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中部空港と武漢結ぶ直行便 運航開始
5月17日 18時27分

中部空港と武漢結ぶ直行便 運航開始
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愛知県の中部空港と中国の武漢を結ぶ直行便の運航が17日から始まり、中国で日本への観光需要が拡大するなか、東海北陸地方を訪れる観光客の増加につながると期待が寄せられています。
中国南方航空の中部空港と武漢を結ぶ直行便は、17日から週4往復、運航されます。
中部空港の出発ゲートでは17日、記念式典が開かれ、中国南方航空の呉国翔日本支社長が「名古屋と武漢はともに自動車産業が盛んであり、両都市のさらなる発展につなげたい」とあいさつしました。これに対し、愛知県の石原君雄副知事は「愛知県は日本随一の産業の街でもあり、今回の就航をきっかけに、より多くの人に訪れてもらいたい」と述べ、中国からの観光客の増加に期待を寄せました。
中国南方航空は、今回の新たな直行便に年間3万人の利用客を見込んでいるということです。これで中部空港と中国を結ぶ路線は週92便と去年に比べ11便増え、中部空港では、日本への観光需要が拡大している中国路線の誘致に引き続き取り組むことにしています。

武漢の空港では

武漢国際空港では17日朝の第1便の出発を前に、大勢の中国人団体ツアー客がチェックインカウンターに列を作りました。
このうち女子大学生は「東京や京都、大阪を観光します。桜のシーズンは終わってしまいましたが、日本の文化を体験してみたいです」と話していました。またお年寄りの男性は「日本に行くのは初めてです。退職して時間ができたので、日本を見てみたいと思いました」と話していました。
円安や個人所得の増加で日本を訪れる中国人旅行客が大幅に増えていることを受けて、中国の航空会社は日本への定期便をこのところ相次いで増やしています。国土交通省によりますと、中国の航空会社が運航する1週間当たりの日本との間の定期便は、ことし3月末までの1年間で、395便から550便へと155便、増えたということです。特に地方都市を結ぶ路線の増加が目立ち、中国南方航空は15日も武漢と静岡を結ぶ直行便を就航させています。
武漢は自動車産業を中心に急速な発展を遂げている中国内陸部の交通の要衝で、中国南方航空の劉祖斌副支社長は「日本への観光客が増えていることに加え、武漢・名古屋間のビジネスや貿易上の需要に応えていくため名古屋便を就航させました」と話していました。

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