【ソウル聯合ニュース】韓国の情報機関、国家情報院は13日、北朝鮮・朝鮮人民軍ナンバー2の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長(韓国の国防部長官に相当)が「反逆罪」で最近処刑されたと、国会情報委員会に報告した。同委員会で幹事を務める与党セヌリ党と最大野党・新政治民主連合の議員が明らかにした。
国家情報院によると、玄氏は先月24、25両日にあった軍行事での居眠りをとがめられたほか、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の指示に口答えし、命令に従わなかったことが「不敬」「不忠」にあたるとして反逆罪に問われた。先月30日ごろ平壌市内にある軍関連機関で数百人が見守る中、銃殺されたという。
玄氏は軍トップの黄炳誓(ファン・ビョンソ)総政治局長に次いで実権を握っていたとされ、先月中旬も「米国との核戦争も辞さない」と威嚇していた。