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イラク 戦略上の拠点都市ISの手に落ちるおそれ5月18日 5時02分
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イラクでは、過激派組織IS=イスラミックステートが、西部アンバール県の中心都市ラマディで地元政府の庁舎などに続き軍の司令部も制圧し、これまでISの支配を免れてきた拠点都市が制圧されるおそれが出ています。
アンバール県の中心都市ラマディでは、ISが15日、市内の中心部に侵入して地元政府の庁舎などを制圧し、その後も政府軍との間で戦闘が続いてきました。地元の治安当局者などによりますと、ISは17日、政府軍に対し、爆発物を積んだ車による自爆攻撃を行ったうえ、軍の司令部の建物を制圧し、政府軍の多くの部隊が退却したということです。
こうした事態にアバディ首相は、ラマディなどスンニ派地域への投入を控えてきたシーア派の民兵組織に対し、作戦に参加する準備をすすめるよう急きょ要請しました。
ISが去年以降、広大な地域を支配してきたアンバール県の中で、中心都市のラマディは政府軍がかろうじてISの進撃を食い止めてきました。しかし、ISはすでに市内の多くの地域を制圧したもようで、戦略上の拠点都市がISの手に落ちるおそれが出ています。
イラクでは先月初め、政府軍が北部の主要都市ティクリットをISから奪還するなどアメリカ軍などの空爆の支援も受けて攻勢を強めてきました。しかし、ラマディが陥落すれば、去年8月にアメリカ軍などが軍事作戦に乗り出して以降、最大の打撃となり、イラク政府や有志連合によるISとの戦いは極めて厳しい状況に直面しています。
こうした事態にアバディ首相は、ラマディなどスンニ派地域への投入を控えてきたシーア派の民兵組織に対し、作戦に参加する準備をすすめるよう急きょ要請しました。
ISが去年以降、広大な地域を支配してきたアンバール県の中で、中心都市のラマディは政府軍がかろうじてISの進撃を食い止めてきました。しかし、ISはすでに市内の多くの地域を制圧したもようで、戦略上の拠点都市がISの手に落ちるおそれが出ています。
イラクでは先月初め、政府軍が北部の主要都市ティクリットをISから奪還するなどアメリカ軍などの空爆の支援も受けて攻勢を強めてきました。しかし、ラマディが陥落すれば、去年8月にアメリカ軍などが軍事作戦に乗り出して以降、最大の打撃となり、イラク政府や有志連合によるISとの戦いは極めて厳しい状況に直面しています。