掲載日 05年08月11日
 「魔女ッ子ムサシ」中編だよ!

もくじ前編中編後編



ロケット団本部へ向かう ご一行。


サトコ「ねぇ、そういえば
 ロケット団本部ってどこら辺にあるの?」

エリカ「ずっと東、
 りゅうせいの滝の近くってウワサですわ」


ルビー「な、なにアレ…」


目の前に恐ろしいダンジョンが見えてきた。


一同「ダンス…?」
ミー「こんな所に??」

ゴゴゴゴゴ…

「な、何!?」

エリカ「これは罠ですわ!」



「アイタタタ・・・」 



「カースカスカスカスミ!
 引っかかったわねマヌケども!」


サトコ「なによアイツ!?」
「あのワルのマーク…オレンジ色の髪…
 彼女はおてんば魔女のカスミですわ!」


カスミ「そのとーり!アンタら、
 こっから先には行かせないわよ〜!」


「くらえ!おてんば魔法ダンバル天国!」

「キャー!
 無数のダンバルが落っこちてくる!!」


「カスカスカス!
 この私の魔法!あなた達に防げて!?」


「ぐへぇっ!!」

ダンバルはカスミの頭上にも降ってきた。


ダイゴ「わ〜いダンバルだ〜♪
 これはゲットに限るぜ〜!」




ミー「ダ、ダイゴさん!?」




ダイゴ「オラオラオラー!!!
 ダンバルーゲットだぜーーー!!」


ダンバルは次々にゲットされた。

サトコ「ナイスよダイゴ様!」

エリカ「よし!マダツボミ!
 つるのむちでカスミをつかまえて!」


カスミ「きゃっ!」

「そのままカスミをブンまわして
 ダンバルをうちかえしちゃいなさい!!」


カスミ「イヤ〜〜〜〜!!!」

マダツボミはカスミをふりまわし
次々にダンバル達をふっ飛ばした。

エリカ「まいったかしら!?
 おてんば魔女さん!」

カスミ「よ…よくもやってくれたわね…!
 出てきなさい!
 マイステディ!」


ギャラドス「うら〜!
 これ以上カスミ様に
 手ぇ出したらしょうちしねーど!」



カスミ「ギャラドス!!ハイドロポンプよ!」


サトコ「イヤーーーー!」


ダイゴ「うおおーーーー!!!
 秘技!!
 気合昇りだーーーー!!!」

ダイゴはサーフボードに乗り、
ハイドロポンプを逆走した。

サトコ「ナイスガッツ!ダイゴ様!」




ギャラドス「そんなもんで俺が倒せるかーーっ!!!」


「ぎゃ〜〜〜〜!」

ダイゴはふっ飛ばされた。



「今よ!!いらっしゃいダイゴ!」


「友情魔法!
 鋼のピッチャー返し!!」



ドフッ!!

「ギャラドス撃破!!!」



ダイゴはそのまま星になった。


サトコ「どう?私たちのミラクル友情パワーは!!」
オールドミスのカスミさん!?」

カスミ「くっ…オールドは余計よ!!
 ロケット団にたてついて
 無事でいられると思わないでよ!」


「あっ!逃げた!」

エリカ「あら?カスミの奴、本を落としていったわ!
 こ、これは伝説の大魔法使い、
 コサブロウ先生が書かれた
 魔女っ娘になる100の方法!」

サトコ「じゃあ、この本に書いてある事を読めば、
 私たちにも魔法が使えるかもしれないのね!」


さっそく本をめくってみると…。。



その内容ににサトコたちは驚愕した。

「キモリのしっぽかぁ〜」

ミー「どうしたの?」
ダイゴを回収しに行ってたミーが戻ってきました。

ミー「それって、私のお師匠様が書いた本!」
サトコ「コサブロウ先生って、ミーの師匠なの!?」

「んじゃあ弟子のミーさんなら
 キモリのしっぽを使った魔法も使えるのね!」


「ヒィィィィ!
 そ、その魔法だけワァッ!!」


「キモリのしっぽ魔法…
 その魔法だけは超ヤバで言えないよ…」
「な…ナルホド!
 キモリのしっぽ魔法なら
 おばあ様を助けられるかもしれないわ!」

ルビー「そうね!キモリのしっぽを探しにいきましょう!」
「ヒィィ!!超ヤバって言ってるのにーー!!!」

サトコ達はキモリのしっぽを探すことにした。


「は〜あ、どっかにキモリのしっぽ、
 落っこちてないかなあ…」

ミー「怖いこと言わないでよ」


「あーーーーっ!!」

ホントにキモリのしっぽが落ちていた。



するとキモリのしっぽは
ノソノソと動きまし…。


KABA.ちゃん
 「ねんがんの キモリのしっぽを てにいれたぞ!」

 (↓選択肢)
 :そう かんけいないね  
 :殺してでも うばいとる
 :ゆずってくれ たのむ!!


「ここは平和的に頼んでみるべきね」


サトコは殺してでも奪い取る気だった


「お願いします!
 どうかそのキモリのしっぽを譲ってください!」

KABA.ちゃん「ぐぎゃあーーッ!!」
KABA.ちゃんは悲痛な叫びとともに倒れた。

KABA.ちゃん「うぅ・・・ひどいよぉ。
 あげるからあっちいけよぉ・・・シクシク」
なんとこころよく譲ってもらえることになった。

「やった!キモリのしっぽゲットだわ!!」



「ではさっそく・・・・・」

ミー「やっぱりダメェ!
 これは超ヤバなの!」



「あっと!
 勢い余って手がすべったわっ!」



ふっ飛んだシッポはダイゴの尻へ
見事にジョイントした。

「ミーさん!何するの!」


「こ、こんなつもりじゃ…」

エリカ「あら!?本のすみっこに
 キモリのしっぽ魔法の内容が書いてましたわ!
 …ええっ!」

「アーッハハハハ!」

「キモリのしっぽ魔法…そ、それは、
 ゴキモリ人間になる魔法ですってーーーッ!!」

「どんな魔法だよ それッ!?」
ルビー「イヤァーー!!
 なにこれーッ!?」

ミー「だから言うたやろ!
 この魔法は超ヤバやねん!!
 強うなるかわりに見た目がキモいんや!」

あわてたミーは関西弁になった。
「たしかに素早いし、空も飛べるし、
 ムダに生命力ありそうですけど、イヤーッ!」

「サトコ!、今のダイゴはもはや害虫よ!!
 我ら人類に危害を加える以上、
 ゲットして服従させるしかないわッ!!」
「ゲットって言ってもモンスターボールがぁ…」


「ピーッカッカッカッカッ!
 ここだけの話、
 ピカコ様がモンスターボール持っていたのです!
 しかしそう簡単にはあげませんよ!
 ギャラドスのウロコと交換しましょう!」


「ナメた事言ってんじゃねぇ!!
 さっさとボールを渡さんかい!」


「ひぇぇぇぇぇ!
 お、お助けー!」


「ボールはあげます!
 だから命だけはぁ…!」
 

ピカコがボールを投げたとき、
足もとにあった 雷の石を踏んでしまった。


ピカコは雷の石で 
ライチュウに進化した。 
 
「この姿は・・・・!
 フフフ、チカラがみなぎってくる!
 今こそサトコに制裁を!!!」

サトコ「しつけーーーーーーッ!!!」


「ピカブッ!!」


サトコが投げたモンスターボールによって
ゲットされたダイゴキは
サトコの従順なしもべとなった。

ダイゴキ「あぁご主人様!
 ゴキブリと化したボクの体は
 いまだかつて無いほど
 生命力に満ち溢れています!」


「ボクの触覚がムサシ様のいる
 ロケット団本部の居場所をキャッチしました!
 みなさん!ボクについてきてください!」

サトコ「よーし!みんな!
 このままロケット団に乗り込むわよー!」


「オォーーーッ!!」


時を同じくして、
ロケット団本部に怪しい人影が…―

「ウフフ…、
 これで材料の到着は時間の問題ね…」



ハーリー「ついに史上最強の魔法使い、
 コサブロウ様の復活の時が近づいてきたわ…!
 その時こそロケット団は世界を征服するのよ!」



ルビー「は、早く着いてぇ〜!」
ルビーは自分の汗と筋肉痛のせいで
今にも落ちそうになっていた。

ミー「あ!ねぇあれ見て!
 りゅうせいの滝だよ!」

サトコ「あれがロケット団本部…。
 いよいよ敵さんとのご対面ね!」



「見てよ!入り口には見張りがいる!」

エリカ「正面からはキケンです。
 裏側から忍び込みましょう!」


一方、ロケット団本部の中では
教育係のイブキがムサシの再教育に手こずっていた。

イブキ「アンタは極悪魔女になるのよ!!」
ムサシ「うっせーな!!
 あたしゃまだ遊びたりねーんだよ!!」


「チッ!しょうがないわね。
 アザミッ!例のものを用意しなさい!」






「かしこまりました。
 ロリーパーふりこ〜」

意外とアナログな手段に出ました。


「オマエは極悪魔女になる〜、
 オマエは極悪魔女になる〜」

「う、う〜ん…」


サトコ「おばあ様!助けに来たっ…て
 グワーーーッ!!」



ムサシは完全な魔女になっていた。


イブキ「一足遅かったわね!
 ムサシを極悪魔女にするプログラムは完了したのよ!



ムサシ「ピーリカ♪ピリララ♪
 サトコよ男になーれ♪」


「え!?」


ムサシは一瞬の隙をついて
サトコの後ろにまわりました。

「えい!!」

ズルリ。


「あ、やっべ…!」

ルビー「え!?」

エリカ「サトコちゃんが男!?」
一同は驚きの表情を浮かべました。

ダイゴキ「ボクのご主人様が男…
 オトコ…オ ト コ…」


ミー「ちょっと、ダイゴキの様子が変だよ!」



ショックのあまり、
ダイゴは自分の部屋に閉じこもってしまった。

イブキ「まずは一匹、
 害虫を退治したわ!」

アザミ「この調子で他の虫ケラどもも
 やっちゃいなさいな!」

ムサシ「アイアイサー♪」

後編へ続くよ!



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