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タケシ初登場は第5話「ニビジムのたたかい」からですが、この話からまずメチャクチャです。 まずニビジムリーダーのムノーは究極のポケモントレーナーを目指して旅に出ているため、長男のタケシがブリーダーの夢を諦めてジムリーダー家業を引き継いでいます。 しかしムノーは究極のポケモンマスターを目指して旅に出たものの全くものにならず、家に戻る事も出来ずにニビの郊外で石を売って生活しているという設定です。 (石繋がりでマンガ『無能の人』のパロディ。) |
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そんなタケシの前にサトシが挑戦しにきます。
タケシ「何者だ?」
暗い部屋で正座し硬直している、まさに石のような堅物です。 |
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サオリ「私ニビシティに住んでてね、いつも声をかけられていたの。
どうやら、この堅物はジムリーダーの仮面を付けていたようです。 |
タケシ「オマエそのポケモン(ピカチュウ)と、どのくらい付き合ってるんだ?」
サトシ「えっと、二週間ぐらいかな。」
約13日もサトシとカスミはトキワの森にいた事が判明します。 かなりいいかげんです。 タケシはイワークを出し、サトシはピカチュウを出します。 どうやら脚本家は電気と地面の相性を知らなかったようです。 イワークのしめ付ける攻撃に負けたサトシとピカチュウがどうしたかというと、ピカチュウに大量の電気を与えて強制パワーアップさせるという反則行為に出ます。 |
サトシ「テッセンさん、このバッジはお返しします。
さっきのジム戦は間違いだったんです。」
しかししょせんは付け焼刃、またしてもイワークのしめ付ける攻撃でピカチュウはダウン。 勝敗が付いたと思ったその時、ピカチュウの電撃でスプリンクラーが作動しイワークに大量の水を浴びせます。 そこでカスミのナイスアドバイス。 |
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カスミ「サトシ! 今よ! 岩系のモンスターは水に弱いのよ!!」
地面タイプは無視しつつ、岩タイプが水に弱いことはバッチリ!! ポケモンをモンスターと呼んでるところも笑えます。 形勢逆転したものの、サトシはスプリンクラーでの勝利は実力ではないと言ってジムバッジを受け取りません。 ですが、自分の代わりに夢を叶えてほしいとタケシはバッジを渡します。 |
そこへ突然タケシの父であるムノーが現われて、「自分が家に戻るからオマエは自分の夢を追え」と告げます。 ムノーにどんな心境の変化があったのかは一切書かれてません。 タケシの気持ちぐらいなら、ずっと前から知っていたのではないでしょうか? とにかく、こういったテキトーな話によってタケシは旅に出ました。 (どうでもいいですが、この話だけジムリーダーをジムトレーナーと呼んでます。)
なお、この話の小説版では旅に出たいタケシの気持ちを察した弟達が、タケシがマサラタウンのトレーナーに4連敗したことを口実にむりやりニビから追い出すという人情話に書き直されてます。 |
最高のポケモンブリーダーになるための旅に出たタケシですが、ポケモントレーナーのように、ゲットとバトルを繰り返し大会に出て優勝を目指すという明確な目標が決められていないためか、何もしないまま十数話が過ぎます。 背景化が進むタケシでしたが、ようやくタケシの話が作られたのは28話「ロコン!ブリーダーたいけつ!」です。 そこでタケシは現在1ブリーダーのユキに弟子入りを志願します。 上京して業界bPに弟子入り、ありえる話です。 一応この時点ではここがタケシの旅の終着点となってます。 しかしロケット団のよけいな活躍でユキさんは自分は勉強不足だったこととを悔やみ海外へ旅に出ることになります。 |
ユキ「ここにいたんじゃ見えない事もいっぱいあるから、
タケシ君も旅を続けて欲しいな。 これからはライバルよ。」
タケシ君、いっしょにいきましょうとか言わないのがいいですね。 タケシのブリーダーとしての素質を見抜いたユキさんは自分のロコンを預けることにします。 これでタケシの目的は最高のブリーダーになるための旅を続ける事と、ロコンを立派に育ててユキさんに返すことの二つに変わったわけです。
(ところでこの後、ユキさんのロコンをタケシが自分のモンスターボールでゲットするのですが、後付のボール設定と矛盾します。) |
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再び旅に出たタケシでしたが、また背景化が進み、いつしかお姉さんキャラの引きたて&バトル解説役になっていきます。 そんないらない子のタケシに転機が訪れました。 オレンジ諸島への旅に同行したタケシは南の島で出合った美女と(一方的な)恋に落ち、島に残る事を決意します。 |
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「ここにいると、ポケモンの新しい面をいっぱい見られそうだしな。
トレーナーとしてもブリーダーとしても興味をそそられるんだよ。」
ウソつくな。
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タケシと別れる事になったサトシ達ですが、なぜか二人とも笑顔です。
ピカチュウにいたってはバンザイをして大ハシャギでした。
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あらゆるものを捨てて南国ライフに生きようとしたタケシですが、数ヵ月後にマサラタウンで行き倒れになっているところを現地の女性に発見されます。 どうやら心に深い傷を負ったらしく、しばらく放浪の旅を続けていたみたいです。
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偶然か運命か、タケシを介抱していたのがサトシの母親だったことから、タケシはサトシは再び再会し、サトシの旅に再び同行することにします。
タケシ「全く、二人とも全然成長してないなぁ。
やっぱりオレがいないとダメなんだよなぁ」
サトシ「え?タケシ、いっしょに行くの?」
タケシ「あたりまえだ!少年少女よ西を目指せ!」
どうもサトシはいっしょに来て欲しいとは思ってなかったようです。 |
タケシは再びブリーダー修行の旅を開始し、サトシの旅に強引に同行します。 どうやらタケシはポケモンセンターのパソコンでメールをしていたらしく、ユキから帰国した後で大会にでるというメールを受け取ります。 いつの間にメールアドレスを交換したのか、全くの謎です。 大会会場で立派に育ったロコンを返したタケシですが、ユキはヒビキという学生の頃から考えの違うライバルが居たらしく、ロケット団の余計な活躍で二人はお互い協力して店を出す事になり、タケシはそれを祝福して再び旅に出ます。 ロケット団は最高ですね。
そしてサトシのジョウトリーグが終わり、サトシは母へ成績の報告に、カスミは姉から留守番を頼まれ、タケシは父親に呼び出され、三人は実家に戻る事になります。 |
ニビに戻ったタケシは蒸発していた母親が戻ってきたことを知り、ジムリーダーを目指す弟のジローにイワークを託してホウエン地方へ旅に出ます。
タケシ「岩タイプを極めたいなら、イワークほど育てがいのあるやつはいないよ。」
ジロー「ありがとう兄ちゃん。 オレ、がんばって兄ちゃんみたいなトレーナーになる!
兄ちゃんもトップブリーダーになれよな!」
母親が戻り、跡継ぎができた事で、タケシを縛る問題は無くなりブリーダーへの夢へまっすぐ進めるようになりました。 |
タケシはホウエン地方へ旅に出て、またもやサトシの旅に同行します。
サトシ「いったいどうしたんだ? 家に帰ったんだろ?」
タケシ「ウチには帰ったよ。 でもじっとしていられなくてさ。
オダマキ博士から、サトシがカナズミシティに向かってるって聞いて、
追っかけて来たんだ。」
ストーカーかオマエは。
きっとタケシはサトシがホウエンに行く事を予想していたに違いありません。 |
ホウエンでの旅が終わったサトシ達は、次の目的も決まらないままそれぞれの実家に戻ります。
サトシがマサラタウンに戻ってくると、なんとその日にマサトが、次の日にハルカがやってきます。
サトシはもう一度カントー地方を旅することを決め、再び三人で旅に出ます。(途中までカスミもいっしょ。) |
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一行がニビを華麗にスルーしてお月見山まで来るとタケシが追いかけてきます。
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「だれか忘れていませんか?」 |
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「あ、ごめ〜ん忘れてた!!」
(チッ! 今度こそサヨナラだと思ったのによォーーッ!!)
なんて思っていたに違いありません。
そんなワケでカントーでの旅に同行したタケシですが、やはりコレといって何かをやることもなく、たんたんと食事を作ったり審判をしたり解説をしたりする日々が続きます。 |
そんなタケシですが、いっしょにポケモンの傷の手当てをしていたオーキド博士から、ブリーダーの実力を高く評価されます。
博士「ところでタケシ、オマエさんの手当て、実に見事じゃったぞ。 初めて接するポケモンに信頼され、全てをゆだねられるなんぞ、なかなかできることではない。 旅を続けながらずいぶん精進したんじゃのう。その調子でこれからもシッカリやるんじゃぞ。」
タケシ「は、はい!」
タケシは影ながら努力を続け、ブリーダーとしての実力が付いていたそうです。 |
最高のブリーダーになる旅に終わりはないですが、ひとまず一人前になったことがわかりました。
カントーの旅が終わり故郷へ帰ったタケシですが、タケシの挑戦はこれからも続きそうです。 |