3年ほど前まで「白髪そのままでもいいじゃない」と言っていました。
いざ自分の頭が白髪になってみると、その哀愁の漂いっぷりに愕然。
あの頃はわかってなかった、ゴメンナサイ。
しかし、染めれば染めるほど髪も地肌も傷んでいくというのも切ない話。
そこで目をつけたのが、ヘナカラー。
使えば使うほど髪が丈夫でツヤツヤになるというのですから、すばらしい。
今回私がヘナで染めるために使った物や手順を公開いたします。
※この記事は旧ブログ2014年12月掲載記事を元に書き直しました。
用意するもの
- 床に敷くもの(ビニールシートや新聞紙)
- ビニール手袋
- シャワーキャップ
- 保温用タオル(汚れてもいいもの)
- バスタオル(汚れてもいいもの)
- ワセリン
- ヘナを混ぜる容器(洗面器やボウルくらいの大きさ)
- ハケや目の粗いクシ
- 汚れてもいい服
- 鏡
- ヘナカラー(ロングヘアで100g)
左から保温用タオル、ヘアキャップ、ビニール手袋、ヘナ液
▽私が使用したヘナカラー
※この色はヘナ100%ではなくHC染料というものが少し混じっています。
1.ヘナ液を作る
ロングヘアの私は、粉末100gと500gくらいのお湯を用意。
ぬるま湯の代わりに紅茶を入れると髪にツヤが出るという情報があったので、お湯に出がらしのティーパックを入れておきました。
ボウルにヘナ粉末を入れ、ぬるま湯を少しずつ足しながら混ぜます。
最初は抹茶色でしたが、時間が経つにつれて赤味を増していきました。
マヨネーズくらいの固さが塗りやすいようです。
私は塗りやすさを考えてゆるめのチョコレートフォンデュくらいの固さにしました。
液ダレしやすかったので、今度はマヨネーズくらいの固さを目指します。
ヘナ粉末をお湯で溶いてからしばらく置いておくと酸化して発色が良くなるそう。
私は髪に塗り始める40分前に作りました。
2.髪を濡らす
私は水スプレーなどで濡らすのはまどろっこしいので、お風呂場でお湯シャワーをして濡らしました。
びしょ濡れだと液ダレしやすいので、バスタオルで適度に水分を吸い取っておくと良いです。
3.皮膚を保護する
髪の生え際で染まったら困るところにワセリンを塗ります。
そうすると、もしヘナ液がついても洗い流せばきれいに落ちるように。
4.ヘナ液を髪に塗る
白髪の気になる生え際から塗っていきました。
目の細かいクシしかなかったので、梳くというというよりは、クシで液をすくって髪にのせる感じに。
生え際に塗り終わったあとは、ビニール手袋をはめた手で大胆に液をすくい、髪全体にベチャッとつけていきました。
ヘナのいいところは、地肌につくのを気にしなくていいところです。
(通常のヘアカラーは、地肌への刺激を避けるためにつかないようにしないといけませんよね)
ヘナには洗浄作用があるそうで、髪と地肌に揉み込むように塗って洗い流すというシャンプー方法があるくらいだそうです。
ついでに眉毛にも少し塗っておきました。
※別の日に撮影した写真です。
5.時間を置いて流して乾かす
基本の放置時間は1時間〜3時間と書いてましたが、オーバータイム(これ以上置いてはダメという時間)は無いようで、寝る前に塗って朝までそのままという方法もできます。
私は今回、事務作業をしながら3時間放置しました。
たまに液ダレしてきたので、それを拭いながら。
途中から拭うのがめんどうになって、汚れてもいいフェイスタオルを首に巻きました
洗い流すのは素手でも良いようですが、多少爪周りが染まるという情報があったので、私はビニール手袋を履いて流しました。
(なぜか手袋は青い色に染まっていました、ピンクベリーという色だからかと)
15分かけて洗い流しましたが、いつまでも色のついた水が出続けるので、キリの良い所で洗い終えることにしました。
クエン酸や酢などでリンスをすると色留めになると聞いたのでやってみたところ、髪をつけた液が黄色に変色しました。科学の実験みたいで面白かったです。
ただ、もしかしたらせっかくピンクベリーに染めた髪がイエロー寄りになってしまうのでは…という心配がうまれたので、さらっとかけてササッと流しました。
乾かしたら髪を拭いたタオルが少しピンクに染まりましたが、洗うとすぐ落ちました。
ちなみに乾かすとき・乾いた後の髪は新鮮な畳のニオイに似ています。
これをクサイと思う人もいるでしょうが、私はキツい香料よりも自然でいい香りだと感じます。
…ロール状の干し草が置いてある草原にいる気分になれます。
乾かすときはゴワゴワしてひっかかりました。
乾いたあと、傷んでいない部分はサラサラしています。
白髪はワインレッドのような深い色に染まっていました。
自毛と比べると明るい色ですが、その色の違いが気に入っています。
パーマを繰り返して傷んでいる裾のほうは、少し明るい色に。
全体としては「自毛に光があたったときほんのりローズ色になる」という状態になりました。
こうして写真を撮ってみると、根元の方はツヤが強くなった気がしました!
自分で染めてみた感想
私の塗り方が下手なのかもしれませんが、服に少し液がつきました。
素材や色によっては、洗ってもシミになる可能性があります。
染めるほど髪がきれいになると思うと、これからも続けようと思いました。
これから挑戦したい方の参考になったら嬉しいです。