今までインターネットは非リアル→はてなブックマーク、リアル→facebookという感じで、Twitterってノイズが多くどっちつかずの中途半端な印象があって敬遠していた。それに、ネットで愚痴るほど私は意識が低い人間ではないと思っていた。それに間違いはないのだが、私はTwitterをかなり誤解していたのだ。
Twitterは利用者数が多く、玉石混淆ではあるのだが、トップランクの人間が沢山いる。各分野の一流のプロが、気軽にヴァリューのある意見を呟いている。これほどまでに一流の人間が自由にモノを話せる場所は、インターネット上ではTwitterしかない。
つまり、その上澄みだけを掬うキュレーション能力があれば、Twitterは意識の高い人間には天国である。能動的な人間にマッチしたSNSなのだ。
今まで私がはてなを利用してきたのは、そのノイズの少なさと、ダイアリー時代のアカデミックな雰囲気の残り香からであった。確かにはてなは全体で見たら一定レヴェルのクオリティは保っている。だが、同時にトップランクはいない。あくまで中の上〜中の中に利用者の大半が含まているように思える。であるから、消極的に利用するならはてなは悪くはないのだが、私のように能動的にインターネットを利用したい人間にとってはやや物足りなさを感じてしまう。
はてなの代表的サービスであるはてなブックマークなんかは、まさにその消極性を具現化したようなサービスだ。他者の意見を媒介として自分の意見を発信する。それは楽であるが、クリエイティヴではない。そして、古き良きはてなダイアリーの火がついえようとしているなう(Twitter流のジョークの一つ)、向上心のある人間がはてなに居続ける積極的な理由はないのではないかと、私は考えてるなう。