足元で米国の景気先行きへの不安が高まっている。5月に発表された、景況感指数などの主要な経済指標は事前予想を下回るものが多い。それに加えて、物価関連の指標もさえない状況を表すものが多い。
軟調に転じつつある景況感とは対照的に、4月下旬以降、米国の金利は一時、上昇傾向が鮮明化した。その背景には、ドイツの金利が急上昇し、世界的に長期金利の上昇傾向が鮮明化したことがある。
米国の景気回復のペースは徐々に鈍化している
足許、米国では予想を下回る経済指標が発表され、景気回復のペースがスローダウンし始めている。4月の米小売り売上高は前月から横ばいの結果となり、卸売物価指数(PPI)は前月から低下した。鉱工業生産は5か月続けてマイナスで推移している。
これまで、FRBなどを中心に、景気回復の鈍化は天候要因などによる一過性の動きだという説明がなされてきた。しかし、物価の低迷、鉱工業生産の弱さを見る限り、大雪などの影響で“一過性”の見解を、必ずしも支持でない現状が浮き彫りになりつつある。
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