JR西:「トワイライト」が豪華に復活 出発式、大阪駅で

毎日新聞 2015年05月16日 10時53分(最終更新 05月16日 11時25分)

旅行会社専用団体臨時列車として出発する「トワイライトエクスプレス」=JR大阪駅で2015年5月16日午前9時50分、幾島健太郎撮影
旅行会社専用団体臨時列車として出発する「トワイライトエクスプレス」=JR大阪駅で2015年5月16日午前9時50分、幾島健太郎撮影

 ◇期間限定 9両編成定員40人 2泊3日で30万円も

 3月に引退したJR西日本の豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」が16日、団体専用臨時列車として大阪と下関(山口県)を結ぶルートで復活し、大阪駅で出発式があった。週1便程度で1年間の運行を予定しており、期間限定で復活した姿を一目見ようと、多くの鉄道ファンが駆けつけた。18日には下関駅でも出発式がある。

 第1便は約500人のファンが見守る中、午前9時50分に大阪を出発した。敦賀(福井県)で折り返し、琵琶湖を一周。下関までの約820キロを約29時間かけて走る。帰路は新幹線を利用する。

 高級客室「スイート」と「ロイヤル」だけの9両編成で定員40人。夕食は明石産の穴子や但馬牛など、西日本の食材を使ったフランス料理のフルコースが味わえる。料金は2泊3日のツアーで1人30万円(2人1室)など。友人に誘われて、初めて乗るという兵庫県西宮市の主婦、川辺文子さん(77)は「豪華な客室と食事、車窓から見える景色が楽しみ」と話した。【戸上文恵】

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