2015.5.17 13:00

【球界ここだけの話(179)】広島の癒し系ポッチャリ左腕は無類の猫好き…ペット可の部屋も借りていた

【球界ここだけの話(179)】

広島の癒し系ポッチャリ左腕は無類の猫好き…ペット可の部屋も借りていた

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
新入団会見でポーズをとる広島・ザガースキー=マツダスタジアム(撮影・森田達也)

新入団会見でポーズをとる広島・ザガースキー=マツダスタジアム(撮影・森田達也)【拡大】

 「ワタシハー、オデブー、チャンデスカ!?」。15日のDeNA戦(マツダ)の試合前練習が終わったときのこと。広島のマイク・ザガースキー投手(32)から突然、満面の笑みで歩み寄られた。

 1メートル83、109キロの体を目の前に、記者は少し戸惑いながらも「ノ、ノー…」と答えると、満面の笑みを浮かべながら「イエーイ!!」と近くにいた野村とハイタッチをかわした。

 テンションの高さはいつものことだが、それでもここ最近は、それに拍車がかかっている。まさにここだけの話だが、6月22日にも米国で飼っていた黒と白のツートンカラーの愛猫「ルピータ」(8歳、雌)がローレン夫人の母親と一緒に来日するといい、ザガースキーにとっても楽しみで仕方のないよう。

 癒し系ポッチャリ左腕で全国的に愛される存在だが、チーム内では知る人ぞ知る猫好き。母国の実家では4匹も飼っており、その内の1匹が今回初めて来日する。自身の加入が決まってからも「猫が飼いたい」とチームが用意するマンションではなく、わざわざ球場から離れているペット可のマンションを借りた。

 また2月の宮崎・日南キャンプが始まる前にはスタッフから「日南は人の数よりも、猫の数のほうが多いぞ」と聞かされると「本当か!? 本当なのか!?」と目の色を変えたという。キャンプが始まれば、ホテルから球場に行くまでの道すがら、猫を見つけると口笛を吹いて必死に手なずけようとしていた。

 その15日のDeNA戦は七回から登板し3人をわずか9球でピシャリ。畝投手コーチからも「左打者もしっかりと抑えてくれるし、今後もドンドン使っていく」と高い評価を受けた。愛猫が来日する日に向けて、左腕の調子も上がってきているようだ。(玉木充)