日本モノレール協会の役員たちが、韓国発の都市モノレールとして先月開業した大邱都市鉄道3号線の設備やシステムを視察し、車両への試乗を行った。
大邱市が15日発表したところによると、日本モノレール協会の日野祐滋・専務理事や関連会社の役員など約20人は、今月14日午前、大邱都市鉄道3号線の車両基地を訪れ、設備を視察した後、車両に試乗し「3号線はモノレール技術を画期的に発展させた」と絶賛したという。
一行はこれまで、モノレールのシステムに適用した技術の面で大きな変化を生むことがなく、各路線とも大きな差がない中で、大邱都市鉄道3号線は▲緊急時の脱出設備▲車両内の消火設備▲火災に関し強化された安全基準の適用▲車内のデザイン▲無人運転システムの適用▲窓の曇りを防止する装置-など、新たなモノレール車両のモデルを実現した、と評価した。
日本モノレール協会の関係者は「車両や駅舎の構造、路線のデザインが、都市によく合った形で建設され、美観上もとても優れている。これまで、モノレールについてPRする際には、沖縄都市モノレール(2003年開業)をモデルケースとして紹介してきたが、今後は大邱のモノレールを紹介するようになるだろう」と話した。