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米軍特殊部隊 シリアでIS幹部を殺害5月17日 1時44分
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アメリカ軍は、シリア東部に特殊部隊を投入し、過激派組織IS=イスラミックステートで原油などの調達を指揮している幹部を殺害しました。
これはアメリカのカーター国防長官が16日、発表したものです。それによりますと、シリア東部のデリゾールの郊外で、15日夜、アメリカ軍の特殊部隊が地上での作戦を行い、過激派組織ISで軍事行動に加えて資金源となっている原油などの調達も指揮していたアブ・サヤフ幹部を殺害しました。また、特殊部隊は、アブ・サヤフ幹部の妻を捕らえ、ISに拘束されていた少数派のヤジディ教徒の女性1人を救出した一方、特殊部隊員にけがなどはなかったということです。
アメリカ軍は去年9月からシリアで空爆を行っていますが、特殊部隊が地上で作戦を行うのは異例です。ホワイトハウスによりますと、今回の作戦はオバマ大統領が国家安全保障会議からの助言に基づいて承認し、アメリカのメディアは、新型輸送機オスプレイなどが投入されたと伝えています。
カーター国防長官は声明で、「今回の軍事作戦でISに大きな打撃を与えた」と幹部殺害の成果を強調していますが、ISは、15日にイラク西部の中心都市ラマディで地元政府の庁舎の一部を制圧するなど、シリアからイラクにかけて、地域によっては攻勢を強めています。
アメリカ軍は去年9月からシリアで空爆を行っていますが、特殊部隊が地上で作戦を行うのは異例です。ホワイトハウスによりますと、今回の作戦はオバマ大統領が国家安全保障会議からの助言に基づいて承認し、アメリカのメディアは、新型輸送機オスプレイなどが投入されたと伝えています。
カーター国防長官は声明で、「今回の軍事作戦でISに大きな打撃を与えた」と幹部殺害の成果を強調していますが、ISは、15日にイラク西部の中心都市ラマディで地元政府の庁舎の一部を制圧するなど、シリアからイラクにかけて、地域によっては攻勢を強めています。