吉田拓史
2015年5月15日12時36分
沖縄の本土復帰から43年を迎えた15日、米軍基地や戦跡を巡る恒例の「5・15平和行進」が始まった。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で翁長雄志知事と安倍政権が激しく対立する中、移設反対を訴えながら2日間で計約22キロを歩く。
平和団体などでつくる実行委員会の主催。普天間飛行場の移設計画場所に近い名護市の「瀬嵩(せだけ)の浜」を午前10時半過ぎに出発した。
出発式では副実行委員長の福元勇司・沖縄平和運動センター副議長が「1952年、日本の主権回復とともに切り離され、復帰後も多くの米軍基地が集中する不条理。こうした歴史を踏まえて行進していただきたい」とあいさつした。三重県松阪市から参加した広瀬大文さん(29)は「報道やネットでは分からない沖縄の気持ちを知るために来た」と語った。
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