蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事
【大リーグ】球児、完璧レ軍デビュー 故障乗り越え235日ぶり登板2015年5月16日 紙面から ◇ロイヤルズ6−3レンジャーズ大リーグは14日、各地で行われ、レンジャーズの藤川球児投手(34)は故障者リストから外れ、即ロイヤルズ戦で今季初登板。昨年9月21日以来235日ぶりとなるメジャーのマウンドは8回の1イニングを三者凡退に抑え、レ軍でのデビュー戦を飾った。レッドソックスの上原浩治投手(40)はマリナーズ戦で9回の1イニングを三者凡退に抑え、今季8セーブ目(2勝1敗)をマーク。ジャイアンツの青木宣親外野手(33)はレッズ戦の7回に代打で出場し、二ゴロ併殺打に倒れた。 上原に続く日本人2人目の現役メジャー守護神に向け、藤川が自身の今季開幕を飾った。 3−6の8回。先頭打者を宝刀フォークで一飛に、ダイソンは外角直球で中飛に料理した。続くエスコバルに投じたこの日9球目は、最速の91マイル(約146キロ)内角直球で右飛。三者凡退でレンジャーズのデビュー登板を終えると、苦難の道を知る地元ファンから温かい拍手と歓声を浴びた。 「ホッとした? それはない。自分の持ち場というか、したいところは違うところにあるので。そこにいけるように。いけたら、認めてもらえたとなるので」。共同電によれば、真っ黒に日焼けした藤川は守護神の座に強烈な意欲を見せた。 カブスに所属した昨年9月21日のドジャース戦以来235日ぶりのマウンド−。ここに至るまでの道のりは険しかった。メジャー1年目の2013年5月、右肘靱帯(じんたい)を断裂し、修復手術を受けた。昨年8月にようやく復帰を果たしたが、レ軍と1年契約した今季は、3月に右脚付け根の張りで故障者リスト入り。約1カ月半のリハビリを経て、ここまでこぎつけた。 「(滑り出しは)自分が思っているような形だった。最初の試合だから、もっと良くなっていくと思う」と藤川。今季の意気込みについては「毎日、駄目だったら次はないと思ってやっている。守る気は全くない」と言い切った。 メジャー3年目の34歳にして、本格的に挑戦できる環境がついに整った。 PR情報
|