南宏美
2015年5月17日05時19分
日本整形外科学会は15日、運動機能が落ちて介護が必要になるリスクが高い「ロコモティブシンドローム」(ロコモ)の判定法を発表した。年齢・性別にかかわらず、台に座った状態からの立ち上がりや歩幅などによって、二つの段階に当てはまるかを判断する。
判定には「立ち上がりテスト」と、大股で歩いた2歩分の幅をみる「2ステップテスト」、日常動作の困難度など25項目を点数化する「ロコモ25」を用いる。例えば、高さ40センチの台から片足で立ち上がれないと「ロコモ度1」、20センチの台から両足で立ち上がれないと「ロコモ度2」となる。
ロコモ度1は筋力などが低下した状態で、定期的な運動とバランスのとれた食事に気をつける必要がある。ロコモ度2は、歩行など基本的な動きの衰えが進んでおり、自分で身の回りのことができなくなるリスクが高いという。学会は、ロコモ度2で痛みがあれば、整形外科の専門医の受診を勧めるとしている。
学会によると、国内にはロコモ度1が約3200万人、ロコモ度2が約1400万人いるという試算もある。岩本幸英理事長は「ロコモは高齢者が突然なるのではない。早く気づいて対処することが重要」と話す。(南宏美)
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