ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は5月16日から洋上試験を再開する

15-0515g.jpg
15-0515d.jpg
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年5月15日13時26分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は5月16日から6日間海へ行く】

沿バルト造船工場「ヤンターリ」で建造されたロシアのフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、土曜日・5月16日に工場航行試験をバルト海射爆場で再開する。
艦の海洋への出航は6日間に渡り続けられる。


この情報は、同社の広報秘書官セルゲイ・ミハイロフ『海軍産業』へ話したものである。
「明日から6日間の出航が予定されています」
彼は話し、試験は現在のプラン及びプログラムの枠組内で実行されている事を指摘した。

工場航行試験の現段階では、艦の乗組員は主動力装置、更には航法システム及び他の艦内システムの点検を続けている。
試験中の「グリゴロヴィチ」艦上には、沿バルト造船工場「ヤンターリ」の200名以上の従業員が居る。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」の工場航行試験は4月8日に始まった。

これまでの艦の海洋への出航では如何なる機器の動作にも誤作動は記録されていない。
2014年8月、フリゲートは海軍へ引き渡されなければならない。

加えて、ミハイロフは、現在、同社がプロジェクト11711大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」の船体ブロックの組み立て作業を行なっていると話した。
しかしながら、艦の起工の公式日時は未だ不明のままである。
「船体の形成に当たって、組み立ての為の船体ブロックが準備されています。
公式な起工日は未だ決まっていません」

彼は話した。
2014年12月、『海軍産業』は、艦の建造が始まったと伝えた。

プロジェクト11356遠海ゾーン多目的フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、沿バルト造船工場「ヤンターリ」の造船台で2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水した。
同プロジェクトは、公開株式会社「北方計画設計局」で設計された。

現時点においては、このシリーズの6隻の艦の内の5隻が起工されており、同プロジェクトの2番艦-「アドミラル・エッセン」は2014年11月7日に進水している。
艦は海軍への引き渡し後、黒海艦隊へ向かわなければならない。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦の1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水しました。
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は進水した]

その後、2014年12月初頭から造船所の岸壁で係留試験が開始されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月5日8時7分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は係留試験を開始した】

12月21日にはガスタービンエンジンが初めて始動されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月21日14時24分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めてエンジンを始動した】

そして2015年2月17日、出航前の消磁作業の為、「ヤンターリ」浮きドックへ入りました。
[ロシア海軍の新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は消磁作業を開始した]

消磁作業は3月下旬に完了し、4月8日に「ヤンターリ」造船所の在るカリーニングラードからバルチースク海軍基地へ移動しました。

4月下旬に1回目の洋上試験が実施され、4月29日に完了しました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年5月初頭から2回目の洋上試験を開始する]

そして5月5日に2回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を開始した]

2回目の試験は5月7日には終わり、バルチースク基地へ戻りました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を終えた]

そして5月16日から3回目の洋上試験が始まります。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、今年(2015年)8月にロシア海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ配備される予定です。
[新型警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは2015年8月にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年夏以降に黒海艦隊へ配備される]


プロジェクト11356Rの2番艦以降も建造が進んでいます。
これらの同型艦も、全て黒海艦隊へ配備され、クリミア半島のセヴァストーポリへ駐留します。
[建造進むロシア海軍新型フリゲート・プロジェクト11356R(2015年4月4日)]

ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は2015年5月26日にコムソモリスク・ナ・アムーレで進水する

15-0515f.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月15日12時02分配信
【コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は5月26日に進水する】
モスクワ、5月15日-ロシア通信社ノーボスチ

アムール造船工場で建造されているコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は5月26日に進水する。
艦の乗組員は、航行試験を実施する為、コムソモリスク・ナ・アムーレへ派遣される。
金曜日、ロシア通信社ノーボスチ東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられた。

「カムチャツカのコルベット"ソヴェルシェーンヌイ"乗組員は、近い内にコムソモリスク・ナ・アムーレ市へ到着します。
5月26日に予定されている進水の後、工場製造者から艦を受け取る為に」
マルトフ
は話した。

彼は、進水後、船員は軍事産業界と共に、コルベットの更なる運用の為の艦の複合実験的航行試験を行なうと付け加えた。
彼によると、同艦は、ロシア北東軍集団水域保護艦連合部隊での勤務に就く。

プロジェクト20380艦の排水量は2000トン、全長100メートル以上、最大速力27ノット、自立航行距離4000海里。
同プロジェクトコルベットの兵装は、対艦ミサイル複合体「ウラン」、高射ミサイル複合体「リドゥート」、更には潜水艦への魚雷発射の為の対潜複合体「パケート-NK」である。


[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]

ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は、2006年6月30日にコムソモリスク・ナ・アムーレアムール造船工場で起工されましたが、建造工事は大幅に遅延しました。
[ロシア太平洋艦隊の為の新型コルベットの建造は遅延する]

その主な原因は、コルベットの建造価格に関するロシア国防省造船所の対立に有ったのですが、2014年4月、国防省造船所側の要求を受け入れ、建造費用の増額に同意しました。
[ロシア太平洋艦隊向けの新型コルベットの建造費用は130億ルーブルに増額された]

その後、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」の建造工事は進み、今年8月には艤装工事の為、コムソモリスク・ナ・アムーレから沿海地方ボリショイ・カーメニまで移送されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は艤装工事の為、2015年8月に沿海地方へ回航される]

2015年1月~3月、「ソヴェルシェーンヌイ」乗組員はバルト海へ行き、バルト艦隊プロジェクト20380コルベットで実地訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"乗組員はバルト海での訓練を開始した]
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」乗組員はバルト海での研修を終えた]

そして今回、ロシア太平洋艦隊広報部は、「ソヴェルシェーンヌイ」の進水が5月26日に予定されている事を明らかにしました。

「ソヴェルシェーンヌイ」は、今年末に海軍へ引き渡される予定です。
[最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グレミャーシチー"は2015年末にロシア海軍へ納入される]


プロジェクト20380コルベットは、太平洋艦隊向けに4隻が建造される予定です。
[極東でロシア海軍太平洋艦隊の為のコルベット4隻が建造される]

ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の為に抜錨した

15-0515e.jpg
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年5月15日12時41分配信
【最新フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験へ向かった】

「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」工場で建造された最新のプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は、金曜日・5月15日朝、バルト海における次の工場航行試験へと向かった。

『海軍産業』が造船業界の情報提供者から伝えられた所によると、同艦は当日(5月15日)12時頃に「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」の水域を去った。
航行試験の為の同艦の出航の情報については、更に2つの専門会社から確認が取れた。

「アドミラル・ゴルシコフ」の工場航行試験は2014年11月に始まった。

今年1月、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は、フリゲートが2015年11月に戦闘編制へ加入しなければならないと表明した。

2014年12月、同艦のエンジンは大規模な修理が必要である事が知られるようになった。
にも関わらず、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、艦の機器に何らかの問題点が在る事を否定した。
2015年4月末、『海軍産業』は、「アドミラル·ゴルシコフ」の焼けたエンジンの修理には1億3500万ルーブルの費用が掛かる事を突き止めた。

また、2015年4月、「アドミラル・ゴルシコフ」は、他の新たなロシアフリゲート-「アドミラル・グリゴロヴィチ」~現在、バルト海で工場航行試験を行なっている~と共に、2015年7月1日から5日までサンクトペテルブルクで開催される国際海軍サロン(IMDS)への出展は、もはや計画されていないと伝えられた。

プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」は2006年に「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で起工され、2014年11月8日からは工場航行試験を開始した。
当初、その開始は2013年に予定されていたが、設計局「アルセナル」からの130mm砲装置A-192の供給問題が故に遅延した。
航行試験及び国家試験が成功裏に完了した後、「アドミラル・ゴルシコフ」北方艦隊へ加入しなけばならない。

多目的フリゲート・プロジェクト22350「北方計画設計局」により開発された遠海ゾーン大型戦闘艦であり、幅広い課題の解決を意図している。
同プロジェクトフリゲートの排水量は4500トン、全長135メートル、幅15メートル、吃水4.5メートル。
艦は最大30ノットの速力発揮が可能である。
兵装は、「オーニクス」或いは「カリブル」を装弾する海上及び沿岸目標への攻撃が可能な汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」、高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」、対潜兵器複合体「パケート」、130mm砲A-192が1基、自己防衛ミサイル-砲複合体「パラシ」2基である。
航空兵装としてヘリコプターKa-27PLが有る。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

ロシア海軍新世代水上戦闘艦(大洋ゾーン艦)プロジェクト22350大型警備艦(フリゲート)の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。

2013年7月31日からは工場岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]

11月8日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁を離れ、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]

「アドミラル・ゴルシコフ」の今後の試験は、就役後の配備先となる北方艦隊海上射爆場、つまりバレンツ海へ移動して実施されるとも言われていましたが、結局はフィンランド湾で実施されることになりました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊で今後の洋上試験を実施する]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年5月中旬にフィンランド湾で洋上試験を行なう]

そして5月15日、「アドミラル・ゴルシコフ」サンクトペテルブルクを抜錨し、洋上試験へ向かいました。

「アドミラル・ゴルシコフ」は、2015年末までににロシア海軍へ引き渡される予定です。
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年11月にロシア海軍へ引き渡される]
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年秋にロシア海軍へ引き渡される]


その「アドミラル・ゴルシコフ」は、2014年12月末、ガスタービンエンジンにトラブルが発生したと報じられました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のガスタービンエンジンに問題が発生した?]

その後、問題が有ったのは、ガスタービンエンジンM90FRそのものでは無く、エンジンの制御システムであり、その動作不良により、エンジンへ燃料が必要以上に送られ、タービンブレードが焼けてしまった事が判明しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のガスタービンエンジン制御システムに問題が発生した]

そして、損傷した「アドミラル・ゴルシコフ」ガスタービンは、同型艦「アドミラル・カサトノフ」ガスタービンと交換されたとの事です。

「アドミラル・ゴルシコフ」が2014年11月に洋上試験を開始した時点では、ガスタービンエンジンは同型艦のものと交換されていたようです。

「アドミラル・ゴルシコフ」から取り外され、「サトルゥン」社へ送られたガスタービンの修理には1億3500万ルーブルの費用が掛かり、作業が終わるのは来年(2016年)10月になるようです。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のガスタービンエンジンの修理には1億3500万ルーブルの費用が掛かる]

ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦はボスポラス-ダータネルス海峡を通過する

15-0515a.jpg
『タス通信』より
2015年5月14日17時09分配信
【ロシアと中国の戦闘艦は黒海海峡の通過を始めた】
モスクワ、5月14日/タス通信

ロシア・中国戦闘艦支隊は、地中海で実施される合同演習「海洋協同-2015」の活動段階へと向かう途中でボスポラス-ダーダネルス海峡の通過を始めた。
本日(5月14日)、ロシア連邦国防省広報サービスは発表した。

「中国人民解放軍海軍の警備艦・臨沂、濰坊、そしてロシア黒海艦隊のエアクッションロケット艦サムームで構成される戦闘艦支隊は、15時00分に黒海海峡ゾーンであるボスポラス-ダータネルスの通過を始めました」
当局は話した。

前日、艦においては連携機動及び組織的対空防衛への取り組みが行なわれた。

以前、「海洋協同」の活動段階は5月17日から21日まで実施されると伝えられた。
合同演習の開始式典は5月11日に開催された。

演習には、合計で9隻の艦が参加する。
中国からは警備艦「臨沂」、「濰坊」、更には複合補給船が派出される。
ロシアからは、「モスクワ」の他に、警備艦「ラードヌイ」、大型揚陸艦「「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「アレクサンドル・シャバリン」、更にはエアクッションロケット艦「サムーム」救助曳船が演習へ関わる。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月15日9時27分配信
【ロケット巡洋艦「モスクワ」はボスポラス-ダーダネルス海峡へ入った】
モスクワ、5月15日-ロシア通信社ノーボスチ

地中海での中国海軍との演習へ向かっている黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、金曜日午前に黒海海峡であるボスポラス-ダーダネルスの通過を始めた。
国防省下の海軍広報サービス・情報供給部代表イーゴリ・ディガロ1等海佐は発表した。

「5月17日から21日まで実施される演習において、親衛ロケット巡洋艦モスクワには海上艦船連合グループの指揮本部が置かれます。
これにより、巡洋艦モスクワ艦上から、ロシア-中国海軍演習・海洋協同-2015の計画下で地中海の指定海域において任務を遂行する艦を直接に統制します」

彼は指摘した。

巡洋艦は、本日(5月15日)の終わりまでには海峡を通過する予定である。

演習「海洋協同-2015」の活動段階は、地中海で5月17日から始まる。


15-0507a.jpg
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」]

2015年5月11日~21日、地中海ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」が実施されます。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」は2015年5月中旬に地中海で実施される]
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』は2015年5月11日-21日に地中海で実施される]

この演習には双方合わせて9隻の艦船が参加し、中国海軍からは、第19次海賊対処部隊としてアデン湾へ派遣されていた054A型フリゲート「臨沂」(547)、「濰坊」(550)、903型総合補給艦「微山湖」(887)の3隻が参加します。
(つまり、ロシア海軍からは6隻が参加)

フリゲート「臨沂」「濰坊」は、5月4日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、5月8日にはノヴォロシースクへ入港しました。
(補給艦「微山湖」地中海東部で待機)
[中国海軍のフリゲートはロシア海軍基地ノヴォロシースクを公式訪問した]

ノヴォロシースクには、「海洋協同-2015」の合同司令部が設置されています。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」合同司令部はロシア海軍基地ノヴォロシースクへ設置された]

大祖国戦争勝利70周年記念日である5月9日、ノヴォロシースク海軍基地でも記念式典が開催され、中国海軍の将兵も参加しました。
[中国海軍フリゲート乗員はロシア海軍基地ノヴォロシースクで大祖国戦争勝利70周年記念式典に参加した]

5月11日、「海洋協同-2015」の開始式典がノヴォロシースク海軍基地の合同演習本部で開催されました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」開始式典が開催された]

5月12日夕方、ノヴォロシースクからロシア海軍中国海軍の演習参加艦が出航しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」に参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦はノヴォロシースクを抜錨する]

ノヴォロシースクを出航した3隻は、5月14日に黒海地中海を結ぶボスポラス・ダータネルス海峡を通過します。
[ロシア・中国海軍連合部隊は5月14日にボスポラス-ダータネルス海峡を通過する]

5月14日、ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」も、「海洋協同-2015」へ参加する為に出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加する為に抜錨した]

「モスクワ」は、合同演習へ参加するロシア・中国連合艦隊の総旗艦を務めます。
15-0514b.jpg

そして、5月14日午後から翌15日に掛け、演習参加艦はボスポラス・ダータネルス海峡へ入りました。
15-0515b.jpg
15-0515c.jpg


ロシア海軍からの演習参加艦は、この6隻です。

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(黒海艦隊)
警備艦「ラードヌイ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(北方艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(バルト艦隊)
エアクッションロケット艦「サムーム」(黒海艦隊)
救助曳船1隻


警備艦「ラードヌイ」は、2015年2月上旬から地中海東部に滞在しています。

ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックへ入渠した

15-0514d.jpg
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年5月14日9時54分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」はドックへ納まった】

重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」はセヴェロモルスクの第82艦船修理工場のドックへ納まった。

水曜日・5月13日、同艦はドック入りの為に曳航された。
以前、ドック修理の準備が第35艦船修理工場により実行された。

ロシア連邦国防省「計画的な技術的準備状態の回復」と特徴付けた以前の艦の修理は、2014年9月末に完了した。
その後、艦は演習の為に海へ出た。
「クズネツォフ」の航海については伝えられていない。

ほぼ半年間に渡り続いた同艦の7度目の遠距離航海は2014年5月に完了した。

[『海軍産業』参考資料]
「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」
プロジェクト11435重航空巡洋艦であり、このようなタイプの艦としてはロシアで唯一のものである。
1982年9月1日、同艦は「リガ」の名の下に黒海造船工場で起工され、1985年12月4日には「レオニード・ブレジネフ」の名の下で進水した。
1987年8月11日には「トビリシ」と改名された。
1990年10月4日、「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」という名前になった。
1991年1月20日から北方艦隊の一員として在籍している。

[戦術-技術的特性]
速力:29ノット
自立航行期間:45日
乗組員:1960名
蒸気タービン出力:50000馬力×4基
ターボ発電機出力:1500キロワット×9基
ディーゼル発電機出力:1500キロワット×6基

[寸法]
全長:302.3メートル
吃水線長:270メートル
幅:72.3メートル
吃水幅:35.4メートル
吃水:9.14メートル
基準排水量:43000トン
満載排水量:55000トン
最大排水量:58600トン

[兵装]
航空母艦
は、ミサイル発射装置(12基の対艦ミサイル「グラニート」及び60基のロケット「ウダフ-1」)、高射ミサイル複合体「クリノーク」(ミサイル192発、発射装置24基)、カシタン(ミサイル256発)を装備している。
艦上には、24機の多目的ヘリコプターKa-27、16機の超音速多目的垂直離着陸機Yak-41Mと12機の艦上戦闘機Su-27Kを配置できる。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月就役)は、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡り、大西洋・地中海遠征を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

遠距離航海から戻った後は、ムルマンスク市郊外の第35艦船修理工場でメンテナンスが行なわれました。

7月18日にはムルマンスクからセヴェロモルスクへ移動しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近影(2014年7月18日)]

7月27日の「ロシア海軍の日」には、北方艦隊基地セヴェロモルスクで祝賀行事に参加しました。

その後、第35艦船修理工場へ戻ってメンテナンスを完全に終え、9月29日に点検の為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは整備後の点検の為に出航した]

9月30日、艦上航空隊の訓練が始まりました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフで艦上航空隊の訓練が始まった]

10月1日からは北方艦隊捜索救助部隊の演習へ参加し、「遭難艦」の役を演じました。
[ロシア海軍北方艦隊は空母アドミラル・クズネツォフの救助訓練を行なう]

その後の動向は伝えられていませんでしたが、2015年5月13日、常時係留地であるムルマンスク郊外の第35艦船修理工場岸壁からロスリャコヴォ第82艦船修理工場へ移動しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックへ入る]

「アドミラル・クズネツォフ」は、ロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50に入渠してオーバーホールを行ないます。
15-0514e.jpg
15-0514f.jpg

前回のPD-50でのオーバーホールは2010年6月末から9月上旬に掛けて実施されていますから、ほぼ5年ぶりとなります。
15-0514c.jpg

因みに、「アドミラル・クズネツォフ」の前には、最新鋭戦略原潜「ユーリー・ドルゴルーキー」(2013年1月10日就役)がPD-50へ入渠していました。
15-0514a.jpg


「アドミラル・クズネツォフ」は、2010年代末に近代化改装が予定されています。
[空母アドミラル・クズネツォフの近代化は先延ばしされている]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2010年代後半に近代化改装を行なう]


なお、本文記事の末尾で「16機の超音速垂直離着陸機Yak-41M(Yak-141)と12機の艦上戦闘機Su-27K(Su-33)を艦上へ配置できる」と記されていますが、これは計画時のものであり、実際には、Yak-141は搭載されていません。

現在の「アドミラル・クズネツォフ」の艦載戦闘機は、以前から配備されているSu-33と、2013年から引き渡しが始まっているMiG-29K/KUBの2機種となります。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2025年まで現役に留まる]
[ロシア海軍航空隊への艦上戦闘機MiG-29Kの補充は2015年に完了する]

この他、ソ連邦時代には、前進翼艦上戦闘機Su-27KM(S-37ベルクトの原型)の配備も計画されていました。
[幻の前進翼艦上戦闘機Su-27KM(S-37ベルクト原案)]