上場企業が株主への配当を増やしている。2015年度の配当総額は過去最高だった14年度を上回り、初めて10兆円を超える見通しだ。設備投資など将来をにらんだ投資も活発で、企業が資金を必要以上にため込まず、株主還元(総合2面にきょうのことば)や成長投資に振り向ける動きが広がっている。配当の増加は今春に相次いだ賃上げの動きとともに、国内消費を下支えしそうだ。
15日までに14年度決算を発表した上場企業約…
クレディセゾン、日産自動車、アマダホールディングス、前川輝之、東日本旅客鉄道、前期、株式配当、三井不動産、富士フイルムホールディングス、三菱電機、トヨタ自動車、パナソニック