最近、一部の科目の中間試験で学生たちの不正行為が相次いだソウル大学が12日、「試験管理指針」を新たに策定し、近日中に施行すると発表した。
ソウル大本部が策定した指針によると、教授または講師は、試験監督を助教(教授の雑務を手伝う大学院生アルバイト。日本でいう「助教」とは異なる)に一任してはならず、直接試験室に入って監督業務に携わらなければならなくなる。また、受講生50人につき1人以上の助教または大学院生などの支援要員を試験室に配置しなければならない。不正行為に利用されかねないスマートフォン(多機能携帯電話端末)やカメラ、MP3プレーヤーなどの電子機器も全て回収し、別途に保管することとし、また学生同士のカンニングができないよう、座席と座席の間に適正な距離を確保しなければならない。不正行為をして摘発された学生は直ちに退室させ、教授はその学生に対し、学則に従った懲戒処分を行わなければならない。