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イギリス人教師が撮影 原発被災地の写真展
5月16日 12時37分

イギリス人教師が撮影 原発被災地の写真展
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原発事故の影響で今も全域が避難区域になっている福島県双葉町の現状を知ってもらおうと、地元で英語を教えているイギリス人教師が撮影した写真展が、16日から水戸市で始まりました。
英語でふるさとを意味する「HOME TOWN」と題したこの写真展は、原発事故の影響で今も避難生活を続けながら双葉町の子どもたちに英語を教えているイギリス人の外国語指導助手、アンソニー・バラードさんとフィリップ・ジェリーマンさんなどが開きました。
会場の水戸市にある茨城大学の図書館には、双葉町などで撮影した作品55点が展示されています。
このうち「3月11日」という作品は、震災の当日、双葉中学校の校庭に避難した生徒たちを撮影したもので、突然の大きな揺れに襲われた恐怖を子どもたちの後ろ姿で表現しています。
また「ピアニスト」という作品は、教え子だった女性が一時帰宅の際に、家の中に置かれたピアノを手袋をしたまま演奏する姿を撮影しています。
アンソニーさんは「日本でも世界でも、震災や原発事故のことが忘れられようとしている。写真展を通じて、まだ終わっていないことを伝えていきたい」と話していました。
この写真展は、水戸市の茨城大学図書館で今月27日まで開かれています。

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