最終更新日 11年12月11日

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12年10月27日 「アニメの規制と修正」

 

先日ポケスマで定額制映像サービス『Hulu』が紹介されましたが、その紹介に使われた映像が過去ポケスマ内で放送された1話のデジタルリマスター版だったので、もしかしたら全話最新修正版かなと思って登録して1話を観てみたところ…、1話はキッズステーション等で放送されてるいつもの修正版でした! がっがっが! 2話を観たらビックリ、本放送のオープニングではないですか!!


 
 CGじゃないエネルギー。

ユンゲラー「フーディン!!!

チュッ!テレビ東京

それで、確認したところ2話から37話(メタモン回)までが本放送に限りなく違い最新修正版でした。 解説しますと初期のポケモン1話から37話までは「ポケモンショック」の規制を受けて複数のバージョンが存在します。



本放送版 実際に地上波で放送されたオリジナルバージョン。 レンタルビデオ出たが事件後に回収された。 良い子のみんなは録画したテープを見ちゃいけないらしい。 やまちゃん&レイモンドとの約束だゾ!

規制版 点滅や発光、激しいカットの移り変わりに規制を入れたバージョン。 現在レンタルショップで流通しているビデオテープや地上波の再放送の他、海外版の元としても使われているので大半はこの規制版を見ている。 OPの「ポケモンゲットだぜ!」のカットがCGに変更、「なかなかなかなか…」の連続カットが4分割に変更されている。 (39話以降のOPと同内容) 1話のピカチュウの初電撃シーンが数枚の繰り返しなのが特徴。

  
 本放送版(左)と規制版(右)の比較。 本放送版では めまぐるしくキャラクターが入れ替わる印象的なカットだったが規制板では4分割で表示され発光が抑えられてしまっている。

修正版 上記の規制版に一部CG処理を加えたり元に戻したりした修正版。 主に発光シーンで画面全体が暗くなる規制が緩和された。 キッズステーションでひっそりと放送されていた。
  
 規制版(左)と修正版(右)の比較。 背景がまぶしく光るカットで明るさが元に戻っている。


Hulu版 おそらく本放送版を元に修正が必要な部分のみ直されたオリジナル版とほぼ同じ内容。 ただし1話のみ上記修正版の流用。 もしかしたら近年の再放送や食玩DVDでもこのバージョンかもしれないが、とりあえずHuluで全話観れるのでHulu版と名付けておく。
  
 「アオプルコ回」でカスミがサトシにボールを当てるシーンでは一瞬のあいだに次々と絵が切り替わり、途中にサービスカットが混ざっている。 (左の画像はGIFの仕様のためかなり間引いている) 規制板と修正版ではボールにぶつかった瞬間のカットは右の1コマのみで表現されていた。 ふざけんな。

 
 思い残すことは何も無い。

 「ていうかこれ本放送そのまま配信してんじゃないの?」と、お思いのかたもいるだろうが、「ポケモンタワー回」でドラを叩くカスミのサスペンダーが修正されてるところを見る限り、作画ミスの修正版があればそちらを使っているらしい。 正直ミスのままでもいいのだが。
   
 ↑左から本放送、規制板、Hulu版。 規制板で直された本編のミスは反映されているようだ。

   
 ↑左から規制板、修正版、Hulu版。 規制板では静止画になっていた背景が修正版では色味を抑えることで点滅が復活。 Hulu版で点滅が完全復活となった。

 
 この他、アイキャッチのエフェクトや、ヒットエフェクトのアニメ、フラッシュしてからのカットイン等、本来あった細かい演出やアニメーションが見ていて楽しい。

デジタルリマスター版 上に同じく本放送版とほぼ同じ内容の上に映像を再調整してハイビジョン化。 2012年4月に1話のみ地上波で放送された。 色鮮やかでアナログのにごりが無いのが特徴。 Huluで1話のみ修正版なのは上位版と言えるこのリマスター版があるからかも。
  
 修正版(左)とデジタルリマスター版(右)では背景の鮮やかさが違う。

  
 Hulu版同様、修正版(左)では戻ってなかった背景の動きが戻っている(右)。

   
 ピカチュウ初電撃のカットは規制板(左)では画面が暗くフレームを極端に落とされいた。 修正版(まんなか)では画面の暗さを戻し、CGで効果を加えることでフレームの少なさをごまかしていた。 リマスター版では落としたフレームがもとに戻り、発光するの瞬間のフラッシュも復活した。



バージョンが複数ある原因は規制板のリリースが早すぎたことだと考えられます。 1997年12月16日に「ポケモンショック」が起こり映像表現ガイドライン(参考リンク)が公式発表されたのが翌年98年4月。 規制板は98年2月にレンタルリリースされたため、ガイドラインにのっとった細かい調整はできず、問題になりそうな箇所はとりあえず全部規制するしかなかったと思われます。 DVDがレンタルの主流になってもDVDをリリースしなかった初期シリーズが今になって修正されデジタルリマスター版も作られたということは、今後初期シリーズに何か動きがあるのかもしれないですね。


なお39話(ピカチュウのもり)以降の「ポケモンショック」以前に作られた話も規制が入っているカットがありますが、修正されていないようです。 (「ピカチュウのもり」での過去エピソードの回想や「たいけつ! ポケモンジム!」での雷シーンがわかりやすい) 39話以降は映像表現ガイドラインが作られた後に発表した作品なので直さないのかもしれません。 初期シリーズは話も面白いものが多く、今回動きの軽快さも戻ったのでこれを機会に再視聴するのもいいですね。 37話本編終了後に「でんのうせんしポリゴン」の予告が普通に流れるのも貴重です。 予告は流してもいいんですね。
 





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