば看護師の学校に通う場合に、2年間、給付受けられるわけですので、それなりに生活を支えながら看護師の資格を取ることが、2年間はお金が出るので、1年分足りないんですけど、できるんです。
ただ、実習を受けて、そして子どもを預けて働くというのは、とっても大変です。
なので、本当に体力も必要だし、気力も必要なんです。
でもやりたい方にはそういう支援があります。
ただ、そういう頑張れないお母さんもいっぱいいるんですね。
やっぱり病気がちだったり、DVの後遺症でつらい思いをされてたり、そういう方もいらっしゃいますよね。
そうか、そういう人にただ頑張れと言っても、それはものすごく酷なことなんですね。
私もいろんなお母さんから、声聞くんですけれども、ほとんどの離婚の理由がDVだったり、ご自身が責任を持てるようなものではないというふうに思ってます。
そういったときに、やはりそこのケアだとか、生活を整えるとかしなければ、例えば仕事を得たとしても、続けることはできないんですね。
仕事をすることで一番大事なのは、続けていけることだと思うんです。
ただこの状況では、続けるということは困難です。
自分一人でも大変なのに、子どもも一緒に育てていくんですから。
また自分を責めちゃうことが多くなりそうですね。
ですから、やっぱり児童扶養手当というのはすごく大事、ひとり親家庭に出ているんですけども、4万2000円。
これ、満額支給なので、所得が上がるとどんどん減っていってしまうんですけれども、ただ今、子ども2人目とか、3人目だと、すごく、ちょっとしか加算がつかないので、子どもが3人いらしたりしても、あんまり上がらないっていうのが問題なので、これがもう少し上がるといいなというふうに思っています。
これ、じゃあ、3人子どもがいて、お母さん暮らしていくことはちょっと難しいですよね、この金額ですと。
うーん、実際には食べるだけでも、これではちょっと賄えないので。
あとこれだけいたら家もね、それなりの広さが必要になってきますよね。
家賃も高いですからね。
実際、なんでこんなことになってるんですか?だって、子どもが大切なのはみんな分かってて、子どもが育つ環境はなきゃいけないですよね。
なのに、この状況が生まれているのは、根本的になんだと思われますか?
やっぱり女性の働いて得られるお金が少ないということが、根本的かなって思うんですよね。
今、結婚して、出産したら、7割の女性が仕事辞めてるってご存じですか?
まだそういう状況なんですか?
はいはい、そうです。
ですので、いったん仕事を辞めてから、離婚ということになって、もう一度仕事に就くときには、それこそスーパーのパートみたいなところから始まるわけですよね。
社会もやっぱり、中年の30代、40代の女性には、パートでいいよねっていう、そういうお仕事しかないので、もう本当に、東京でも8万とかそのくらいで、地方に行くと、もっと少ない、そんなお金で最初は働かざるをえないんです。
そこからもう崖をよじ登るように、仕事を増やしていっても、なかなか子どもを育てきるお金がないっていう感じです。
だからこそ、制度を作ったりする人は、しっかり就労支援をして、たくさんお給料をもらえるようなお仕事に就けるようにしましょうっていうふうに考えるんでしょうけど、そこまでたどりつけないということですか?今暮らすお金がなくて。
制度はそうやって、まだ不十分なところありますね。
基本的にはやはり、個人が働いて、仕事をしてお金を稼いで、それでなんとかしていってもらうように今、国はどちらかといえば、方向、流れになってるわけなんですよね。
そもそもっていうところで考えてみても、やはり働き方、日本の、働かせ方かもしれませんが、そこがやはり男性中心で、しかも長時間労働。
これでやはり、女性がその中で、例えば子育てをしながら、じゃあ働くという環境になっていないっていう問題が、一番大きな問題としてあると思いますね。
働き方みたいなところをまず変える。
それから賃金も今、安いという話が、されほどから出てきましたけども、最低賃金、これも法律でこれだけ働いたら時給いくら、最低払わなければいけない。
都道府県ごとに出ていますが、平均でも780円しかない、1時間当たりの時給が。
東京で一番高いんですが、そこで888円しかない。
海外とか見ますとね、先進国で1000円超えてるわけですよ。
そういったところ。
いくらですか?
600円台とか。
厳しいですね。
それくらい、国内でも格差がある。
だからこういう声が出るんですね。
学校で必要なものがあっても、買うのに困る。
お母さん、自分を責めちゃうのね。
だから、どんどんどんどん困っちゃうんでしょうね。
子どももね、幸せになるっていうイメージを持ちづらいと思うんですよ。
その中でこう、自分を信じる力っていうのがないと、たぶん抜け出せないと思うんですよね。
そうですよね。
それをどうやって作るかっていうのも、難しいですよね。
そのとおりです。
お母さんも子どもも、エンバーメントといって、今傷ついている状況だとか、そういうところを引き出すような施策が実は一番求められてるんじゃないかなと思うんですけれども、そこはただ働け、働けといったって、それは満たされません。
そこも重要な点だと思っています。
だから届く支援、ちゃんと届く支援は、どういうものなのか、ちょっとぜひ考えていただくにあたって、ちょっとこのプレゼンを見てからにしましょうか。
何か紹介しようと思って、探したんですが、答え、分かりません。
そんな簡単に、NHKのスタッフが1週間ぐらい探して、これがいいですって言うつもりは、さらさらありませんが、何かないと議論ってできないじゃないですか。
だから調べてみました。
最近、特に傾向として見えてきたことがあります。
ちょっとこれをきっかけに考えてほしいんです。
こういうくくりにして見ました。
ひとり親さん、いらっしゃーい!ちょっと言いづらかった。
ひとり親の方を取り巻く現状って、お分かりいただけたとおり、まずお金が厳しい。
そしてそれだけではなくて、孤立してしまうっていうのがありましたよね。
それぞれについて、こんなアプローチをしているっていう話を見つけました。
まず1つ目です。
お金。
島根県西部にある港町、浜田市という所があります。
ここ、島根県、もともと定住の呼びかけ、移住の呼びかけってすごくしてるんですが、すごく特徴的な呼びかけをして、注目を集めました。
最近です。
ひとり親の方限定で募集。
お金出しますから、移り住みませんかと呼びかけて注目を集めました。
具体的に見ていきましょう。
お引越、30万円を出します。
住む所、家も紹介しますし、なんだったら、家賃最高2万、月、補助します。
まだあります。
養育費、さらに月3万出します。
もっといきます。
車もあげます。
いいじゃないですか。
ここまで。
いや、これなんでかというと、事情があって、島根に限らず、特に島根は日本でも特に深刻ですが、高齢化と少子化が一気に進んでいます。
実はこれ、条件があります。
介護のお仕事を地元でやっていただくのが条件ですというのをつけています。
つまり若い人が減っていて、介護施設で働く人に困っています。
でも少子化ですから、都会ほど待機児童には悩んではいません。
来てみませんかと呼びかけたんです。
高齢化なんだ。
給料は月15万は最低保証します。
1年続けば、100万差し上げますとまでいいました。
実は今、最初は3世帯ぐらいを限定していたんですが、問い合わせは、100件を超えているそうです。
果たして、これどうなるのかと、今注目はされています。
でも、これが違う地域にも広がって、募集し始めたらいいと思うんですけどね。
これ、やっぱり老人ホームで働くとかっていうことになると、やっぱりそういう資格がないとだめなわけですかね。
そうですね、そういえば。
資格を取る支援をしてくださるんですよね。
お試しで住んでみてとか、長いスパンをかけて選んでいきますので、すぐに行ってぱっと入れるわけではなさそうです。
かなり浜田市は長いプランを組んで、今、募集をかけている段階ですが。
この間に資格も取ったり、いろいろ考えられると。
お試しで2泊3日で行ってみたりというのも、プランはすごくあるんですよね。
ただ、島根県浜田市っていう所に、移り住まないといけないんですね。
自然豊かそうで、よさそうですよね。
そうですよね。
なんかね、でもやっぱり、移住ってすごくやっぱりリスクがあって、今まで子どもを見てくれてる近所の人とか、学校の友達の関係とか、全部断ち切って、その浜田市に行くということで、そこでまたなんか心ないうわさにさらされたりしたらどうしようとかいろいろあるので、やっぱり現地の受け入れの、なんかコーディネーターさんみたいな方がいて、ちょっと困ったときにつなぐとか、それから迎え入れる市民のお気持ちっていうのが一致してるといいなと思うんですよね。
でもこれだけの条件が整っているということは、そういうみんな、街の人たちの気持ちも少しはそういうふうな態勢になってるんじゃないんですか?ではないんですか?役所だけがそういうふうに思ってるだけのことで。
まだ分からないんですよね。
やってみないと。
やってみないと?
今この状況っていうのは、被災地にそれが当てはまります。
避難してきたり、住む所を変えて、新しく生活する。
こういう手当はないんですけれども、そこで今問題が起こっているのは、やはり今までの生活や友達関係を断ち切って、こっちに来たときに子どもがなじんでいるのか、お母さんがちゃんと働きを続けることができるのか、こういったもののほかに、さっき言った、支援する人とか、町の考えかただとか、人の考え方、今、郁恵さんがおっしゃったような態勢ができていなければ、結局、子どもは引きこもってしまったり、お母さんが挫折してしまったりという問題が起きています。
ただこれだけすぐさま、問い合わせがあったということは、やっぱりこのお金をものすごくやっぱり、皆さん、心強く感じてらっしゃるということですよね。
切羽詰っているという人たちもいるということですよね。
やっぱり、貯金がないって方がすごく多いので、母子家庭のお母さん。
50万以下の貯金しかないという方が50%なんです。
だから、子どもを進学させてあげたくても、お金がない。
だからあのお金というのは、やっぱり、ああ、いいなって思うと思うんですね。
だからぜひうまく定着する。
例えばシングルマザーのカフェやっていただくとかですね、いろいろほかのつながりを、支援するというのが、一緒に必要だと思いますね。
でもここまでなんかこうね、まず金銭的なところで少し援助があるというところに、まず何か事を始めてみないと、あれは整ってない、これは整ってないって足踏みしてても、何も始まらないから。
まさにそういうことだと思うんですよね。
無責任な私はね、言い方、ごめんなさい。
でも一つ、お金がすごい大事なんだということが、ここから分かりますよね。
あともう一つこれ考えなきゃいけないのはね、やっぱり待ってる姿勢がだめなんですよ、自治体も。
これがどうかあれですけど、効果もあるかもしれませんが、この取り組みのようにですね、やっぱり自分たちが何かするということを、考えていかないと、何も進まないわけですよね。
行ってみて、これがもうちょっと整えてもらいたいです、こういう状況を、もっと今みたいにカフェみたいのあるともっと集まりやすいです、意見言いやすいですってなったら、それを吸い取るっていうか。
これもやってみて、うまくいくかもしれない。
でもうまくいけば、いかなかったところ出れば、少しやり方を変えてやっていくとかね。
壁がもう一つ空いてるんですが。
そうなのね。
あそこも気になる。
お金ともう一つ孤立の問題。
専門家の方もおっしゃって、それに対してのアプローチかなと思った取り組みを一つご紹介します。
今度は広島です。
NPOでリシングルファミリー広島というのが。
リシングル?
リシングルといいます。
再びシングルですか?山田さんというこちらの方が主催されています。
この方、実は3人のお子さんがいらっしゃるんですが、実は奥様亡くされまして、ある日突然、シングルファーザーでご苦労なさったそうです。
その経験から、新聞で呼びかけました。
配偶者をなくした皆さん、離婚ももちろん含めてですが、大変だと思うんで、集まって話してみませんかって呼びかけたところ、同じ境遇の方が、たくさん応募あったそうです。
最初始めたのは、これでした。
集まって、ミーティングでいろいろ悩みを話し合う。
例えば、伴侶を亡くしたり、別れたつらさをどう乗り越えますかっていうのを聞いたり、それから再婚ってありなのかな、なしなのかなって、現実話し合ってて、いろんなのをやってきたんですが、実は山田さん、あることに気付きました。
あれ?そうです、世代いろいろ。
山田さんがこれおっしゃってるんですよ。
これ、実は現役世代のひとり親の方は、お金も厳しい、時間もほとんどありません。
一方で、こちら、つまり、もう子育てが終わって、子どもが独立しているひとり親の方は、わりと余裕がある方が多い。
これ、山田さんが言ってるんですよ。
僕たちが言ってるわけじゃないですよ。
ちょっとどぎつい表現だなと思って。
でも、時間はある。
何か役に立ちたいと思っている。
これはいけるんじゃないかと始めました。
マッチングです。
実際今、行われている事例で紹介します。
困った。
私の娘、幼稚園のスモック破っちゃった。
でも、夜もアルバイト、あしたも仕事休めない、時間がない、あした間に合わせなきゃいけない。
どうしよう。
私も昔、そういうので困ったわ、私今、時間があるから、今晩中にやっておいて、渡してあげるから、遠慮しないで働いていらっしゃい。
困ったわ、うちの娘、急に熱が出て保育園行ってたんだけど、これから病院に連れて行かなきゃいけない。
でも、仕事を休んだら、首になるかもしれない、とても行けない、困った。
私も昔そういうので困ったよね。
私が病院まで送り迎えしておいてあげるから、仕事は行ってきなさいよと。
私の息子、釣始めたいって言ってるんですけど、釣りのこと全然分からない。
勉強する暇もない。
でも行かしてあげたいんです。
わしも息子は昔そうじゃったの。
よく知ってるから、わしが連れてってあげるから遠慮せずに、いや、きょうは日曜日、休んでいなさいというように、元ひとり親というか、時間がある経験者だから、つらさも分かるんで、請け負ってあげましょうという人が増えてきて、こういうこと実際、もう始まっているそうです。
今、参加している方350人ほどだなんだそうですという話です。
これはでもいいですね。
お金の問題とか、仕事の問題ありますけど、たぶん一番、心のケアが、まず一番最初のような気がするんですよ。
心のケアをしたことで頑張る気持ちも湧いてきてって思うと、ああいうマッチングのシステムっていうのは、非常に前を向きやすくなりますし、またこう、ひとり親の子どもたちって、やっぱり孤独感というのをすごい背負うと思うんですよ。
そういう意味でも、救われると思うんですよ。
人からよくしてもらった思いというのは、僕もやっぱりあって、助けられて、今、社会に出れてると思っているので、すごいいいなと思いましたね。
これは、民間でっていうか、私たち市民がやってみようみたいなことですかね。
例えばですね、子どもの貧困対策法の中でも、これ、スクールソーシャルワーカー、これを力を入れようと。
これ、私、対策の中で、唯一と言っていいぐらい、評価していいかなと思ってるんですけど。
唯一と言っていいぐらい?
いろいろね、お金がついてないという中でね。
これでも、要するに学校って、子どもを見ていますから、異変に気付きますよね。
例えばこの子がなんかおかしいな、1週間ぐらい同じ服、着てるとかね。
そういう異変にまず気付く。
気付いても、なかなか家庭までいけないというのがこれまでの課題で、そこでそのスクールソーシャルワーカーっていう人たちは、福祉の資格を持った人たち、基本的に。
そういう人たちが学校単位みたいなところで、学区とかの単位に置いて、家庭の状況を調査しましょう。
でもなかなか家庭の中に入れない。
虐待の疑いがあれば、児童相談所とも協力しましょう。
警察とも場合によっては協力しましょう。
いろんな機関と協力して、家庭の状況を調査して、子どもがじゃあ、傷ついていれば、心のケアに結び付けましょう。
またお母さんが、お父さんが、ひとり親で、お金に困っていれば、就労支援もしましょう。
そういうのを学校中心に、何か家庭に手を差し伸べられないかという動きが今始まろうとしている。
これ今後5年間で、少なくとも1万人、全国で広げるという動きがあるんですね。
こういった取り組みも始まろうとしているので、何かやっぱり、子どもの貧困をきっかけに、その親の支援もどう考えていくかということを、みんなでやっぱり考えていかなきゃいけないなと。
そうすると、私たち市民にできることとしては、学校にソーシャルワーカーを置きましょうよって言うってことですか。
いえ。
ソーシャルワーカーになる?ならない?
市民の方たちが今、いろんなこと始めてますよね。
例えば子どもたちの学習支援の場を作っているとか、それから無料の子ども食堂っていうのを作っていたり。
それから私たちもお願いしているんですけど、野外活動支援。
子どもたちで、不利な立場にある子どもたちの野外活動支援をやりますよっていうような形もできてきたりとか、いろんな取り組みが広がっています。
そこで、市民が子どもたちを連れて遊びに行ったり、勉強教えたりっていうのは、それなりに市民の方たちができることとしてあると思います。
いろいろと探せばあるんでしょうけどね、そこにたどりつかない。
問題は制度だったら、どこでも一緒のね、受けられるけど、そういう子ども食堂がない子にはないわけですから。
なんかこういうのがあったとしても、親にまで相談できない人が、こういう所に相談できるのかなって。
なんか親がすごく孤立しているのは、なんなんだろうって、すごく思うんですよね。
やっぱり疲れきっちゃってるんだと思います。
だから、今、本当に一番やらなきゃいけない、これだけはっていうことって何なんですか?
子どもの声とお母さんの声をきちんと聞くことだと思います。
なんでも施策もそうですし、必要なものというのは、当事者の声でなければ作られないと思ってるんですね。
ただそれをきちんと反映しているのかどうなのかで、これが成功するかどうかなんですが、実はお母さんたちとか、子どもたちが孤立しているということは、その声は聞こえてない、もしくは私たちが勝手に思い込んで作っているということも考えられると思うんです。
じゃあ、どうやって、その人たちの声を聞いていく?
調査をしたり、ヒアリングをしたり、そういうことをちゃんとやっていただけたらいいなっていうふうに思いますね。
赤石さんはやっぱり、今本当に、一番必要なことって?
そうですね、基本的には、先ほど言ったような経済的な支援、ここをがっつりやっぱりやる。
これはやっぱり、子どもの貧困率を十何%緩和する。
そういう役割がちゃんとあるんですね。
しかも、生活保護にまでいかなくても、これがあれば、なんとか就労とやっていけるという意味で、すごく大きいです。
ただ、生活の支援、いろいろなものが必要です。
ですので、そういうところも含めて、例えばさっき病気のときにどこに預けたらいいの?というのを、ちゃんとヘルパーさんが来てくれるとか、そういうことも含めて、支援がないといけないです。
そうですね。
2015/05/16(土) 08:15〜09:30
NHK総合1・神戸
週刊 ニュース深読み「2人に1人 どうする?“ひとり親”の貧困」[字]
2人に1人といわれる“ひとり親”の貧困。国もこの4月から生活困窮者へさまざまな支援制度を始めるなど対策に乗り出している。なぜ貧困に?なぜ抜け出せない?深読みする
詳細情報
番組内容
いま多くの女性たちが貧困に苦しんでいる。中でも深刻な問題を抱えているのが母子家庭などの“ひとり親”。およそ2人に1人が貧困状態に陥り、子どもにも悪影響があると指摘されている。国もこの4月から「生活困窮者自律支援法」を施行するなど、様々な対策を打ち出しているが、その中身や効果については疑問の声も…。なぜ貧困に陥るのか?なぜ抜け出せないのか?2人に1人といわれる“ひとり親”の貧困について深読みする。
出演者
【ゲスト】榊原郁恵,金子貴俊,【解説】しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長…赤石千衣子,インクルいわて理事長…山屋理恵,NHK解説委員…村田英明,【キャスター】小野文惠,高井正智ほか
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