高木誠司 in ブログ･ザ･ピンチ

前記事で大騒ぎしたパソコンの領域不足問題。ローカルディスクDのほうは容量も大きくしかもガラガラなので、画像などはそっちに移動させてなんとか2000MB＝2GB以上を確保した。どうも空き領域をこまめにチェックしているとノートンセキュリティのライブアップデートは容量が毎回違うようで、一気に減っている日があって油断できない。そもそもなんでローカルディスクCの総容量がわずか30GBに設定されているのかが意味不明。情報弱者が勘違いして早めに新パソコンに買い替えたらメーカー万歳ってか？　

こういった機械的作業をしていると芸術的センスが完全休止してるのが自分で判ってウンザリする。ああ、センスない知識バカってこういう脳の状態なんだろうなと。こりゃ良いアイデアは出ないわ。つまり、カネ勘定ばかりしてる人が映画を撮れば当然ゴミしか生まれない訳で、柔軟な発想をする人でもカネ勘定し始めるとダメになる。イーストウッド監督のようにカネ勘定しながら男気を失わない勇者もたまにはいるけどね。かつて「シャイダー」音楽集はカネ勘定で分売される事になって、そして今アニーファン（と森永奈緒美ｻﾝ御本人）へのサービス精神・エンタメ追求で僕が復元した。なかなか両立しないものなんです。
あと、アマゾンの「グリーンマイル」DVDの関連商品トップがやっと「フォレスト･ガンプ」DVDになりました。僕がレビュー投稿する前はそうじゃなかったので、投票数は少なくてもみんなちゃんと読んで理解してくれたんでしょうね。トム･ハンクス主演作は「ガンプ」との関係性について触れないと道案内になりません。まあパソコンの終わりも近いようなので、いつまでボランティアガイドを続けられるんだか…。

僕が新たに付けた「シャイダー」BGMブロックタイトルと歌の関係について。なお、新メニューや市販CD収録位置はアマゾンのDVD「宇宙刑事シャイダーメモリアル」ページ、「ピンク･ザ･ピンチ」レビューのコメント欄にまとめてあります。リンクから跳べば検索不要で見つかります。

まず「ギャラクシー･ウォーズ」は「銀河大戦」という意味で、宇宙刑事シリーズが「スター･ウォーズ」の影響下にある事を踏まえている。つづく「バビロス号の歌」の歌詞に「♪銀河にまたひとつ生まれる神話」とあるので、相性ピッタリ。音楽的にはイメージが漠然としているブロックなので、具体的で子供が興味を持つタイトルにした。「ギャラクシー」という言葉は挿入歌「銀河のはてまで」のコーラス（♪ギャラクシー･ドリーム）でも使われている。

「チェイス！シャイダー」は「追え！シャイダー」という意味で、いかにもアクションBGMのブロックという感じ。つづく「青いイナズマ」の歌詞に「♪叫べ！追え！今日も戦いは続く」とあるのでしっかり前フリになっている。「♪走れ！舞え！愛を取り戻す日まで」は拉致・監禁されたアニーを救出するシャイダーを想像させる。

「センチメンタル･アニー」は「感傷的なアニー」「涙もろいアニー」という意味で、その原因は故郷マウント星をフーマに滅ぼされたから。つづくフーマのテーマ「不思議ソング」の歌詞に「♪不思議嫌いは弱虫小虫」「♪泣き虫小虫」とあるが、そんなアニーへの皮肉・挑発にも思える。「♪深い谷底突き落とせ」と、弱っている人間に更に精神的ダメージを与えるフーマ。本当にアニーを谷底へ突き落とす事も多い。

「レディー･ソルジャーズ」は「女戦士たち」という意味で、ギャル軍団（くノ一五人衆）の事を指しているが、彼女たちが襲うアニーを含めての「女戦士たち」でもある。つづく「アニーにおまかせ」の明るさからはもう泣き虫アニーじゃない、戦いへの決意が感じられる。1人じゃ不安でまかせておけなかったアニーが「おまかせ」と言っているのだから。この歌をこれ以上ドラマチックな構成で聴ける事はないと思うし、歌った森永ｻﾝにも満足してもらえる筈。

「ワンダー･ゾーン」（＝不思議時空）はつづく「ブルー･フラッシュ！」と共に主題歌「宇宙刑事シャイダー」の間奏効果音や叫びとして出てくるので、主題歌をより深く理解する手助けになっている。OP＆ED歌詞に出てくる弱気な「キミ」は視聴者（ヒーローに憧れる子供）の事だが、相棒アニーに対して「♪キミも走れ　キミも戦え　思い切り明るく叫べ笑え」「♪キミと同じさ　つらい事はたちまち忘れるぜ」と励ましているようにも聞こえる。主題歌「ハロー！シャイダー」の「♪よせよよせよ涙なんて」という熱い説教（シリーズ恒例）で始まるこのアルバムは、泣き虫アニーがおまかせアニーに成長して終わり、きっちり筋が通ってます。
【10日】
「シャイダー」ソングの歌詞から読み取れるのは、
★いじめっ子…フーマ
★いじめらっれっ子…アニー（またはゲストキャラ）
★助けてくれる仲間…シャイダー
という関係性で、この単純な構造が作品のメインテーマなんです。フーマの陰謀でアニーがピンチになってシャイダーが救う。後から大河ドラマ風の「戦士シャイダー」編が始まったが、それはオマケの沢村大サイドストーリー（困った時の謎めき引っ張り）であって本質ではない。最終回「正義･友情･愛」も結局はアニー救出劇で終わるのです。あえて脱「ゴッドマーズ」を狙ったのだから、「ギャバン」「シャリバン」と同じ尺度で測るのは間違ってると思う。

「♪誰だ？　優しく弱い瞳を涙で汚すのは　幸せの花を枯れさせる奴らに立ち向かうのさ苦しくたって　キミも燃えろ　キミも飛び立て　さあ広い宇宙が呼んでいるぜ」…つまりシャイダー＝沢村大は今ブームの松岡修造ｻﾝみたいなポジティブキャラを目指してた訳です。実際は円谷浩ｻﾝの演技力不足でそうはならなかったけど、このアルバムからは修造イズムをビンビン感じます。「♪できる〜できる〜キミならできる〜」と聴こえてきそう。

【13日】
本編ではアニーの泣き虫キャラは第3話「アニー応答なし」くらいで、基本的には挿入歌「アニーにおまかせ」が似合う（イジメに屈しない）ポジティブな女刑事として描かれている。フーマへの復讐心も宇宙刑事になる動機でしかなく、1年通しての縦軸ドラマにはなっていない。澤井監督が「おまかせ」の作詞をしたのだから、アニーの復讐物語にしない事は最初から決まっていたのでしょう。

つまりアルバムのA面は第1〜3話のイメージで、「ハロー！」のメッセージが「愛のテーマ」辺りでアニーに伝わったと解釈して下さい。「♪私の星を滅ぼしたフーマの侵略許さない」という、普通なら浮かぶ歌詞にしなかった監督の狙いを汲み取る事もアルバム構成には求められる訳です。「♪元気に今日を歌ったら　幸せは後ろからついてくるぜ」を受けての復讐心封印だと解ると、「おまかせ」の明るさで逆に泣けるぜ…。

【14日】
PC容量問題・・・解決したっぽいです。移動や削除で最大2.35GBまで増やしたローカルディスクC空き領域ですが、毎日20〜100MBくらい減っていってたんです。もう削除できそうなプログラムもないし、この勢いじゃ数ヶ月持たないとセンチメンタル･セージになってました。で、「ウィンドウズ･アップデート」というのがあるのを再発見し、そこで最新の「悪意あるファイルを削除する」プログラムをインストールしてみる事にしました。300MB程度の大きさでかなり空き領域を喰ったのですが、その後残量が減らなくなったどころか2.01GBから2.08GBに増えてるではないか！　スゲ〜。容量をバクバク喰うウイルスを退治して取り戻してくれたに違いない。でも、自動更新に設定してあるのに何で更新されてなかったんだろ？　とにかく、これで数ヶ月以内に容量切れになる不安はなくなりました。寿司だ寿司♪（サラダ巻ですが）

ただ、何かのきっかけでアマゾンのレビュー投稿・編集が新フォームからはできなくなってしまいました。まず星評価すると下に旧フォームへの案内が出るので、そこをクリックしてからタイトルと本文を投稿するやり方に。「ダーティハリー」ベストCDのレビューで試して成功。この方法を発見するまで半日掛かりでした。ただでさえ忙しいのに次から次へと・・・。

もう機械の不具合なんてウンザリなんだよ。パソコンは買った時からDVD再生がおかしかったし、ネットは不安定だし、でも初めてだからそういうものかと思ってた。何が不具合なのかどうやって判断するのか、どこに電話してもさっぱり解らずとりあえず初期化勧めてきやがる。そんなこんなでサポ切れだから買い替えろときたもんだ。僕がパソコンについて書いてる事は解ってる人間からしたらメチャクチャだろう。当たり前だ。箱に興味ねーんだよ。逆に僕が書いてるキレッキレのアニー分析を他に誰ができるんだ？　僕の脳の容量はエンタメの中身に使ってるんであって、CD・DVDなど箱のメカニズムなんぞどうでもいい。箱の管理を素人に要求するなよ、賢い筈の箱屋さんよ。人間がいて箱も仕事ができるんだろ。箱だけあっても人間がいなきゃただの箱にすぎん。

箱屋ばっかりの世の中になってきたからテレビも映画も面白くないんだわ。タブレットやスマホを華麗に使いこなす不親切人間だらけ。「コナン」も最近ずっとトリック暴きがケータイネタばかり。いつの間にか子供化した時にもケータイ持ってた事になってるし、目先の謎解いて時間的歪みの謎解かず。頭悪い人じゃないと耐えられないエヴァアニメになっちまった。意味のない難解さなんて何もカッコ良くないよ。単純で幼稚に見える「シャイダー」の奥深さを解説してると、単純化できない事を逆に悪用したり客側に押し付ける連中にイラつく。

【15日】
今日、弁当屋からの帰り道で見知らぬおばさんに道を尋ねられた。最寄駅の方向を知りたかったらしく、「こっちです」と指差して教えてあげた。僕の目が不自由なのを気付かなかったのか、なんとなく知ってそうな感じに見えたのか、とにかくもうネットでしか道案内できないと思ってただけにちょっと嬉しかったな。サングラスしてても悪人に見えてないなら有難い事です。蒸し暑い日だ。

早速「ハリー」CDも1枚売れたようですし、高価な「シャイダーメモリアル」DVDもここ数日で最低3枚売れてます。どちらも既に動きの少ない商品ですから、エンタメ方面の道案内じゃ誰にも負けない自信はありますよ。「必殺仕事人」デアゴCMも主水・秀・勇次のゴールデントリオが強調されてて、僕の「必殺！」DVDレビューやベスト編集方針は間違ってなかったんだなと感じます。映画学校に行っても映画雑誌読んでも教えてくれないエンタメ論をかなり具体的に解説してますから、文化的社会貢献にはなってるんじゃないかな。懐古話をしてるだけじゃなく、「三人の宇宙刑事」新作映画化案まで書いてますからね。「アニー･イン･シャイダー」のアイデアは実現してほしいものです。
【16日】
また空き領域を増やそうといくつかプログラムを削除したらなぜか1.67GBに減ってしまった。はあ？どういう事？　意味わからん。そもそも本当に容量不足なのか、判断してるのもアホPCなんだから何を信用すればいいんだよ。こいつのせいで一気に不機嫌になったわ。

つづく