ヤンゴン=五十嵐誠
2015年5月16日20時58分
ミャンマーに住むイスラム教徒のロヒンギャ族らが乗った船が周辺国に漂着している問題で、ミャンマーのイェートゥ情報相は16日、朝日新聞の取材に「これは難民問題ではなく、周辺国との間で起きている違法な人身取引の問題だ」と語った。ミャンマー政府はロヒンギャを迫害しているとの批判に反発している。
マレーシアやインドネシアに漂着した船にはロヒンギャ族と民族的特徴が近いバングラデシュ人も乗っていたとされる。ミャンマー政府はロヒンギャ族を自国民とは認めず、バングラデシュ人移民とみなしており、イェートゥ氏は「漂着者らが『ミャンマーから来た』と言うだけでは、彼らの主張を受け入れられない」と述べた。
また、イェートゥ氏は今月29日にタイが主催するロヒンギャ問題への対応を話し合うための関係国会合に関しても、「(地域の国際犯罪としての)人身取引問題の協議であるなら出席する」と言及。大統領府幹部も朝日新聞の取材に「『ロヒンギャ』がテーマなら参加はしない」と断言した。
同幹部は「移民らは他国への移住を試みてはミャンマー政府に迫害されたと主張する。だが、政府がいかなる人々も差別していないのは明らかだ」と述べた。(ヤンゴン=五十嵐誠)
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