【北京＝大越匡洋】中国が主導するアジアインフラ投資銀行（ＡＩＩＢ）の発足に向けた協議が大詰めに入る。創設メンバーの57カ国は20日からシンガポールで首席交渉官の会合を開き、６月中の設立協定締結をめざす。出資比率や投票権、理事ポストを巡り、中国と欧州勢の綱引きが続く。欧州勢が求める発言権の拡大に、中国は難色を示している。
「域外から参加する国への出資比率の割り当ては計30％に引き上げ、理事ポストも…
AIIB、中国、シンガポール、習近平
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