広島空港のアシアナ機事故 着陸やり直し試みる=解析結果

【世宗聯合ニュース】広島空港でアシアナ航空機が着陸に失敗した事故で、日本の運輸安全委員会は13日、事故機が滑走路の進入灯にぶつかる直前にパイロットが着陸をやり直そうとしたことを明らかにした。

 運輸安全委は同日、事故調査の進捗(しんちょく)状況について発表した。フライトレコーダー(飛行記録装置)とボイスレコーダー(音声記録装置)の解析などを通じ事故発生当時の現場の状況は明らかになったが、正確な事故原因の究明には約1年かかる見通しだ。

 運輸安全委によると、事故は先月14日午後8時5分ごろ発生した。当時、広島空港には小雨が降っていたが風は弱く、アシアナ機は着陸体勢に入っていた。しかし、事故発生の約2分前に1800メートル以上あった視程が約400メートルまで悪化。

 アシアナ機は滑走路手前の進入灯と計器着陸装置(ILS)に衝突後、滑走路を外れて停止した。飛行速度は約131ノットで一定だったが、進入灯にぶつかる直前、パイロットが機体を上昇させようとしたことが分かった。エンジンの出力は衝突前まで一定で著しい変化はなかった。

 韓国国土交通部の航空鉄道事故調査委員会はこの日、運輸安全委の発表内容を韓国語に翻訳し公開するとともに、日本当局と協力し明確な原因究明が行われるよう努力するとの方針を明らかにした。

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