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漂流の少数民族受け入れを呼びかけ
5月16日 8時10分

ミャンマーで抑圧されているイスラム教徒の少数民族ロヒンギャの乗った船が周辺国の沖合で漂流しているのが相次いで見つかっている問題について、アメリカ国務省は、周辺国の政府にロヒンギャの人たちを受け入れるよう呼びかけるとともに、ミャンマー政府に少数民族の人権状況を改善するよう求めました。
ミャンマー政府から抑圧されているイスラム教徒の少数民族ロヒンギャの人たちは、周辺国を目指して船で脱出したあと、インドネシアやマレーシアに相次いで漂着していますが、一部のケースでは周辺国が受け入れを拒否したと伝えられ、国連は数千人が船で漂流しているおそれがあるとしています。
この問題についてアメリカ国務省のラスキ報道部長は15日、記者会見で、ケリー国務長官がミャンマーの隣国、タイのタナサック外相と電話で会談し、ロヒンギャの人たちに一時的な避難場所を提供するよう求めたことを明らかにしました。
そのうえでラスキ報道部長は、「海で漂流しているロヒンギャの命を救うために、迅速に行動するよう、周辺国に強く求める」と述べて、周辺国の政府に受け入れを拒否しないよう呼びかけました。さらに、ミャンマー政府に対しては「人々の生活状況を改善するとした約束を守り、ロヒンギャの密航問題を解決する必要がある」と述べて、少数民族の人権状況を改善するよう求めました。

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