
ディグダマン達との戦いがはじまりました。
マスター「野郎ども!かかれー!」
「アイアイサー!」
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コゴミ「ヒトミさん!
ザコの相手は私達にまかせて
マスターディグダマンをッ!」
「わかったわ!」
「ハルカちゃんを返しなさい!マスター!」 |

マスター「フフフ…、この私に勝てるとお思いかな?」
マスターは鉄のぼうのような物を出してきました。
ハルカ「ヒトミさん!がんばって!」
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ディグダマンA「世紀の決戦、我らがマスター対ヒトミの対決!
勝つのはどっちだ!?」
ディグダマンB「マスターに10くち!」
ディグダマンC「オレはヒトミさんに7くち!!」
残ったディグダマン達は後ろで賭け事をしていました。
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マスター「ちょっと!なに遊んでんのさキミ達!」
「チャンス!もらったわマスターディグダマン!」
「フン!この電流ビリビリ棒の威力を思い知らせてやる!
「なっ!ディグダマンの体中に電流がまとっている!」
「フフ…ディグダマンは電気を通さないッ!!
終わりだ!おじょうさん!」
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ヒトミ「ラグラージ!だくりゅう!」
私はもしものため電気相性のいいラグラージを隠し持ってたのです。
マスターはとっさに子分をみがわりにしました。
「危機一髪…やられる前に
だくりゅうで してやったわ!」
マスター「チッ…ならば アレを使うか!」 |

マスター「でてこい!レジスチル!」
「ライトセーバー 一文字切り!」 |

「レジスチルを倒すとはやってくれる!!
ならここからは
私も本気を出させてもらおう!」
「な、なんなの このチカラは…!」 |

「ク…、あんなバケモノを相手にどうすれば…」
フオオォォォ
フーディン「…トミ……、ヒトミよ……。
フォースじゃ、精神を統一し、
心のフォースを開放するのじゃ…」
「心のフォース!?
……OK、やってみるわ!!」
……パアアァァァ
そのとき、わたしの中で何かがハジけたのです。 |

「これがディグダマンにされて労働させられていた
人々の痛みよっ!!!!!」
ズドォォォォォッ
マスター「ギャァァァァァァァ!!!!!!」
ハルカ「すごい・・・」
子分「うわぁーーっ!
マスターがやられたーーーっ!」
黒こげになったマスターを見たディグダマン達は
次々に逃げ出していきました。
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私はマスターを袋に入れました。
タケシ「ヒトミさん!これがフンドシの切れはしです!」
ヒトミ「…これでマスターを封印できるのね…」
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ワカシャモとロゼリアが掘った大穴に来た私たちは
マスターを袋ごと穴に放り込み、
封印の準備にかかりました。
フーディン「後は私におまかせを…ハァアッ!」
「・・・」
ヒトミ「何も起こらないわね…」
シゲル「でも、ご先祖様の古文書によれば
コレで間違いは無いはず…」
マスター「フッ…そんなものは効かないのよね」
ヒトミ「な、なんですって!」
「なぜなら…」 |

「私は人間だからさーーーー!!」
「な、なんだってーーーーーー!!!」
ヒトミ「あれが穴掘り男だっていうの!?」
「いいや…私の名はミクリ。
オーキド・ユキナリ様の弟子だったミクリ…」
「どういうこと!?説明してよ!」
ミクリ「いいでしょう…では順にお話しましょう」
「今から千年前…、
オーキド様には私とシュウゾウという二人の弟子がいました」 |

「私とシュウゾウは
おハルという一人の女性を愛していた。
しかし私は、おハルがシュウゾウの事を
いつも気にかけていることに気づいてしまったのです…」
「そんなハートブレイクの私につけ込んできたのが
低俗妖怪ディグダくんだった。
ディグダくんは私にとりつき、
私の肉体を支配してしまったのさ…」 |
「妖怪穴掘り男と化した私達は村中の食料や娘、
ついにはおハルまで奪い去った。
そしてディグダくんは私の大好きなおハルに
悪趣味な呪いの覆面を着けてしまったさ!」
「心の中の私はショックだった。
弱った私の精神はディグダくんに取り込まれ同化してしまった。
すると妖怪穴掘り男は呪いの覆面をつけたことを後悔し、
おハルへ人類ディグダ化計画を誓うポエムを書いたのさ…。
後は皆さんの知っているとおり、オーキド様によって
妖怪穴掘り男は封印され、千年後再びこの世に現れた」
「しかし今回、私の肉体が黒こげになり死にかけたことで、
私達の精神は分裂し、
ディグダくんは私の体から離れてしまったらしい」
「なるほど…それでアナタは自分を取り戻すことが出来たのね」
「じゃが そうなるとディグダくんはいずこへ?」 |

ミクリ「…しょせんはディグダの成れの果て。
ディグダの群れに紛れ込んだか、はたまた別の人間にとりついたか。
どっちにしろ地道に探すしかないな」
ハルカ「なんだか気が重いなぁ…」
シゲル「なに言ってるんですか!ディグダの樹ですよ!
ヤツはおそらくまだディグダの樹にいるハズです!」
ヒトミ「そうね!戻りましょう!ディグダの樹へ!」 |

そのころディグダの樹では・・・
「やぁ!よい子のみんな!
僕がうわさのディグダくんだよ!!
ディグダくん、ヒトミとかいうババァのせいで
もうさんざんなんだよ!!」 |

「だ〜〜れ〜〜が〜〜、
ババアだってぇ〜〜!?」
「はうぁっ!?」 |

ディグダマン「はぁ〜、ボスはいなくなっちゃたし、
ボク達どうなっちゃうのかな〜」
カイリキディグダマン「えいっ!えいっ!
あーあ、またゲームオーバーだよ」
ディグダくん「シェーーーッ!
た、助けてくれーッ!!」
ディグダマン「そ、その声はボス!?
しばらく見ないうちに かわいくなっちゃて!」 |

「まてやーッ!このディグ公が!」
ディグダマン「わー!
またコイツら来たーーー!」
ディグダくん「ピピピ〜ッ!!
待てって言われて待つバカがいるかよーだッ!」
ミクリ「聞いてくれ しょくん!
ディグダくんは全てのディグダ系を操作できる能力がある!
つまりディグダくんなら
ディグダの樹を止めることができるんだ!」
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コゴミ「なんですって!」
ならば、絶対にディグダ君を捕まえないと…!
ここは出番のないあたしにまかせなさいッ! |

「ディグダくんロックオン!!」
コゴミはムチでディグダくんの手を捕まえました。
デイグダくん「いや〜んッ!」 |

「こら!逃げるな〜〜ッ!」
私たちはムチでしばられたディグダくんを追って
立ち入り禁止の部屋に入りました
ヒトミ「さぁディグダの気を活動停止させないさい!」
ディグダくん「ニヤリ!
残念だったなババア!」 |

「えいやッ!」
「うぎゃーーーー!変な映画はじまったーー!」
「フフフ!
これぞ我が監督した超大作映画!
これから流れるドッキリ映像に
キサマら常識人が耐えられるかな!?」 |

ポケットモンスターちぢめてポケモン!
海に森に町に、
その数は100、200、300、
いや、それ以上かもしれない!
そしてこの少年、
ディグダタウンのディグダ!
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ディグダ博士から最初のポケモン「ディグダ」をもらい、
ふるさとディグダタウンを後にしてバトル&ディグダ!
最強のディグダマスターになるために、
出会いと別れを繰り返し、
ディグダの旅は続く!
続くったら続く!
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「も、もうダメ…
グフーッ!」
「シゲルくん!」
「ワハハハハ!どうだ!
オマエら常識人には耐え難いだろう!」
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ヒトミ「クッ…、一体どうすれば…」
ハルカ「ヒトミさんちょっと!」
「このままじゃ全滅です!
私にいい考えがあるので、まかせてもらえませんか!?」
「え!?それって…」
「えい!」
「キャッ!」
ハルカちゃんはディグダくんを私にムリヤリかぶせました。
「ディグダくんの精神の中に入って、
ディグダを逆に支配するです!」
「ええ〜!そんな〜!」 |

ヒトミ「ハッ!?ここは…!?
私はディグダの樹にいたハズ…」
?「ここはディグダくんの精神世界…
アナタはディグダくんにとりつかれたのよ!」
「誰!?」 |

「は〜い♪
私はディグダくんの善なる心、
ディグダちゃんよ!」
「って無視しないでよ!」
「ヒトミさん!
私を精神世界にいるディグダくんに会わせて!
そうすれば善なる心のディグダちゃんが
ディグダくんの精神をのっとることができるわ!」
「えっ、ホント!?」
?「そんなことはさせないぞ〜」
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ヒトミ「なっなによアレは!?」
ディグダちゃん「ディグダくんの
マインドスナッチがはじまったのよッ!!
戦ってヒトミさん!!あのオバケに打ち勝たないと、
アナタの体はディグダくんにのっとられてしまうわ!」
「ぐ…ぐわ〜ッ!」
シゲル「た、大変だ!
ヒトミさんがどんどん筋肉りゅうりゅうになっていく!」
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「戦うしかないのね・・」
「ライトセーバー 一文字切り!」
「ヒトミさんガンバ!」 |

「ゲゲェー!
斬ったのにまた元に戻っちゃった!」
「キャ!」
「ヒトミさーーん!」
「…ハッ! この舌の上で柔らかくとろける味は!!」
「食える!」
ディグダオバケはおいしかった。
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「よくも子分を食べてくれたな〜」
「キャー!ヒトミさん!
オバケの親分が出てきたわ!」
ヒトミ「こいつはうまそう…、
いや、手ごわそうね!」 |

「一口サイズ切り!」
「うん、これは確かにウマイ!
ハッ!この感じは…ヒトミさん!その親分オバケの中に、
ディグダくんが隠れているわよ!」
「なんですって!?」 |

「よーし こーなったらー、
奥義!ケーキ十六分割斬り!!!」
ズバッ!!
ディグダくん「わーい!
見つかっちゃったよー!」
ケーキの中からディグダくんが出てきました。
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「ディグ公てんめぇ〜!」
ディグダくん「な、なんだよう!
やろうってのかコノヤロー!」
ディグダちゃん「ディグダくん!
今までよくも私を精神世界に閉じ込めてくれたわね!」
「ハッ!お、オマエはディグダちゃん!?」
「こんどは私がディグダボディを操る番よ!
アンタはここでおとなしくしてなさい!」
「そ、そんな〜」
そういうと二匹のディグダの体は輝きだし、
私は現実世界に戻っていました。
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ハルカ「ヒトミさん!!戻ってきたのね!
うわー!このままヒトミさんが筋肉もりもりになって
しまうかと思ったわ!」
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「ところで、このリボンをつけたディグダくんは?」
「私は乙女妖怪ディグダちゃん。
私とディグダくんは二つの精神でひとつの体を共有してるの。
わがままなディグダくんによって、
長い間私は精神世界に閉じ込められていたけど、
ヒトミさんのおかげで表に出ることができたわ!」
ヒトミ「みんな、この子は味方だから安心して!」
ハルカ「そうなんですか!よろしくねディグダちゃん!」
「で、ディグダちゃん、
このディグダの樹をなんとかしてもらいたいんだけど…」
「えっ!?私そんなことできませんよ…」
「え…」 |

「あっ、そうだ!精神世界にいるディグダくんに
やり方を聞けば なんとかなります!
ディグダっくーん!精神世界にいるディグダくーん!
・・・・・・あれ? いないなぁ」 |

「ディグダくーーん!ディグダくーん!
ってうわー!コイツめっちゃくつろいでる!
ムカつくー!」
ディグダちゃんは自力でディグダの樹を操り、
地下深くへ封印しました。
樹の効力がなくなったことで
人々の洗脳はとけ人類ディグダ化計画は終わりを迎えました。 |

長かった私たちの戦いも終わりになりました。
ハルカ「ありがとうヒトミさん!
このご恩は決して忘れません!」
ハルカちゃん達はディグダの樹に残っていた
大金を使って神社を建て直すそうです。
記憶を失ったままのシュウ君は
ハルカちゃんと行動を共にするそうです。
ミクリさんとコゴミさんは、アイドルグループを立ち上げ、
その後数々の大ヒット作品を生み出しました。
ヒトミ「これで・・・・終わったのね・・・・・」
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タケシくんは・・・
デスレーザーの後遺症で脳だけがブタ犬化していました。
タケシ「ハッハッ!!
なんなりとご命令をお申し付けくださいご主人様!」
コゴミ「やめんかい!
このバカ犬ッ!」
その日、世界が平和になったのと同時に、
タケシくんは帰らぬ人となったのでした。 |

ディグダの野望
完 |