母子5人死亡:部屋にコンロ 無理心中か 愛知・一宮
毎日新聞 2015年05月15日 21時28分(最終更新 05月15日 22時51分)
15日午後1時50分ごろ、愛知県一宮市今伊勢町馬寄山島(うまよせやまじま)のマンション一室で、この部屋の住人の松林麻衣子さん(35)と、9〜15歳の松林さんの子供4人が死亡しているのが見つかった。部屋にはバーベキューコンロが置かれ、中に灰状のものが残されていた。県警一宮署は無理心中の可能性もあるとみて、死因の特定を急いでいる。
同署などによると、死亡した子供は、長女の高校生、春香さん(15)▽次女の小学生、愛香さん(12)▽三女の同、鈴々(すず)さん(10)▽長男の同、信(しん)さん(9)。松林さんの知人男性から15日、「松林さんから自殺をしたいと連絡があった」と通報があったという。署員が駆けつけたところ、居間の布団の上で5人が死亡しているのが見つかった。目立った外傷はないという。
近所の人によると、子供たちが夜になってもマンション駐車場で遊ぶ様子がしばしば目撃されていた。松林さんはマンションでの近所付き合いはあまりなかったという。
【河部修志、山本佳孝、加藤沙波】